「あんまり昔なんで、結成がいつか、忘れちゃった」とリーダーのヒデタカはカラカラと笑いました。メンバーがこの3人になったのは、’98.12、ジムノと名前を変えたのは’99.2、そこからまた始まった、それだけでいいじゃないですか。ソリッドでヘヴィーなサウンドとリアルな詩の世界、胸の真ん中に飛び込んでくる声。やっぱり何年たっても、ジムノは時代に突き刺さってます。そんなことを思いながらこのアルバムを聴いて、現在のシーンを眺めると、99年にこのアルバムがリリースされることは、他の年にリリースされる以上の意味が含まれているように思えてきます。彼ら自身は変わっていないのに、こんなに99年の時代感にヒリヒリとはまってて不思議です。「誤解を恐れず言わせてもらえば、ラルクなんかとっても好きです。」と語ってくれたヒデタカが歌う曲たちに、時代が向こうから会いに来たんだな、なんて思う今日このごろですが大袈裟すぎます?
昔、ジムノを知ってた方にはもちろん、今日初めてその名前を聞いた方にも、是非聴いていただきたい1枚です。
ROCKETOL
SONG LIST
- 01. ブチ込まれる
- 02. ネ・ガ・イ
- 03. 青い空
- 04. Stepping Tomorrow
- 05. Man From Boy
- 06. War Head
- 07. Lesson
- 08. Jowl-Joy
- 09. Ash
- 10. Freeze
- 11. Gone Back