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【UKP OFFICIAL INTERVIEW】「PRIVATE LESSON~THE PRIVATES Tribute~」リリースインタビュー

今年30周年を迎えるTHE PRIVATES。そのアニバーサリーアイテムの一端を担うトリビュートアルバム『PRIVATE LESSON~THE PRIVATES Tribute~』が10/29にLookHearRecordsからリリースされる。今回はLookHearRecordsレーベル・プロデューサーである高橋浩司にリリースに至った経緯、このリリースにかける想いを余すことなく話してもらった。[取材・文:濱田和人(UKP)]


–:THE PRIVATES(以下:プライベーツ)の『PRIVATE LESSON~THE PRIVATES Tribute~』(プライベート・レッスン〜ザ・プライベーツ・トリビュート)が10/29にLookHearRecords(ルックヒア・レコード、以下:LookHear)からリリースされますが、その発売の経緯についてお聞かせください。

高橋浩司(LookHearRecordsレーベル・プロデューサー/ HARISS):元々プライベーツが今年30周年ってことで、延原さん(延原達治[THE PRIVATES(Vo/Gt)])から直々に下北沢CLUB Queの店長の二位さん(二位徳裕)がプライベーツのトリビュート盤をやってくれないかと相談されたらしくて、二位さんから「プライベーツのトリビュートをLookHearからリリースしたいんだけど、興味ある?」って話をもらって。俺そんなに公言はしてないんですけど、プライベーツは初期の頃から目黒の鹿鳴館とかに観に行ってたくらい大好きで。

–:そうだったんですね。

高橋:「うわ〜、それは是非!」って。他にやられるくらいならと思って手を挙げました。

–:最初からLookHearで出すぞっていうより、提案があって進んだという感じなんですね。

高橋:そもそも、そういうものが出せるとは思ってもみなかったんです。ちょうどこの前にプライベーツ・トリビュートの北海道盤と大阪盤の話が進行していて、東京盤をどこから出すかって感じになってたらしくて。

–:参加バンドがそうそうたる顔触れになっていますね。

参加アーティスト・収録曲
THE NEATBEATS / BOOGIE GO GO
HARISS / DO THE HIP SHAKE !
THE BOHEMIANS / SPIKE DRIVER BLUES
武藤昭平 with ウエノコウジ / ALL DOWN THE RIVER
騒音寺 / TRAVELIN’MAN
VIOLETS / CAT FISH
ウルフルケイスケ / DRIVE ALL NIGHT
TERRY BAND / LET’S GO CRAZY
OKAMOTO’S / ONE MORE TIME
ザ50回転ズ/ STRAY CAT WALK
LONESOME DOVE WOODROWS / ANGEL
HARISS / 気まぐれロメオ
以上11アーティスト、12曲収録

高橋:なんか手を挙げたのは俺からだったんだけど、この参加バンド見ると、もうすでに俺の手を離れてるという感が否めない(笑)。

–:参加バンドのチョイスってどういった理由で?

高橋:元々LookHearRecordsっていうのは、このCDの売れない時代だからこそ、敢えてCDをリリースしていくっていうアンチテーゼから始めてるインディレーベルなんです。PEALOUT時代から、ずっとCLUB Queにお世話になってきたので恩返しがしたいっていう俺の希望からスタートしてて、Queに出演してるバンドを応援するために二位さんと二人で始めたレーベルなんです。今回のリリースも二位さんと話して「Queによく出演していて、プライベーツをリスペクトしてるバンド」をまず軸にして、それプラス、「Queにそんなに出ているわけじゃないけど、プライベーツを大好きで、違ったアプローチをしてくれそうなバンド」にも声をかけて、世間にもアピール出来るイメージで考えました。まずTHE NEATBEATS、俺がドラムを叩いているHARISS、LONESOME DOVE WOODROWS、VIOLETS、騒音寺、あたりは最初に決めていましたね。

–:Queに縁の深いバンドですよね。

高橋:軸になるバンドを決めた上で、ザ50回転ズ、ウルフルケイスケさん、武藤昭平 with ウエノコウジにも声をかけさせてもらいました。

–:マニアックなチョイスに偏るでもなく、かといって個性が薄まるわけでもなく、バランス感も大事にされたんだろうなとラインナップを見て感じました。

高橋:もちろん売ることが前提にはあるんだけど、じゃあ豪華な面子を揃えれば、いいトリビュートになるかっていったら絶対そんなことはないと思ってて。その人、そのバンドが本気でトリビュートする気があるのかどうか、利害を超えて気持ちがあるのかっていうことで、それでもやりたいって言ってくれた11組でちゃんと作れたなっていう気がすごくしています。OKAMOTO’S、ザ50回転ズとかメジャーのシーンでやってるバンドが、Queで活躍してるバンドとリンクしないかと思いきや、そういう音楽と、Queで鳴ってる音楽が遜色ないんですよって証明したかった。そういった意味で橋渡し的なアルバムになればいいなあっていうか、もっと広い意味で2014年にこういうかっこいいロックンロールがありますっていうのを提示したいと思って。

–:トリビュート盤を制作するにあたってこだわった部分ってあるんですか? 録音環境とか。

高橋:ビンテージの器材が満載のMR.PAN(真鍋崇/THE NEATBEATS[Vo.Gt])のグランド・フロッグ・スタジオで録った、THE NEATBEATS、ザ50回転ズ、武藤ウエノの3組はすべてモノラル録音。だから今回リリースする時に『ステレオ/モノラル』って表記しなきゃいけなくて(笑)。あと下北沢の風知空知の上にあるMajixスタジオを使わせてもらったり、東京以外のバンドは地元で録音してもらったり、バンドによって環境はバラバラですね。エンジニアさんもそれぞれ違うから、かなり大勢の人が関わってくれたことになります。

–:制作環境の違いが個性にも表れてきそうですね。

高橋:MR.PANによるマスタリングはこれからなんですけど。マスタリング前の時点で、もう良い意味でのイビツ感があっていいんですよ。曲順も練りに練って、そのイビツさがちゃんとトータルバランスに繋がるように、聴かせられるようになってます。どのバンドも原曲をかなり噛み砕いてくれて、原曲通りに演奏するバンドはいなかったです。

–:バンド独自のアレンジになったと。

高橋:OKAMOTO’Sも原曲と違って、やたら渋いアレンジになってたし。ギターのリフは共通させてるから同じ曲だっていうのはわかるんだけど、アレンジは全く違う風に作ってきたり。どのバンドもこのレコーディングをオファーがあったからやるっていうよりも、すごい楽しんでやってくれていて、ちゃんとプライベーツの30周年を大事にしてくれている雰囲気が11アーティスト全部から感じられます。

–:その空気感までちゃんとパッケージ出来たんですね。

高橋:やっぱりプライベーツってすごい愛されてるんだなあってよくわかった。

–:30周年ってすごいことですよね。

高橋:これだけの時間をメンバーも変わらずにちゃんとやってるって奇跡に近いというか。MR.PANが言ってたんだけど「ストーンズ(THE ROLLING STONES)でも出来てない」って。ストーンズはメンバー変わってるしね。オリジナルメンバーでずっとやってるってすごい。

–:改めてラインナップをみると、プライベーツのファンの方も目を見張るような並びですね。

高橋:そうなのよ。騒音寺のナベさん(騒音寺[Vo])がコメントをくれたんだけど、このアルバムを出して最初に誰の感想を聞きたいかって聞いたら、「プライベーツのファンの感想が聞きたい」って。ああ、確かにその通りだよなって思って。メンバーに喜んで欲しいっていうのがまず根底にあるんだけど、やっぱりファンの人がどう思うかっていうのはあるよね。ファンの人が聴かないトリビュート・アルバムってものすごい悲しいアルバムって気がするから。

–:トリビュート・アルバムってファンの人のためのアイテムっていう側面もありますよね。

高橋:まさにおっしゃる通り。トリビュート・アルバムって実はバンドのものじゃなくてファンのもののような気がする。

–:活動年数ってバンドの史実っていう部分でもあると思うんですけど、ファンの方それぞれの歩みの年数も含まれているというか。30周年っていう節目のタイミングで、こういうアルバムが出るっていうことがファンの方にとっても大事な出来事になりますよね。

高橋:かなり大事なこと言われちゃったけど(笑)。そっち見出しにしてもらいたいくらい。

–:いやいやいや。

高橋:でも本当に、その通りなんだよ。トリビュートってなかなか作る機会がないと思うんだけど、今回初めて作ってみて、やっぱりファンが喜ばないトリビュート・アルバムって絶対だめだなって通して聴いて思ったんだよね。実際自分も一音楽ファンであって、自分が好きなバンドのトリビュート盤が出たら聴いてみたいと思うじゃない。

–:そのことを今お伺いしようと思ったんですよね、自身がファンの立場で接するトリビュート盤というものの存在のあり方というか。

高橋:やっぱり音楽ファンでもあるからね。俺The Clash(ザ・クラッシュ)がものすごく好きで、レーベル名もThe Clashの曲名から名付けたくらいに大好きなんだけど、The Clashのトリビュートでは間違いなく殆どのものにガッカリしてきたから(笑)。

–:(笑)。

高橋:素晴らしいトリビュート盤も何枚もあるんだけど、大半はガッカリしちゃうものが多くて。でもそれを肌で感じてるから、そうはなりたくないなあって。やっぱりファンが聴かないトリビュートアルバムってねえ…。今取材受けてて、改めて推していきたいのは「プライベーツのファンが聴いても絶対楽しめるアルバム」っていうことだなって思った。

–:そういったアイテムがLookHearからリリースできるって。

高橋:喜びがありますねえ。もちろん。本当にCLUB Queをホームにしているバンドがここに収録されている、Queのことだけじゃないけど、ゆかりの深いバンドが収録されているっていうのは俺にとって嬉しいことで。そういうことがメジャーシーンにも打ち出していけるアルバムになったってことは本当に素晴らしい。

–:高橋さんはプレイヤーとしてのキャリアも長いですけど、このアルバムの参加バンドで対バンしたことないバンドっているんですか?

高橋:TERRY BANDのみなさんとは対バンしことないかな。TERRY BANDは長野のバンドで延原さんの推薦なんです。あとは全部あるはず。

–:一緒のステージに立ってる経験があってこそ、音に対して信頼感があるってことですね。

高橋:そうですね。音に対してだけでなく、人柄にも信頼感がありますし。どのバンドも忙しい中、すぐに返事をもらえて。OKAMOTO’Sもザ50回転ズも間にたくさんの人が手伝ってくれて収録が決まったんだけど、でも人に託してるって感じでもなかったんだよね。自分がいいなって、自信を持ってお願いしているバンド達なので。なんとか本家よりも売りたいって思ってる!(笑)。

–:(笑)。

高橋:10/1にプライベーツの30周年記念アルバムが出るんだけど、最大のライバルはそのアルバムだと思ってるからね。

–:最大のライバルはプライベーツという(笑)。

高橋:でも今回それくらいの気持ちで作ったから。本人たちに怒られそうな気もするけど…。

–:先日プライベーツの新しいMV見たんですけど、かっこよかったですね。

高橋:変わらないけど、古くならないっていうか。音楽のスタイル的には今のリスナーからしたら古い部分もあるのかもしれないけど、自分達のスタイルを貫いてるっていうか。「ずっとこれ続けてきたけど、なんか文句ある?」みたいなさ。

–:すごく自然体ですよね。

高橋:別に最新型のロックンロールと思ってないし、かと言ってオールドスクールのロックってわけでもない。これまでやってきたことをただ、今もやっているっていう。なかなか日本のバンドでそういう雰囲気が出すっていうのは難しい。やっぱり30年もやってると古臭くなってきちゃう部分もあるはずなのに、そうはならないところが凄いなと。

–:シーンの移り変わりもありますものね。でもその時代、トレンドっていう部分をキャッチして表現をするバンドがいる中で、プライベーツはそこを度外視してるというか。

高橋:誇りを持って、それをしてないと思うんですよね。本当にすごいと思う。

–:アップデートするにしても、ちゃんと自身のフィルターを通してるという感じが伝わってきます。

高橋:これも騒音寺のナベさんが言ってたんだけど「カッコいい人がやってる音楽がロックンロール」っていう事を言っていたんだけど、もう人自体がかっこいいんだろうな、プライベーツに関しては。だから何をやっても垢抜けて聴こえちゃうっていうか。

–:人間力の話になってきましたね。

高橋:かといって、カリスマっていうのともまた違う気がして。

–:と言いますと?

高橋:カリスマっていうとなんか手が届かないっていうか、「おれに触るな」みたいなイメージもあったりするじゃない(笑)。

–:あああ。

高橋:例えば延原さんって不思議な方なんですよ。ロック・ミュージシャンって話しかけるなってオーラを出しているような人もいる中で、延原さんは普段からフレンドリーな方なので話せるんだけど、ふとした時に深みみたいなものを感じて、うかつに踏み込めない部分もあるというか。接していくとその深みのすごさもわかっていくんだけど。

–:延原さんって、いつまでも少年の心を持ち続けてるイメージがあります。

高橋:ロックンロールをやるためには必要だよね。ロックンローラーとしては最高の褒め言葉だと思う。ヒロト(甲本ヒロト[ザ・クロマニヨンズ/Vo])さんとかもそうじゃない。永遠のキッズであり、やんちゃな感じっていうか。延原さんもまさにそういう感じ。そういう人が鳴らす音楽って信用出来るよね。そういう人って今でもちゃんと「いいリスナー」なんだろうなって感じるからさ。「こんなレコード買っちゃった」ってライブ前の楽屋でメンバーとワイワイやってるのよ(笑)。そういうのって、すごいいいなあって感動しちゃったんだよね。幾つになってもいい音楽をやってる人はいいリスナーでもあるんだよね、絶対。

–:そういった部分をメンバー間で共有出来てるのもいいことですよね。

高橋:買ってきたレコードを「見せる」っていうね(笑)。森原さん(森原光司[THE PRIVATES[Dr])が買ってきたレコードを延原さんに見せてるところを目撃しちゃって。「素晴らしい!」って。だから俺その時にプライベーツがなぜ未だにフレッシュさを持ってるのかが分かった気がした。

–:活動が30年続いている秘訣の一つかもしれないですね。

高橋:だってずっとやってるんだよ。買ったレコード見せ合ったりとか(笑)。

–:楽器とかもそういう対象なんでしょうね、きっと。

高橋:まず、メンバーに見せたい!ってなるよね、きっとね。長くバンドが続くいいお手本になるよね。そういうのって忘れがちになっちゃうけど。10年以上やってるとメンバーで共有するものとか減ってくるっていうか、普通は。同じバンドなのに、楽屋がわかれていたり、普段の会話がないバンドもいるらしいからね(笑)。

–:高橋さんはバンドのメンバー間で買ったものを見せ合ったりとかは?

高橋:絶対しないよね(笑)。

–:(笑)。

高橋:でも勉強になったよね。ライブ中のMCでもメンバーいじりするからさ(笑)。それもすごいなって思うんだよね。自分の日常の面白かった話とかじゃなくて、「この前こいつがさー」みたいな話がネタになるっていうのが素敵だなあ。

–:ともすれば、リハと本番の間の時間の話が始まるときもありますからね(笑)。

高橋:そこに愛を感じるよねえ。若いバンドマンは長くバンドを続けたいならプライベーツを観るべきだよ。

–:それにしても30年って本当にすごいですよね。僕ほぼ同い年です。

高橋:(笑)。30年間何か一つの事を続けられるって事自体がすごいよね。

–:30年間、メンバーも変わらずですものね。(※2012年より1985~1991年にキーボード担当として在籍していた吉田学が復帰。)

高橋:本当に奇跡的だよね。どこかでメンバー変わったりとか、何かしらあったりするじゃない。人生30年もやってたらさ(笑)。そんな記念すべきタイミングで、こういう形で関われて良かった。20周年の時にもアニバーサリーをやってると思うんだけど、でもそのタイミングじゃなかったんだろうって感じがする。30年やったからこそ、このラインナップでトリビュートが作れたんだよね。だから30周年っていうのはベストのタイミングだったんだよ。プライベーツを取り囲むたくさんのミュージシャンの環境だったり、プライベーツ自身の環境だったりっていうのが合致したからこそ、今回のトリビュート・アルバム・リリースになったんだと思います。

–:10年前ってMR.PANさんは今の自分のスタジオ構えていたんですかね?

高橋:まだ持ってないんじゃない? それに延原さんの息子さんのレイジ君が今23歳だからOKAMOTO’Sは結成してないだろうし。HARISSもまだ結成してないから、アルバムに入る面子って全然変わっただろうし。

–:10年前にトリビュートを制作していたとしたら、全く違うものになっていましたね…。このバンドの並びってポップ感も兼ね備えてますよね。とっつきやすさというか。

高橋:やっぱりコテコテのロックンロールだけ集めちゃうと、リスナーには押しつけがましく感じる側面もあると思ってるのね。「これ、わかんない奴はダメ」みたいなさ。

–:あああ。

高橋:俺、そういうの苦手でさぁ。そういうものじゃないっていうか、音楽ってみんなのものじゃないと意味がないからさ。聴くために予め知識を必要とするアイテムになってしまったら、あんまし面白くないっていうか。聴く人を選ばずに、たくさんの人に聴いて欲しいし。

–:間口を狭めるのは勿体ないですものね。

高橋:うん。それがプライベーツを聴いてきたものとしての恩返しかなあと思って。プライベーツ聴いたことない人が、カバーを先に聴いてもいいと思っていて、そこからオリジナルに繋がったりするのもいいなって。

–:トリビュート盤ってそういった役目も担っていますよね。ルーツを辿っていく作業の一環にもなりえるというか。

高橋:「原曲知ってるけど、カバー全然違うじゃん! でもこっちもいいな!」ってなってくれたら、それこそ本当にプライベーツに恩返しできたことになるよね。

–:一つのいいきっかけになりますよね。

高橋:昔、スマイリー原島さんがプロデュースした、ルースターズのトリビュート盤があって、PEALOUTで参加させてもらったんですけど、当時、人気絶頂だったミッシェル・ガン・エレファントや東京スカパラダイスオーケストラとか入っていて、そこで初めてルースターズと出会った人もいたんですよ。だから先にカバーから入るっていうのものアリだと思う。もしかしたらオリジナルに触れずにいってしまうこともあるかもしれないけど(笑)。それでも曲自体は生きていくわけだから。今回のアルバムでどんな形であれ、少しはプライベーツに恩返しが出来たら、長年のファンとしては光栄ですよ。

–:高橋さんのお話を聞いていて、本当に自信をもって世に送り出せる作品が出来たんだなと感じました。

高橋:そうなのよ。いいもの出来ちゃったのよ!本当に! なんでこれが俺のアルバムじゃないんだろうって思っちゃうくらい(笑)。

———————————-

–:LookHearの今後の動向について、話せる範囲で教えてもらっていいですか?

高橋:来年2015年の1月21日にサクラメリーメンってバンドをリリースする予定です。ちょっとLookHearの中では異色なタイプの歌を聴かせるロックなんだけど、ジャンルの枠を飛び越えて、いい音楽を紹介出来たらと思っていて。

–:また新展開ですね。

高橋:プライベーツ・トリビュートとサクラメリーメンって全くリンクしないじゃない?

–:そうですね…、リリースの順を追うとHARISS、ドラム11台のDQS、プライベーツ・トリビュート、サクラメリーメンっていう流れになりますが。

高橋:そう。でも逆に言うとLookHearじゃなきゃ出来ないことかなって思って。幅広く、素敵な音楽を紹介出来たらと思っています。

–:変化としても分かりやすい形ですよね。

高橋:そうそう。変化するんだったら出来るだけ大きなものにしないと伝わりにくいからさ。極端に言うと音楽性が遠ければ遠いほど、いいみたいな。

–:サイクルとして健康的ですよね。今度の展開が楽しみです。

高橋:ようやくここまで持っていけたかなって思います。レーベルを始めてから、人のありがたみに感謝することばかりだよ。本当にQueを含めて、俺に関わってくれた人達と俺に影響を与えてくれた音楽に対して、恩返ししたいってずっと思ってますね。それから、このレーベルから出るものは面白いって常に思わせたいし、例え音楽性が違っても、レーベル買いしてくれるような、そういうレーベルを目指していきたいんです。でも、ある程度は売れないとレーベルを続けられないので、まずは是非プライベーツ・トリビュート・アルバムをよろしくお願いします!(笑)


■「PRIVATE LESSON~THE PRIVATES Tribute~」商品情報

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http://ukproject.com/item/6577/

 

■「PRIVATE LESSON〜THE PRIVATES Tribute〜」リリース記念インストアイベント
2014.11.21(FRI) @タワーレコード秋葉原店イベントスペース http://ukproject.com/calendar/6911/

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