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LUNKHEAD

2019/1/21
CLUB Que25周年企画「THE四半世紀」第1弾20周年開幕第一弾!!
~初ワンマン再現ライブ「おんがくしあわせ」~

LUNKHEAD -oneman-

OPEN 18:30/START 19:00 ADV.¥4,000/DOOR.¥4,500 [1D別]
LAWSON [71962]・イープラス 発売中

Q:LUNKHEAD 20周年おめでとうございます!

小高:ありがとうございます!!
合田:ありがとうございます!! Queとの付き合いもかなりのものになりますね~。
山下:ありがとうございます!! CLUB Queも25周年おめでとうございます!!

Q:ありがとうございます。ほぼ同じ月日を見てきたわけですね。20と25。キリもいい! さて、20年間色々あったとおもいますが、ざっくり振り返ってどんな20年でしたか?

合田:色んな時代を経験できた世代なので色んな事を学べた20年でしたね。
小高:自分が生きてきて、何かちゃんとやったって胸張れることってLUNKHEADだけなので自分の人生そのものな20年だったと思います。
山下:山あり谷ありですが、プラマイで言うと完全にプラスです。今のところ。

Q:達成感としてはどうですか?

合田:小さな達成感は都度ありますが、それより人生というゲームを楽しんでいる感じです。常にチャレンジャーでいたいです。
小高:ん~達成感は全くないです。まだ何も成し遂げられてない。というか、いつでも今からが始まりだと思ってます。て達成感あったら終。
山下:達成感はないです。逆に「達成感があったら、これって終わりじゃね?」とも思うようになりました。

Q:凄く現在進行形て感じがして頼もしいです。キラキラ~ギラギラ感じますねえ。さらに遡って、結成の5年前に考えていたこと、やってたことを思いだせる限り教えてください。

小高:25年前? 14歳の頃か~。ちょうどギターを始めました。バンドを組める環境じゃなかったので一人でギターを練習して、いつかバンドを組むことを夢見てましたね。
合田:楽器はまだ手にしておらず、スポーツと勉強に明け暮れてましたね。
山下:俺は13歳の時ですけど、バンドで「プロ」になりたいと思ってましたけど、家でエアロスミス聴いてました(笑)。

Q:それぞれの少年時代でしたね~。20年経った今でも、確実にバンドのポテンシャルを上げてきてると思います。つまりバンドのピークはもっともっと未来にあるような気がしますが、へし折れない秘訣、向上心の源は?

合田:音楽以外でいろんなものを見て経験して、いろんな人にあって刺激を受けることですね。
小高:へし…折れますよ…笑

Q:えっつ…笑

小高:けどもっと良いバンドになりたいし。向上心の源は、メンバーみんながライバルってことですかね? チームなんだけど、こいつには負けん! みたいなのをお互いが思いあってる感じです。信頼しあってるけど、だからこそ…互いの信頼に応えたいみたいなところもあるし。
山下:そうですね~どこかで楽観的でないとやってけないのかなあとは思います。それと自由に楽しく生きるために音楽をやっているっていう原点を忘れないことでしょうか。

Q:2003年11月2日、初めてのワンマンライブを下北沢CLUB Queでやりましたね。その頃の空気を教えてください。

山下:インディーレーベル百花繚乱の時代で、CD出してるバンドもいてチャンスがそこら中に転がっていたイメージ。中でもQueは敷居が高くて、初め出るときは緊張しました。けどその分、先輩バンド達もスゴくて、連日面白いイベントに面白いバンドが出てて刺激ありましたね。
合田:下北沢はとにかく勢いのあるバンドが多く、毎日が音楽戦争といった感じでした。「みんなで仲良くやろうよ!」って感じではなく、「絶対にあのバンドを超えてやる!」そういうふうに考えているバンドが多かった気がします。
小高:逆にね、なんていうんでしょう。下北沢はとっても居心地の良い場所でしたし、それに個人イベンターと呼ばれる人達がたくさんいて、ちょっと人気が出るとチヤホヤされて…。それに甘んじてるバンドがたくさんいて「このまま、ここにいると…マズいぞ…」って話をメンバーでよくしてて、俺らは、もっと先に行こう。下北沢を出ようって思ったのも確か…笑。

Q:シリアス・シニカルな面と素朴で謙虚。違う言い方をしたら洗練された都会の男と、力強い田舎の男の両方の魅力を持った4人の男達だと思います。何をどうしたらそんな空気になったんでしょう? そういう部分を意識して作りこんでるところはありますか?

合田:ありがたいことにLUNKHEADはいろんな方に愛されていると思います。それがそう見せているのかもしれません。
小高:洗練された都会の男感あります…か…?? 笑 何でしょうね? 意識したことはないけど、やっぱり高校の同級生だからってことなんでしょうかね? どんなシリアスな曲を作っても、「ええねぇ~めっちゃかっこええやん~」みたいなユルい空気になってしまう…(笑)。
山下:田舎ノリが未だに抜けないだけです!

Q:背高いし男前だし、カッコいい要素だらけじゃないですか…。で、その両極端なカラーの空気感は歌詞の世界にも顕著に出てるとおもうのですが、詩に生活感は意識しますか?

小高:生活感は意識しますね。例えば小説や漫画など、何かからインスピレーションを受けたとしても俺が生きてきて見てきたこと、感じてきたことがあって、そこに照らし合わせて何かを感じるわけで、俺っていうフィルターを通してアウトプットするわけですから常にアンテナを張っていようとは思ってます。

Q:どういうシチュエーションで歌詞が生まれてきますか?

小高:俺は歌詞を書くモードに入らないと全然書けないタイプなんですがなぜか、自転車に乗ってる時に浮かぶことが多いです。

Q:なるほど、自転車感覚いいですね~。同じくメロディが生まれるシチュエーションは?

小高:メロディはギターを弾いてる時に浮かぶことが多いかな。メロディよりも先にギターリフができることの方が多い気がします。意外に…。「詞先? 曲先?」ってよく言いますけど俺はリフ先が多いです。歌詞はなんならメンバーとスタジオに入ってアレンジが固まってきてから書くことが多いんですけど、よく歌詞先だと思ってたって言われます。

Q:メンバーそれぞれが14歳までに影響を受けた音楽を教えてください。

小高:14歳までだと圧倒的にMr.Childrenですね。壮はTHE BOOMかな? 俺以外のメンバーはめっちゃ音楽詳しいので、幅が広すぎてルーツがよく分からない…
合田:当時自分で好んで聴いていた音楽は少ないですが、親が聴いていた井上陽水などのメロディーが綺麗な音楽が当てはまるかもしれません。
山下:THE BOOM、マイケルジャクソン、エアロスミス(笑)。

Q:でた! エアロスミス! 今度年末のカバーナイトでエアロスミスやってください!笑 ところで、バンド活動以外でメンバーで集まったりすることはありますか? あるとしたら、どんなことで?

合田:共通の知人の会合があれば集まりますね。メンバーだけというのはほぼありません(笑)。
小高:最近あんまりないね。バンド活動っていってもライブやレコーディング以外にもグッズ作ったりミーティングしたり収録したりとか含めると本当にめちゃくちゃ一緒にいる時間が長いのでそれ以外で会ってる時間がむしろないっていう。あっ、毎年桜井さんとキャンプに行く!

Q:桜井君キャンプ似合うね! キャンプっていうかサバイバルナイフ片手にどこでも生きていけそう。次回は桜井君単独インタビュを富士の樹海で行いたいと思います…笑。 じゃあ、話の流れで無人島に行くとか、最後に残すものとか色々表現ありますが、何があってもこれだけは手放さないというものを教えてください。

小高:んー、ウイスキー…ですかね…
山下:無人島に行くならタバコを持っていきたいです。
合田:僕はそういう時は逆に全部手放すでしょうね!笑。

Q:ええーーっ!!大笑 では話を変えて、小高君が初めて人前で歌った歌を聞いてもいいですか?

小高:人前…覚えてない…

Q:ですよね。失礼しました。さてロックが人間に与える影響ってどんなものがあると思います?

合田:自分の深部にあるものをえぐってくる感じ、奥から熱いものがこみ上げげてくる感じはロックにしかできないことだと思います。
小高:『音楽でお腹は膨れない』ってよく聞くけど、ロックがなかったらお腹いっぱいでも死んでる人がたくさんいると思います。

Q:なるほど。それは大いにあり得ますねえ。生きる望みとか希望とか。楽しい事が有るから仕事や生活を頑張るみたいなね。

小高:なんだろう? 怒りとか悲しみとか喜びとか、全ての感情を受け止めてくれるものだと思います。
山下:月並みですがやっぱ生き方ですかね。人間にポリシーをもたらしてくれると思います。

Q:そのファンやお客さんにバンド側から望む事があれば教えてください。

合田:あれこれ考えずに直感で楽しんでほしいですね。
小高:ずっと好きでいてください。ずっと好きでいてくれるように頑張ってるので。
山下:楽しく生きて欲しい。

Q:順風満帆に見えたり、常に進化してポジティブに見えますが、LUNKHEADほど多岐な経験をしたバンドはいないんじゃないかなと思いますが、歴史を振り返ってターニングポイント的な事柄をいくつか教えてください。

小高:ターニングポイントしかなかったように思います。うーん、、なんだろう?
ボビーに出会ったことかなあ? そこから色んなことが転がりだした気はします。
ただ、俺たち全くもって順風満帆じゃないですよ…。ようここまで来たな…って感じです。
合田:前ドラムが抜けた時と当時の事務所社長兼マネージャーのボビーが死んだときでしょうね。

Q:前マネージャー湯浅ボビーさんにメッセージを。

合田:亡くなって暫く経ちますが、まだボビーの話になることが多々あります。やっぱり凄い人間だったんだなと。
小高:ボビーが死んで6年半経ちますが、未だにそこらへんにいる気がしてるし、「ボビーだったらどういうかな?」って話をよくするし、何かがあると全部ボビーのせいにしてるし。これからも頼りにしてます。
山下:未だにボビーイズムはこのバンドと直球に根付いてますよ。

Q:前ドラマー石川くんにメッセージを。

小高:龍はまあよく会うし、俺のソロのライブでドラム叩いてもらったりもしたし。何でしょうね? 脱退はしたけど、メンタル的なところでは龍もずっとLUNKHEADって感じだと思います。お互いにね…。高校に入学して出会って、なんかこいつとは一生一緒におるんやろうなって漠然と思ったんですが、ひとつこれからもよろしくお願いします。

Q:いいなああ~。

山下:俺らも負けじと頑張りよるよ、知っとると思うけど(笑)。
合田:楽しんで生きてほしい! その方が龍らしいしね。

Q:変なことを聞きますが、交通事故というバンドというか人間としての危機を乗り越えて何か変わったことはありますか?

合田:怖いものがなくなりました。何事もやってみないとわからないし、文句言う暇あったらやってみる、ダメだったら違うやり方する、って思うようになりました。完全に人間として強く、芯が通るようになったと思います。
小高:事故った後に発売したアルバムのタイトルが『どっこい生きてる』になりかけました。割と本気で。
あと、後部座席でもシートベルトをしないと怖くて車に乗れなくなりました。
山下:ツアー中で、残りの公演をやるか微妙だったんですが、やっぱやるってなった時に俺ら遊びでライブやってるわけじゃないんだなとは思いました。

Q:2018年9月に発売された「小さな反逆」について内容や聞きどころを教えてください。

合田:「小さな反逆」はLUNKHEADの新しい形を追求した曲です。20年バンドを続けてますが、まだ自分たちでも新しいと思えるものを作れて幸せですね。
小高:一応シングルなんだけど、カップリング11曲入ってますからね…(笑)。
リード曲の「小さな反逆」は、今まで俺らが積み上げてきたもの、歌い続けてきたものと、そこから新たに踏み出した新しいLUNKHEADとが融合した曲になったと思います。聴きどころは…全部!(笑) カップリングのライブ音源は、ブートレグ的なものなんだけど、その分ザラッとした俺らのライブの生々しさが伝わると思います。ミックスを俺がしたのでそこら辺も聴きどころかと! ライブ会場で絶賛発売中です!!

Q:20周年(2019年)はどんな1年になるでしょうか。

合田:ここまで続けれたのは応援してくれるファンのみんな、協力してくれる関係者の皆さんのおかげです。だからこそ、恩返しする一年にしたいです。
小高:飛躍の年にしたいですね!! 皆様是非お力添えよろしくお願いします! 楽しいことみんなとしたい!!
山下:もちろん楽しい一年ですが、お客さんにもこれまで応援してくれた皆さんに。

Q:では最後に、それぞれ「キーワード」に対して気になっていることを教えてください。

1.「音楽」
合田:新しい音楽の楽しみ方がいつ出てくるのか
山下:今まで聞き流して来た洋楽の歌詞
小高:…

2.「遊び」
合田:大人の遊びを覚えたい
小高:マリオカート
山下: ん?

3.「人」
合田:40代の自分
山下:ダイムバックダレル
小高:…

4.「趣味」
合田:人付き合い
小高:一人酒
山下:自転車はまってます

5.「国・街」
合田:やっぱり愛媛県だね
山下:パリっす!
小高:アイスランドに行ってオーロラを見たいなあ

OK! 了解です。20周年イヤー大成功させて、お休み取れたら皆で愛媛から自転車に乗ってお酒飲みつつパリ行って大人の遊びして、そこからアイスランドに行ってオーロラ見ながらマリオカートしましょう!
今日はありがとうございました!

インタビュー・文責:二位徳裕

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