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interview

LOST IN TIME presents 『1:1』SPECIAL ~藍坊主 : LOST IN TIME~開催記念 LOST IN TIME:藍坊主 SPECIAL対談

LOST IN TIMEが今一番気になるバンドをお招きして、1時間ずつのライブをする企画 LOST IN TIME presents 『1:1』。
昨年11月、the pillowsとの渋谷CLUB QUATTROでの開催に続き、今回はゲストに藍坊主を迎えて4月10日にSHIBUYA TSUTAYA O-WESTにて開催致します。

メンバーコメント動画:https://youtu.be/w42-V3nyLEo

今回はライブの開催を記念し、両バンドのソングライターがそれぞれの曲作りの手法やバンドの変遷などを語った対談を実施しました。

ここでしか読めないスペシャルな内容。
ぜひご覧ください!

 

 

みなさんこんにちは。LOST IN TIME海北大輔です。
4月10日SHIBUYA TSUTAYA O-WESTにて開催します『1:1』。
今回のお相手は藍坊主のみなさんです。かれこれ知り合って15年以上の付き合いがある彼らとの久しぶりの共演と言うことで、改めて色々とお話をうかがってみたいと思い、ボーカルのhozzyくん、ベースの藤森くんという藍坊主のソングライターお二人をお迎えして、対談の場を設けてみました。

このインタビューを今の藍坊主、今のLOST IN TIMEを4月10日の『1:1』当日により深く発見するためのヒントにしていただければ幸いです。ぜひご一読ください。

そして今回「企画・インタビュー進行・文字起こし」全てを、私海北が行ってみました。なかなか大変でした(ライターさんってマジですごい。尊敬!)が、その辺も楽しんでいただければと思います。それでは、どうぞ!

(interview & text 海北大輔)
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海北大輔(以下、海)「さてさてそろそろ始めましょうか。今回、なぜお二人にこうして来ていただいたかと言いますと、今度4月の10日に開催します我々のイベント『1:1』に念願叶って藍坊主をお招きできるってことで。」

藤森真一(以下、藤)「嬉しいです。」

hozzy(以下、ho)「ありがとうございます。」

海「んでですね、ライブの前にこの対談でそれぞれのバンドのファンの方に、それぞれの魅力を再確認してもらうのと同時に、お互いのバンドに対しての先入観というか…お互いさ、キャリアも15年以上になって来たことで、ファンもひとりひとりが『ロストってこんなバンドでしょ?』とか『藍坊主ってこんなバンドだよね。』ってイメージを持っていると思うんだけど、一口に言っても両バンドとも色んな変遷を経て今に至っているわけじゃない?そのみんなの持っているイメージや先入観を一旦脱いで裸にした状態で、今現在のLOST IN TIMEと藍坊主に、会いに来てもらえたら尚いいかなぁと思いまして。そのヒントになるような対談にできたらいいな、ってことで、今回この対談を企画しました。あ、あと、なんで一人じゃなく二人に来てもらったかは、このあと本題でね。」

ho「…インタビュアーっすね笑。」
藤「運びがうまい笑。」
海「このあと文字起こしも自分でやるんだよ今回は笑。」
一同「笑。」

海「…てなわけで、本題に行こうと思うんだけれど。まず最初にもう言っちゃうけれど、今回こうして喋ってる三人は、つまりは「ソングライター」ってことなんだよね。曲を作る、人。藍坊主は基本的には、この二人だよね。」

ho「はい。」

海「で、ロストでは俺が基本的にはソングライターなわけなんだけれども、この「ソングライター」って視点を、最初のテーマにしようかなと。みんなはさ、一番最初に作った曲って、覚えてる?ちなみにそれは、何才の時だった?」

ho「覚えてますね。俺は…13か14才だったかなぁ。中2ですね。」
藤「俺も一緒くらいですかね~。定かじゃないけど、そのくらい。」

海「…実は俺もそうなんだよね。中2。笑。みんな一緒くらいなんだね。それでさ、そこから数えたら、かれこれもう20年以上経つわけじゃない。俺も厳密に振り返ったことってないんだけどさ、この20年で一体何曲くらい作って来たと思う?」

ho「考えたことないなぁ…。ボツにしたり寝かせたりしてる曲も含めたら…どれくらいだろ?」
藤「間違いなく100曲は超えてますよね。藍坊主として発表している曲だけでもそれくらいあるはずですし。」
海「今作の『Luno』で、アルバムだと…」
ho「9枚目です。ロストは?」

海「今ちょうどレコーディングしてるんだけど、次がアルバムならそれが10枚目だね。やっぱり100曲近くはみんな作って来てるんだよね。でさ、これを聞きたかったんだけど、二人にはその、世に発表した曲の何倍くらいお蔵入りした曲って存在するのかな?」

ho「ざっと思いつくだけでも4倍はありそうですね。」
海「すごいね!それだけ沢山の曲のバックボーンがあって、今みんなに届けている曲があるんだね。」

藤「ロストってどんな感じですか?」
海「俺ね、ほとんどなくて。あったとして1.1倍くらい。」
藤「マジすか?すげー。」
海「でもさ、せっかく作った曲でも納得できなかったらお蔵入りにするのって、ある種凄いプロ意識だよね。」

ho「切ないっすけどねぇ。」
海「でもこれは、詞が先かメロディが先かってのも関係してると思うんだよね。」
ho「それは確かにそうかもですね。ボツ曲って大体歌詞が乗らなくてってことが多いもんなぁ。」

藤「海北くんって詞先なんすよね?」
海「俺ほとんど詞先なんだよね。メロディを先に固めてからそこに歌詞を乗せられるのって、本当にすごい行為だと思うよ。」

ho「気負いなく作り始められるんですよね、メロ線の方が。そこに詞を乗せるって、魂を込める作業だと思うから、そこですごく労力というか気持ちはすり減らしますよね。」

海「なるほどね。確かにボイスメモに吹き込んだ鼻歌みたいなメロディも1曲ってカウントするなら、俺も3~4倍はお蔵入りになってるなぁ笑。」

ho「俺、それも1曲ってカウントしてます笑。」
一同「笑。」

海「歌詞の話になったところで、次のテーマに行きたいんだけど。歌詞というか歌かな、歌の描写、って点においても、LOST IN TIMEと藍坊主って、根幹は変わっていないんだけれど変わり続けているバンドというか。これは藍坊主のアルバムのコメントにも書かせてもらったけれど、変化を恐れずに挑戦し続けることで、変わらずに在り続けていることが、この2バンドの一番の共通項な気がしていてね。その中で二人に質問なんだけど、変化に対しての、自分のスタンスって、どう持ってる?」

ho「俺はどっちかといえばですけど、割と変化を選ぶ方かもしれないですね。」

藤「一緒にバンドをやっていて、hozzyは新しいことに対して貪欲にアンテナを張っている気がしますね。ただ、なんというか僕も彼も、あくまで主語が自分というか、いろんな角度から物も見ますけど、それをそのままいろんな角度で表すってより、それを自分からはどう見えるかってことで描くというか。そこはずっと変わってない気がします。少し脱線するかもしれないんですけど、藍坊主とファンの関係性って、正面から語りかけるってより、横に並んでいる感じがしていて。」

海「藍坊主ってバンドにすごく的確な表現だね。向き合うってことではなくて、同じ方向を向いているバンドって、めちゃめちゃよくわかるよ。そこってずっと変わらない、藍坊主の魅力だよね。」

藤「LOST IN TIMEにも、僕は出会った時からそんな気持ちを持ってますよ。」

海「お、そうなんだね。俺はどっちかっていうとね、向き合っているイメージなんだ笑。今回のこの『1:1』って企画もそうなんだけどさ、メンバー同士もバンドとファンの関係性も、例えばお客さんが何百何千といたところでそれは『1:大勢』じゃなくて、何百何千通りの『1:1』があるだけだって思っていて。でもこれは、言い方の差なだけかもしれないけどね。バンドもファンも横並びで同じ世界を見つめている藍坊主と、1対1で向き合おうとしているLOST IN TIMEっていうさ。どっちも同じことを根っこに持ってる。」

海「始めた頃で言ったらさ、先輩後輩って感覚は確かにあるけどさ、今の10代20代のみんなから見たら俺たちってもう同世代じゃない。」
藤「畏れ多いっすけどね笑。」
海「そんな同世代のバンドが今もこうして一緒に歌っていられるってのは、すごく幸せなことだと思うんだよね。」

ho「なんだかロストを一番最初に観に行ったことを思い出してきたな~。」
海「それっていつ頃?」
ho「藤森に「すげーバンドがいる」って聞いて…高円寺だったっけなぁ。渋谷のegg-manだったっけな。あ、あの頃はegg-siteって名前だったっけ。」
藤「2001年頃だね。」
海「そんな頃からの付き合いがあるってヒストリーを知ってる人からしたら、今回の共演はニヤッとできる組み合わせだよね。」

海「さて、ちょうど良いので次のテーマなんだけど。そんな10数年前から活動してる2バンドなんだけど、藍坊主もさ、わりかし普通に昔の曲もライブで演ってるよね。」
ho「そうですね。」
海「ロストもそうなんだけどさ、これが最近結構面白くて。発表したのは10年以上昔の曲なのに、未だに新しい発見がその曲その曲にあったりしない?」

ho「めっちゃありますね、それ。」
海「アレンジすら変えて、今の自分たちにフィットするようにしてもいいかなって最近思っていて。」
藤「へぇ~!」
海「まぁ言い出してるのは三井君なんだけどね。最近はほぼロストのアレンジは彼に委ねてるってのもあるんだけど。」

海「ファーストアルバムはローカルアートの武将くんがギターだし、過去の歴代のギタリストのニュアンスは残しつつ、最近しっかりそこに自分の色も乗せてきてるんだよね、三井くんがさ。すげー良いの。あ、そうそう次のテーマね。藍坊主ってさ、活動してきてから、今で「第何期」だと思う?」

ho「どういうことですか?」
海「説明が難しいんだけどさ、なんていうのかな。ロストで例えるなら、武将くん(横内武将・THE LOCAL ART)時代が第1期、榎本くん(榎本聖貴・huenica)時代が第2期。弥吉さん(弥吉淳二・サポートギタリスト)有江さん(有江嘉典・VOLA & THE ORIENTAL MACHINE、The pillows)シュンスケさん(渡辺シュンスケ・Schroeder-Headz、cafelon)がいて俺がギターを握っていたのが第3期で、有江さんが残って三井くん(三井律郎・THE YOUTH、la la larks)が加入してっていう第4期があって、また俺がベースボーカルに復帰して、三井くん、源ちゃんとのトリオ編成に戻ってからが第5期って感じ。今の我々は第5期LOST IN TIMEってことで。俺たちはメンバーチェンジが多かったからそこが自ずと節目になっちゃってるんだけどね。そういうのを抜きにして、自分の感覚でいいんだけど。」

ho「なるほど…そうだなぁ…。今の藍坊主は俺にとっては、第10期か11期ってところですね。」
藤「多っ!!俺が思ってたのと全然違う!笑。俺は…そうですね…4期くらいですかねぇ…。」
ho「で、この質問に、どんな意味があるんですか?」

海「そこなんだけど、今みんなが言ったみたいに、きっとファンの人もそれぞれにそういった認識があると思うんだよね。そんなファンの人たちがこのインタビューでこのくだりを読んだ時に、どんなふうに思うのかなぁっていう、実験。笑。」

一同「笑。」

海「でもさ、ロストのファンも藍坊主のファンも、なんていうのかな、お祭り騒ぎでワーって盛り上がる音楽の楽しみ方とは別に、曲やライブについて語り合ったり感想を述べ合ったりってのが好きな人が、結構いてくれている気がするんだよね。スポーティーに汗をかいてってのもライブの楽しみ方の一つだけど、本や映画や舞台を観るような感じで、ライブに来てくれる人がさ。」

藤「すごくわかります。」
海「そんな人たちに、このくだりがいい語らいの肴になってくれたらいいなって思ってね。で、佐々木くん(hozzy)は第10期か11期って言ってたけど、それはどういった観点で?」

ho「シンプルに、気分ですね。作品を出すごとに気持ちが切り替わるというか。」
海「なるほどね。作品数より多いってことは、今の時点でもう新しいテーマが…」
ho「始まってますね。作品を作りながら変わっていくってのも、あるんですけど。」
海「すごくソングライター的な感じだね。少し話題が前後するけれど、二人はそれぞれをソングライターとして、どう思ってる?自分のことと、変わってきた成長してきたなって思うところ、とか。」

藤「そうですね。僕はなんというか、自分が作りたいものを100%の気持ちで作って、それをたまたまバンドでやっているって思いでやっていたんですけど、それがいつの間にか藍坊主って存在が主語のようになってきていることに気がついて。誰か他の人に歌ってもらう曲を作るようになってから、それがすごくわかるようになりましたね。」

海「楽曲提供っていう経験が、色々な発見に繋がってるんだね。」
藤「そうですね。それこそhozzyも最近はバンドとは別に、ソロワークも始めて。」

ho「今まさに作ってる最中なんですけど、俺は曲を作るってことに於いてはあんまり違いがない気がしていて。単純に、この曲は藍坊主でやったら絶対によくなる。とか、この曲は逆に、ソロの方がいいかな、とか。でもそうすることでより一層、バンドで起こせるマジックに気がつけるようにもなったというか。」

海「ソロにもバンドに対しても、いい意味でフラットな状態なのかもね、今の佐々木くんって。」

ho「そうかも知れないですね。バンドに対してとかソロに対してってよりも、1曲に対して、この曲はバンドに合わないから止めよう、とか考えなくてもいいというか。最近そのおかげもあってか、曲を書くスピードがだいぶ増してるんですよ。曲に対して、色んなフィールドを提示できるってことで。それが嬉しいんですよね。すごく面白いです。」

海「いいねぇ。曲に対して素直でいられるのってすごく大切だけど、なかなかできなかったりもするよね。俺もね、今作ってる歌がね、すごーく暗くて。」

一同「笑。」

海「もちろん悪い意味じゃないんだ。自分の気持ちにこんなに素直に曲を書けたのって、ファーストアルバム以来じゃないかなぁってくらい、ピュアな新曲がいっぱいできてるよ。」

ho「すげー楽しみですね。」
藤「新曲といえば、俺この前のクアトロで聴いた『ライラック』(2016年発表の会場限定シングル※完売)、めちゃめちゃ感動しましたもん。あれも新しい曲ですよね?」
海「そうだね。去年できた新しい曲だね。」
ho「全然暗くないっすよあの曲。」
一同「笑。」

海「なんていうのかな。昔、それこそ20代最初の頃ってもうやることなすこと全部必死でさ。作る曲に対しても自分を余すことなく詰め込みたくてもがいてたんだけどさ。だんだんとその感覚から遠のいて行ってた気がするんだけど、40才って年齢が目の前に迫って来て、2周目の二十歳がやって来てるっていうかさ。あの頃とまんま一緒ってわけじゃもちろんないんだけど、なんだか最近、また自分の気持ちに素直になれて来ている気がしてね。」

藤「2周目の二十歳って、いいっすね。」
ho「だとすると、今俺2周目の中2だ笑。なんかすげーわかる笑。」

海「まぁ今年37だから正確にはもうちょっと先なんだけどね。ただ、あの頃とは違うのが、暗い自分すら楽しめるっていうかさ。『海北よ、何があった!?』って、自分に対して思える感じ笑。」

一同「笑。」

海「まぁ、『何があった!?』ってのはつまり『何もない』ってことなんだけども。トピックがないっていう最大のトピックを手に入れたというか。」

藤「なるほど~。」
ho「無敵じゃないっすか笑。」
海「無敵ってか、孤独。」
一同「笑。」

藤「話を戻しちゃうんですけど、本当にあの日聴いた『ライラック』が素晴らしくて、さっきのテーマじゃないですけど、ライブ見終えた後どうしても誰かと語らいたくて、ブログにまで書いちゃいましたからね笑。」
ho「俺にもめちゃくちゃ力説してたよね笑。」
海「嬉しいなぁ。」
藤「あの曲の冒頭で海北くん、手拍子煽ってたじゃないですか。でもそのリズムが変則的なせいでお客さんの半分もついて来れてなくて笑。」
一同「笑。」
藤「でもその後の歌詞が『いつもフラフラと不揃いで』って続いて来た時に鳥肌がブワーってなって。絶対にこの人はこの不揃いな感じを意図して狙ってやったんだ!って感動して。」
海「ん~とね、全然狙ってない笑。」
一同「笑。」

藤「4月10日も絶対歌ってほしいです。」
海「おぉ、そうだね。歌うよ。絶対歌う。ぼちぼち次のテーマってことで、4月10日にそれぞれが聞きたい曲!」
藤「俺はもう『ライラック』ですね。」
海「4月といえばもう春だもんね。藍坊主は春の歌も結構あるんだよなぁ。そうだなぁ。『桜の足あと』(2006年発表のシングル曲)が聴きたいなぁ。俺の中で、あの曲から藍坊主の認識が変わったきっかけの曲なんだ。」
ho「お~、それってどうしてですか?」

海「これはあくまで俺の主観だから、違ったら違うで全然いいんだけど、あの曲を聴くまでの藍坊主に対して持っていたイメージって、例えばロックであったりパンクであったり、もちろんいい歌はたくさんあったし変化も感じてはいたんだけど、ロックな藍坊主、パンクな藍坊主みたいに『○○な』って冠があった印象で。それがこの曲を初めて聴いた時に、『あ、藍坊主がついに、藍坊主を始めたな。』って感じたんだよね。藍坊主が藍坊主以外になることをやめて、藍坊主が藍坊主であることをスタートさせた瞬間を、聴いた気がしたんだよね。」

藤「付き合いがあまりなかった時期の曲なんですけど、ちゃんと聴いてくれていたんですね…。」
ho「ありがとうございます!」

海「それではいよいよ最後のテーマかな。両バンドが紹介する、両バンドのファンってこんな人たちです!的な。」
藤「初めての切り口ですね。」
ho「どう説明すればいいかな…。」

海「これはちょっと難しいよね。一口に言ってもひとりひとり違う人だし。じゃぁお手本になるかはわからないけど、これはまず俺からいくね。ロストのファンの方ってね、とっても真剣な人が多いのね。でね、愛がすごい。あとね、すごく丁寧なんだよね。弾き語りや小さな会場のライブの時、予約ってあるじゃない?よく予約流れ(予約を入れたにもかかわらず、何の連絡もなしにライブに来ないこと)の問題とかを他のバンドから聞くけれど、僕らのファンって予約してたライブに行けなくなった時にちゃんと連絡をくれる人がすごく多くて。結果的に前売り券を追加できたり当日券を出せたりして、出席率がすごくいいんだよね。これは本当に、こんなインタビューでも声を大にしてでも言いたいくらい、誇らしくて嬉しい、自慢です。まるで独立リーグやJ2のチームを応援するかのごとく『私のLOST IN TIME!』『俺のLOST IN TIME!』って応援してくれる人たちだからこそ、そんなみんなに恥じない歌を歌いたいし、そんな人がもっともっと増えたらみんなも嬉しいだろうし。ロストのファンはみんなすげーんだぞー、いい人ばっかなんだぞー、と。ですから藍坊主ファンの皆さんとも、きっと楽しい時間を共有できるはずです。」

藤「まさに『人対人』ですね。すごいなぁ…。藍坊主のファンの人たちは…なんて言うんですかね、バンドに対してももちろんですけど、曲に対しての思いを強く持ってくれている人が多い印象ですね。『この歌は私の歌だ!』とかって感じで。だから、そんなふうに自分の人生に僕らの歌を重ね合わせて聴いてくれる人に対して、ちゃんと胸を張れる存在でい続けたいですね。」

ho「今の藤森の言い方がとても腑に落ちて。バンドってやっぱり、メンバーや『人』って存在に惹かれる部分ってすごく大きいと思うんですけど、俺たちのファンってそれだけじゃないって言うか。なんなら作品を発表するごとに『どれどれ、今年の藍坊主の出来はどんな感じかな?』みたいに品定めしてくるような目も持っていたりして。」
海「ボジョレーヌーボーみたいだね笑。」
一同「笑。」
ho「まぁそれは冗談だとしても、なんというか妄信的に盲目的に好き!って形じゃなくて、ちゃんと付き合ってくれる人たちだからこそ、こっちもよっしゃ!ってなるっていうか。その感じが非常にありがたいです。作家冥利に尽きるというか。そんな感じですね。」
海「本を読むように、文学的に触れてくれるってことなのかもしれないね。耳で聞くというより、耳で読む、みたいな。」
藤・ho「おおー」
海「『音を読むバンド、藍坊主』と。ってこれ何かに使えそうな名キャッチコピーかも笑。使って使って!笑。」
一同「笑。」

海「最後にこのインタビューを読んでくれた皆さん、4月10日に集まってくれる皆さんへ、一言ずついただけますか?」

ho「LOST IN TIMEをリスペクトしてきた自負もあるから、この日は目一杯、僕も一緒に楽しもうと思います。あまり気を張らずに。ロストのファンのみなさんに今の藍坊主を見てもらえるのがとても楽しみです。」
藤「同じく!です。よろしくお願いします。」
海「改めて、4月10日をみなさんと共に良い一日にできたらと思っております。それぞれ1時間ずつ真剣勝負の1対1。それはバンド同士も、ファン同士も、ステージとフロアも。それが『1:1』です。ぜひO-WESTで会いましょう。来てね~!」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

ということで、如何だったでしょうか。
気心の知れた旧友でもある彼ら。こうしてゆっくり三人で話したのは初めてじゃないかな?僕にとってもとても勉強になる点が多々ある意義深い対談となりました。

初めて藤森くんと出会った時、彼はまだ高校生で、僕の通う専門学校になぜか高校生なのにちょこちょこ顔を出す有名人でしたね。同じベーシストってこともあったんだけど、僕がガリッガリに痩せていた当時、よく似てるって言われてたこともあったっけ。今じゃ見る影ないけどね汗。今年は少し痩せようかなー。笑。

それではみなさま、4月10日SHIBUYA TSUTAYA O-WEST。
一緒に素敵な時間を作りましょう。お会いできることを楽しみにしています。

LOST IN TIME 海北大輔

 

 

藍坊主
http://aobozu.com

aobozu2016アー写

神奈川県小田原市出身の4人組ロックバンド。

高校時代、別々のバンドをやっていたhozzyと藤森が意気投合し、
メンバーを集めてブルーハーツやウルフルズのコピーバンドである「ザ・ブルーボーズ」を結成。
地元小田原のライブハウスで活動を始める。
バンド名を「藍坊主(あおぼうず)」に改名。高校卒業後、藤森の幼馴染である田中をギターに加え活動の場所を東京都内に移す。
2003年2月12日、インディーズデビューアルバム「藍坊主」をリリース。
地元CDショップでのインストアライブには、噂を聴きつけた人達が650人も集まり騒然となる。
その後、マキシシングル「雫」「空」を2カ月連続でリリースしインディーズチャート上位に次々ランクイン。
2004年5月にアルバム「ヒロシゲブルー」でメジャー進出。
2005年3月に渡辺拓郎(Dr)が正式加入し、現在のメンバー編成となる。
同年12月には初となるワンマンツアー「サジは投げられた」を開催し、話題沸騰。
その後、恵比寿リキッドルーム、O-EAST、C.C.Lemon ホール、ZEPP TOKYO等、次々とワンマン公演を行いSOLD OUTとなる。
2010年2月発売の5thアルバム「ミズカネ」はオリコンチャート10位、
2012年4発売の6thアルバム「ノクティルカ」はオリコンチャート9位を記録!
その後もフェスへの出演や、自主企画イベントを行うなど勢力的に活動を続け、
2011年5月には日本武道館にて「藍空大音楽祭 ~the very best of aobozu~」を開催し大成功に収め、同年12月には「COUNTDOWN JAPAN」に5年連続出演を果たす。
2015年には結成15周年を迎え「aobozu TOUR 2015 ~時計仕掛けのミシン~」ツアーファイナル渋谷公会堂公演を開催し、より濃い藍坊主の音楽、自分たちが信じて来た『音楽』を更に追求する場として自主レーベル「Luno Records」を設立!
秀逸なメロディーと多くの人に共感される身近なテーマを題材にした歌詞、
そしてライブを積み重ねることで身に付けた確かな演奏力と透明感のあるボーカルが魅力なバンド。Vo hozzyは「MUSIC ILLUSTRATION AWARDS 2014」にてBEST MUSIC ILLUSTRATOR 2014を受賞する等、ジャケットデザインの描き下ろし
他にも映像作品の制作、レコーディング機材の制作や楽曲のトラックダウンを自身で行う等、アーティストとして様々な魅力を発揮している。2015年7月からよりパーソナルでコアな表現活動のためのプロジェクト「Norm」をスタート!

Ba 藤森真一は関ジャニ∞「宇宙に行ったライオン」や水樹奈々「エデン」等への楽曲提供を行う。

 

 

【公演詳細】
LOST IN TIME presents 『1:1』SPECIAL
~藍坊主 : LOST IN TIME~

GUEST:藍坊主

4月10日(月)SHIBUYA TSUTAYA O-WEST
open18:15 start19:00
チケット:3,800円(税込・整理番号付き・1D別)
チケット先行予約:受付期間2/4~2/10プレイガイド先行(e+)
チケット発売:2/11(祝/土)~ チケットぴあ(Pコード:322-706),ローソンチケット(Lコード:74280),e+
問)SHIBUYA TSUTAYA O-WEST 03-5784-7088

http://lostintime.me/

 

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