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【LIVE REPORT】12/15(土) TOTALFAT「Conscious+Practice Tour 2018」

TOTALFATが10月にリリースした最新アルバム『Conscious+Practice』を携えた、全国11ヵ所のツアー「Conscious+Practice Tour 2018」のファイナルを渋谷O-EASTで開催した。

今作は、ほぼ全編を英語詞で完成させ、TOTALFATというバンドの核心にある「メロディックパンク」をより突き詰めた1枚。だからこそ今回のライブは、いままで以上に激しい楽曲が次々に投下され、かつてないほどの興奮と熱気に包まれるステージとなった。

 

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会場が暗転すると、大きな歓声を浴びて、Jose(Vo/Gt)、Shun(Vo/Ba)、 Kuboty(Gt/Cho)、Bunta(Dr/Cho)の4人がステージに現れた。Joseが「渋谷、ただいま!今日はとことんやり合おうな!」と叫ぶと、Buntaがドラムスティックを頭上に放り投げて「Broken Bones」からライブはスタートした。

その第一音が鳴った瞬間、あっと言う間にフロアがもみくちゃになると、Kubotyが繰り出す手数の多いギターフレーズにのせて、JoseとShunのツインボーカルが集まったお客さんの熱狂に火をつけていく。怒涛のツービートが炸裂した「Fear of Change」から、お客さんの歌声を巻き込んだ「Phoenix」へと、アルバム『Conscious+Practice』の楽曲を畳みかけた序盤。

「もう十分最高なんですけど、今日はもっと欲張ってもいいですか?」と問いかけたJoseは、スカのリズムにのせた「Your Goddamn Song」を、ステージが照明で真っ赤に染まる中ハンドマイクで熱唱。そして「Hello Daphnia!!」で心地よいメロウなビートでお客さんの身体を揺らしたあと、「Show Me Your Counrage」で会場は再び熱気の渦に。Shunが「ライブハウスが俺らの居場所だぜ、サンキュー!」と叫ぶと、会場はその言葉に賛同するような熱い咆哮で満たされた。

 

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「半端じゃねえ!これで俺たちは最後まで走り切れるのか!?いつもの倍は飛ばしてるんじゃないですか。俺たちをぶっ殺すつもりで思いっきりかかってください!」。すでに最高潮の盛り上がりに達しているフロアに向けて、さらに熱い言葉でお客さんの闘争心を煽り立てるShun。
「お前らの心がピカピカに晴れる瞬間を作りにきたぜ!」と言うと、“Leave your umbrella”というフレーズで特大のシンガロングを巻き起こした「晴天」、レゲエチューンが織り交ぜられたアッパーな楽曲「Delight!!」や「Room45」、狂騒のパーティタイムを作り上げた「PARTY PARTY」など、彼らのライブに欠かせない過去の楽曲も容赦なく連発していく。目まぐるしく表情を変える演奏に合わせて、ジャンプしたり、頭を振ったり、声を出したりするお客さんのレスポンスに、いちいちとても嬉しそうな反応を見せるメンバーの姿を見ていると、TOTALFATの音楽とは「ライブハウス」という場所で鳴り響いてこそ完成するものだと思う。

「俺たちの音楽をきっかけにして、このライブハウスで出会って、恋をして、結婚した、なんて声も聞くようになりました。おめでとう!……目の前に見えちゃったよ、そんなふたりが」というShunの言葉に、会場が祝福の拍手で包まれると、伸びやかなメロディを届けた愛の歌「Drop Like Water」を披露。これからも一緒に生きてゆこうと、明日を照らす温かいメッセージが優しく会場に響きわたった。

 

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ライブが折り返し地点に差しかかったころ、「ここから見える顔がね……メイクも落ちてるよ、男のいつもよりブスだ。でもね、俺は今日のお前らの顔が100%好きです!」と、Shun。後半戦は「とんでもない激しい時間になるから」と、ステージの上からメンバーがお客さんにビールやポカリスエットを振舞う「ガソリン注入タイム」でクールダウンを挟んだ。

そして、予告どおり後半戦はアルバムのなかでもとりわけ激しい楽曲「Sneaker Gang Blues」でJoseがシャウトしながらフロアへとダイブすると、「Visible」や「Angry Shotgun」という攻撃的な楽曲たちを容赦なく畳みかけていった。

 

ライブの終盤には「いままででいちばん濃いツアーかもしれない」と振り返ったShun。「擦り切れるぐらい走り切ってきました。改めてお礼を言わせてください」という感謝の言葉に、逆にフロアから「ありがとう!」とたくさんの声が湧き上がった。続けてShunは今回のツアーでは初日から泣かされたと言い、「いまも(泣きそうで)ヤバい」と堪えきれずに泣き顔を手で覆うと、「もう全然怖いものはない。歌う相手がいるからこそ、これからも歩いていけると思います」と語りかけた。

さらに、アルバムをリリースしたときに闘病していた友人が亡くなったことにも触れて、「みんなと笑っていく時間をもっと長く過ごしていくために、この曲を持ってきました。途中で歌えなくなっても怒らないでください」と伝えてから、「This Life」を披露。“生きること”を力強く肯定する生命力に満ちたバンドサウンドを聴きながら、そっと涙をぬぐうお客さんの姿もあった。

いつの間にかステージの上空に現れたミラーボールの光が美しくライブハウスを照らした「Overdrive」からは、いよいよ熱狂のライブはクライマックスへ突入。「俺らは音楽で、あなたたちの心の中に種を撒きたかったんです。ツアーでその種に水をやって、一緒に花を咲かせていきたいです」と語りかけると、その想いを楽曲へと託した、アルバム『Conscious+Practice』を象徴するナンバー「Seeds of Awakening」では、メンバー4人が渾身の力で圧倒的にポジティブなエネルギーを巻き起こし、フロアに大きなサークルを作り上げた。

最後にJoseが「お前ら、死ぬんじゃねえぞ、死ななきゃ辛いことだって笑えるんだ!お前らの存在証明を聞かせてくれ!」と叫ぶと、ラストソング「ONE FOR THE DREAMS」でライブを締めくくった。

 

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アンコールでは、本編で喋らなかったBuntaもマイクをとり、「これだけの人が見てくれて、俺たちの曲が救いになってるっていうことが、むしろ俺たち側の救いになってる。これからも、そういう音楽をやり続けたいと思ってます。やめないので、よろしくお願いします」と伝えると、その言葉にメンバーも大きく頷いていたのが印象的だった。そして、Joseの「アンコール、ド派手に始めさせていただきます!」という気合いの入った言葉を合図に、激しくシャウトが絡み合うショートチューン「Title Holder」から「DA NA NA」、お客さんが肩を組んで歌った「Place to Try」を畳みかけて、最後は「Good Fight & Promise You」で圧巻のフィナーレ。「俺たちがTOTALFATだ!愛してるぜ!」と叫んだJose。最後に「笑っていこうぜ!ピース」と言うと、フロアは満面の笑顔とピースサインで満たされた。

 

今年はワンマンツアーで全国11箇所をまわったTOTAFATだが、来年2月からは全21ヵ所の対バンツアー「“Evolve + Infect”TOUR 2019」がスタートする。

この日は第一弾ゲストアーティストとして、04 Limited Sazabys、Northern19、HAWAIIAN6、BRAHMAN、G-FREAK FACTORY、dustbox、OVER ARM THROW、FOMARE、Fire EXらが発表されたが、おそらく対バンならではの熱いライブが繰り広げられるだろう。2019年のTOTALFATも全力でライブハウスを駆け抜ける。

 

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