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【UKP OFFICIAL INTERVIEW】[Alexandros]白井眞輝 単独インタビュー

新バンド名を発表した初の日本武道館公演を含むツアー“We Don’t Learn Anything Tour 2013-2014”を終え、6/18に9thシングル「Adventure / Droshky!」とDVD/Blu-ray『Live at Budokan 2014』をリリースする[Alexandros]。武道館のことや改名のこと、ニューシングルのことなどは各音楽誌をチェックしてもらうとして、ここではメンバー4人中もっとも寡黙と思われるギタリスト白井眞輝にスポットを当て、個人インタビューを敢行。バンド内での立ち位置やギタリスト個人として、また知られざるプライベートについても語ってもらった。[取材・文/森 泰一(FAMiLIES)]


--バンド名が変わったことによって、バンド内で何か変化はありましたか?

白井:やることは変わらないし、今までのコンセプトも変わらない、メンバーも変わってないし。ただバンド名が変わっただけなんですけど、バンド名が変わったってことは一気に認知度が落ちるので、[Alexandros]というバンド名を広めていかないとねっていう気持ちは、みんなどこかに持ってると思います。知名度が下がった分、なおさら頑張ろうぜって(笑)。

--日本武道館を経て変わったことは?

白井:バンド名が発表できたっていう安堵感は、メンバー間ではやっぱりありましたね。やっと言えたっていう(笑)。それまでガチガチに秘密にしていたので。新しいバンド名を知ってたのは、この世にメンバーとマネージャー2人と社長の7人だけだったんですよ。DVD/Blu-rayのドキュメントにも入ってるんですけど、音響とかテックさんとかのスタッフ周りに伝えたのも武道館の3~4日前、ゲネプロの時だったので。トップシークレットというか重要機密事項みたいな感じで来たので、それをやっと言えた。何と言うか、十字架を降ろした感じですか(笑)。

--初の日本武道館は[Alexandros]にとって、どんな位置づけですか? 意外とあっさりとか、すごい達成感とか。

白井:行くまでの道のりはすごく長かったので、あっさり行ったぜっていう感じはないですけど、武道館を目標にしてきたわけでもないので。もっと上を目指していきたいし、それこそバンドで公言しているグランストンベリー(イギリスで開催されている世界最大規模のロックフェスティバル)のトリっていうところもあるし、それに比べたら規模はそんなに大きくはないところ…なんですけど、されど武道館ですよね。おそらく日本で一番有名なハコだろうし、海外でもよく知られてると思うし。ザ・ビートルズが来日公演をやったとか、エリック・クラプトンが毎回やってたり、歴史がある由緒正しきハコ。そういった意味では、やる前は“通過点です”って思ってたんですけど、やってみたらやっぱり背筋が伸びるというか、光栄に思える所ですよね。憧れてはいなかったんですけど、やっぱりすごい所なんだなって思いました。自分たちは武道館でやりましたって言えることは、結構誇らしいのかなって。これからもやっていきたいですね。あと、言ってないですけどウチの実家のおばあちゃんに“武道館でやったんだよ”って言ったら、たぶん反応があると思うんですよね(笑)。それぐらい日本人だったら誰でも知ってるような所。特別感はバリバリあります。

--バンドとは別に、個人的な目標って何かありますか?

白井:何でしょうね…『タモリ倶楽部』出たいな。どういう企画だったら出してくれるのかなってずっと思ってるんですけど(笑)。

--レコーディング時のこだわりとか決め事はありますか? 音楽的なことじゃなくても、食べ物とか。

白井:あまりそういうのはないですけど、一時期レコーディングスタジオの近くの通り道にネパール料理屋があって、インドカレーとかも出してるんですけど、そこばっかり食ってましたね。行くたびにマネージャーに寄り道してもらうんですけど、気づいたらほぼ毎日食べてて(笑)。

--自分だけ? 他のメンバーも一緒に頼んだりとかは?

白井:基本的に自分だけですね。みんな食べればいいのになって思うんですけど(笑)。自分だけです。あとは別の部屋にこもってますね。それは、こだわりとかじゃなくて、しなきゃいけないことなんですけど(笑)。プロプロが終わってないので、間に合わないから別の部屋にこもって、パソコンを目の前にして弾き続けてます。個人リハみたいな感じで(笑)。

--では、理想のギタリスト像は?

白井:好きなギタリストっていうのはいて、浅井健一さん、すごく好きです。ついこの間、スペースシャワーTVの番組(『Welcome![Alexandros]』)で一緒にセッションやったんですよ。立ち位置が隣りで、アンプから出てくる音を生で聴いて、惚れ直したというか。そのまんまの音でした。ライブ音源で聴くのと同じ。それが、さらにギターだけで聴こえてくるので。それによって、自分のギター人生観というのがちょっと変わりましたね。俺は、あの人のクセとかはわかってたつもりで、それを取り入れてたつもりなんですけど、全然まだまだ…。取り入れられてない部分がこんなにあったかって感じで、さらに追いかけたくなったというか。

--本物を目の当たりにした感じ?

白井:そうですね。知った気でいた自分が恥ずかしいというか“俺、浅井健一のこと全部わかってっから”みたいな感じの自分が、ちょっと恥ずかしかったなって(笑)。“全然わかってなかった、この人のこと”みたいな。言い表しにくいんですけど、マネージャーが言ってた言葉で“あの人のギタープレイ、すごくセクシーだね”って。別に速弾きとか、そういうテクニカルな部分じゃなくて、要は表現力ですね。

--立ち振る舞いとかも?

白井:そうですね。そういうところからの影響は、やっぱりデカいので。あと元レッチリのジョン・フルシアンテもそうですね。そのお二方からの影響は多大に受けていて。

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--どちらも色気がありますよね。

白井:そうですね。歌心があるというか、そういうギタリストが好きなんですよね。ざっくり挙げると、あとスラッシュ(ex.ガンズ・アンド・ローゼズ)と、ジェイムズ・ヘットフィールド(メタリカ)も好きなんですよ。総じてテクニカル系ではないですね。人生というか、生き様も込みで好き、みたいな。ギタリストにとって、バンドマンにとってルックスってすごく大事だと思うんですけど、そういうのをこの方たちから教わったという。昔、自分はルックスに無頓着だったので、こういう方たち…メンバーからもそうですけど教わったりして。まぁいろいろ複合的に憧れてます。特に最初のお二人、その中でも浅井さんはトップです。

--では、ギタリストとして、バンド内での立ち位置とか役割については? 今、挙げていただいたギタリストたちは、みんな花がありますが。

白井:そうですね、難しいですね。花が…ね、ないんでっていう(笑)。自分自身に、そんなに花があると思ってないので。

--でも、特にこの1年間でキャラが完成されてきたと思います。MCの時は寡黙だけど、ライブ後半のグワーッと熱く盛り上がるところで大魔神のようなイカツいキャラになるというか、メラメラと炎が出ている感じ。それがステージの流れの中でドラマを作ってると思うんですが、無意識ですか?

白井:無意識ですね。考えたこともないです(笑)。MCの時なんて、もうたぶん、いかにあの2人(川上&磯部)の邪魔をしないかぐらいしか考えてないので(笑)。でも、それは嬉しいです。

--ギターを持ったシルエット、立ち姿も完成されてきたというか。

白井:あら、そうですか。ありがとうございます。でもギタリストって、そういうの大事かなって常々思うので。弾かなくてもステージにいなきゃいけないってなったら、それが一番カッコいいと思うんですよ。ギタリストなのに弾かないっていうのも、おかしな話なんですけど(笑)。自分にとってのジョン・フルシアンテは、レッチリにおいてそういう存在ですね。

--でも着実に近づいていると思いますよ(笑)。

白井:そうですかねぇ(笑)。それだったら嬉しいですけど。あとはアレですね、街なかでもうちょっと声かけられたいですね。

--最近変わったこととかで、それも聞きたかったんですよね(笑)。

白井:まったく変わんないですよ。全然変わんないです。もちろん、自分たちがツアーで行った先のその日はありますよ。ライブハウスの近くにご飯食べに行こうかなと思ったら、たまたまファンの子に会うみたいなのはあるんですけど。普段、何もない時に下北沢とか渋谷とか歩いてても、別に何もないです。変装とか帽子もなしで、何ならギター持ってる時もあるのに、それでもないです(笑)。よく人からは、話しかけづらいんだよって言われるんですけど、そうなのかなと思いつつも…にしては、なさ過ぎねぇかなって自分では思います。他のメンバーからは、そういう話をすごく聞くんですよ。あぁ、そうなんだ…みたいな(笑)。でも一回、高校生か大学生ぐらいの奴に、いきなり“あ、マーくん”って言われた時は、ちょっと困りましたけどね(笑)。知り合いかと思って“どっかで会いました?”って聞いたら、“あーゴメンなさい、普通にファンです”って言われて。“あぁゴメンね、友達かと思った”ってことはありましたけどね。まぁ…ね、本当は“白井さん”って呼んでねって言いたかったんですけど(笑)。

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--オフの過ごし方は? オフがあるのかという疑問もありますが(笑)。

白井:まったくないことはないです。最近は忙しくて、そんなにないっちゃないですけど。あ、そうだ。英会話に行ってますね。

--世界進出に備えて?

白井:それも含め、でも海外に行くことが増えて、やっぱり英語しゃべれたほうが絶対にいいなと思ったので。カタコトでも全然何とかなってたんですけど、成り立つだけじゃ面白くなくて、ちゃんと話せるようになりたいなって。

--川上くんと磯部くんはペラペラ?

白井:本人たちは(海外生活から)離れた分、語学力が落ちたって言ってますけど、ウチらから見たら全然もうペラペラしゃべれてます。

--じゃあ、ペラペラになったら何がしたいですか(笑)?

白井:何がしたいですかねぇ(笑)。今は何か、そういうことよりも“しゃべれること”しか見えてないですよね。英語を習う上で、よく目標が大事だよねって言われるんですけど、ないんですよね(笑)。“何がしたいの?”って言われると。海外に行って、ちゃんと対等にしゃべれてる自分の画が、今はすごく大事なんです。海外アーティストに会った時にワーって言われて、わかんないじゃ、もったいない気が最近してきて。

--メンバー内に話せる人がいると…。

白井:なおさら、そうなんですよね。会話の感じを持っていかれちゃうので。

--休日に楽器店とか洋服屋に行ったりとかは?

白井:フラッとどこかに行くっていうのができないんですよね、基本的に。ウィンドーショッピングが苦手なんですよ。例えば服が必要だって思ったら、コレとコレが欲しいっていうのをネットとかで見てみて、じゃあコレを買いに行こうっていうのじゃないと、行けないです。とりあえずお店に行って選ぶっていうのは、あまりしないですね。

--じゃあメンバー4人での共同生活を解消して以来、一人暮らしを満喫しているという。

白井:もう満喫してますね(笑)。ギター弾いたり音楽聴いたり、ヤフオクやったり(笑)。あとは英語の予習復習したりとか。

--チャラチャラしてないですね(笑)。

白井:言われてみれば、そうですね(笑)。

--よく遊んだりするバンド仲間は?

白井:そんなに会ってないですけど、WHITE ASHの山さんとかカッキー(BIGMAMA柿沼広也)とかは比較的多いです。でも週一で会ってるとかではないです。別に人付き合いは全然嫌いじゃないんですけど、何か面倒くさくなっちゃうんですよね(笑)。今日アイツと飲みに行きたいなって思うんですけど、当日に誘うのも何か気が引けるしなぁとか考えてると、一日が終わっちゃう(笑)。

--インドア派の一面が見えてきました(笑)。では、息抜きというと?

白井:家じゃないと無理ですね。買い物してる時とか息抜きと思ってないので(笑)。服を買いに行くのも義務だと思ってるぐらいで。ストレスも溜まるほうかもしれないですけど、ライブで発散されるので。ライブをやったあとに、“自分はやっぱコレだな”って思いますね。

 


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募集終了後、不要となった個人情報については、速やかに且つ適正に削除・廃棄いたします。


RX089_H1-M■「Adventure / Droshky!」

収録曲
1. Adventure
2. Droshky!
3, Thunder
4, Untitled (Live at Budokan 2014.3.28)

―2014.06.18
RX-089 / ¥1,200(tax out)
28ページフォトブック付き

※初回プレス分は終了いたしました。
=初回盤=
同時発売映像作品とのW購入連動応募券封

DVD-digi_H1■「[Alexandros] Live at Budokan 2014」

“DVD/Blu-ray”
2014年6月18日(水)発売
※初回プレス分は終了いたしました。
初回プレス分:デジパックジャケット+同時発売CDとのW購入連動応募券封入+特典LIVE CD「2014年3月28日 日本武道館 “We Don’t Learn Anything Tour2013-2014″」付き

RX-090~091/価格:4,700円+税/仕様:DVD2枚組
RX-092~093/価格:5,700円+税/仕様:Blu-ray2枚組/5.1chサラウンド有

■DISC-1
2014年3月28日 日本武道館ライブ映像(副音声有り)
01. Rise
02. Burger Queen
03. Stimulator
04. Waitress, Waitress!
05. Yeah Yeah Yeah
06. Ho!
07. 言え
08. 涙がこぼれそう
09. Travel
10. Drum Solo
11. Instrumental Medley
12. Wanna Get Out
13. city
14. Cat2
15. Kick&Spin
16. Run Away
17. Oblivion
18. Starrrrrrr
19. Plus Altra
encore
01. Burger Queen
02. Droshky!
03. For Freedom
04. Forever Young
05. Don’t Fuck With Yoohei Kawakami
encore2
01. Untitled

■DISC-2
●Documentary
●We Don’t Learn Anything Tour 2013-2014
●MUSIC VIDEO

■DISC-3(初回プレス分特典LIVE CD)
●We Don’t Learn Anything Tour 2013-2014
2014年3月28日 日本武道館

http://alexandros.jp/

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