lostage
P.S.I miss you

[UKQM-001]
\1,470(税込)
qoop music/UK PROJECT
2004.07.21 out

収録曲
1. DAILYNEWS
2. FX 100
3. 少年
4. MINDJIVE
5. 手紙
圧倒的なライブアクトと独自の世界観で国内のみならず海外のさまざまなアーティストとの共演を果たしてきたlostage
エモ,オルタナ,ポストロック,etc……を飲み込んだサウンドと叙情的なメロディーで日本発,海外発信のバンドがここに誕生!!
2001年に地元奈良にてVo/B五味岳久とGt五味拓人の兄弟を中心に結成。 結成後まもなく地元奈良や関西近郊を中心に活動を開始する。
過去2本のDEMOテープを発売。
2003年7月には3曲入りDEMO CDを発売。 この作品はDEMOの完成度を超えていると各方面で絶賛される。 この作品の発売を機にさまざまな方面からの反響があり各イベントへの出演や国内外のアーティストとの共演を果たしている。
ジャンルで言うとエモやオルタナ,ポストハードコア,はたまたギターロックなどという 既存の狭いカテゴリーでおさめられがちだが,英語のような独特な歌いまわしで絶妙な空気感をもつヴォーカル , 2本のギターの絡みから生まれるエッジの効いた轟音なグルーヴ , それらを支えるタイトで骨太なリズム隊 , これらが一体となったlostageの楽曲は唯一無二といえるだろう。
また,まるでジミーイートワールドやサニーディリアルエステイトを彷佛させる 叙情的なメロディーと厚みと深みを兼ね備えた卓越した楽曲はとても平均年令22歳の国内のバンドとは思えないほどの スケールの大きさと将来性を感じる。
lostageの奏でる繊細かつダイナミックなオリジナリティー溢れるサウンドは 決して海外のバンドとも引けをとらないと言っても過言ではない。
これまでモーサムトーンベンダー、54-71など国内の音楽シーンからは異端的な存在ながらも根強い人気と 確かなライブパフォーマンスで好評なバンドや、フラワーカンパニーズ , YO-KING , 銀杏BOYZなど オリジナリティに溢れ , 人気 , 実力共に国内トップクラスのアーティストとも持ち前の圧倒的なステージングで 互角以上にわたりあってきている。
そしていよいよ2004年,7/21にUK PROJECT内に自分達のレーベル qoop music(クープミュージック)を立ち上げ満を侍してデビューミニアルバムをリリースする。
「一度触れたが最後、これだけは確かだ!」
とにかくものすごいのである。ものすごい儚くて、ものすごい激しくて、ものすごい麻薬的で、ものすごい轟音で、 ものすごい展開で、ものすごい歌詞で………あーもうとにかくものすごいんだよ圧倒的に!
このものすごさを私が初めて目の当たりにしてから1年半ほど経つだろうか、 そこかしこに伝えたい衝動にかられながら本格的な音源を待ちつづけていたが、 昨年夏の『DEMO CD』(という名のDEMOにはちっとも聴こえない傑作マキシ)を挟み、 このたびいよいよ1stミニアルバムが手元に届いた。
その名も『P.S. I miss you』――刹那過ぎて聴く前からフライングの涙を流しそうになった。 そして聴いてからは、今度はスピーカーの前で固まってしまった。
あの「ものすごさ」が牙を剥いて襲い掛かってくるような、彼らの凄まじいとこだけが凝縮されていたからだ。 ずしずしとヘヴィに地鳴りを起こすリズムと、空気をばっさばっさと斬り裂く殺陣師のようなギター、 そこにエフェクティヴで心に反響するヴォーカルで「性欲を歌う 機会の群れは 凶暴な理想を前に 少し笑ったよう」 なあんて歌われた日には――絶句しかない。 時にメロウな顔を覗かせながらも、艶っぽいほど強引にロストエイジ・ワールドに連れ込まれてしまう。
エモ、グランジ、NYパンク、ポストロック、音響などなど、いろいろなジャンルを食らう 音楽ジャンキーな彼らの深みの底を、ぐいっと抉った5曲を収録。名刺代わりにしては乱暴なほど素敵だ。 私がつんのめって賞賛してるように映るかもしれない。でも、「一度触れたが最後」、これだけは確かだ。 ライヴでさらなる衝撃を受け、その「ものすごさ」に打ち震え、通いつめてしまうことだろう。そう、私のようにね! 
(ロッキング・オンJAPAN編集部 高橋美穂)