街角のGOODサウンドトラック
“彼らの音は直接的には、’60s〜’70sのモータウンやフィリー・ソウルのシングル・ヒットナンバーのような、いわゆるブラック・ポピュラーミュージックの影響を強く受けているように見える。
しかし、ニューソウルと呼ばれた音楽のロックやラテン・ミュージックからの影響を受容しながら、そのスタイルを磨き上げていったような側面こそを愛している彼らの音楽は、結果的にどれだけブラック・ミュージックや映画のサウンド・トラック的な洗練された音に影響されながらもロックの香りを残していたかつての2トーン・レーベルのバンドやイアン・デューリーなどの音に近いように思う。
スペシャルズの2ndをフェイバリット・アルバムのリストに加えることを忘れないリーダーの近藤いわく、「多分そんな音を出したい人は、今はHip-Hopとかに向かってるんだと思う。でもせっかくこんなメンバーがいるんだから、生バンドで何かを残せるはずだと思う」”