武藤昭平(勝手にしやがれ)がソロアルバム「名前を失くした男」を2024年2月29日(木)にリリースする。
コロナ禍、なかなか新曲のアイデアが奮わなかったという武藤に、「水曜どうでしょう」の“ミスター”こと鈴井貴之から、彼が主催する劇団OOPARTSの舞台「D-river」(2022年上演)の劇伴と演劇主題歌の依頼が飛び込む。
演劇主題歌となる今作M-10「風のドライバー」と劇伴の依頼をきっかけに、本ソロアルバムの楽曲制作に取り掛かったという。
アルバムコンセプトは“武藤昭平のギター弾き語りを彷彿とさせるアルバム”。
そこに最低限の音をオーバーダビングし、武藤の考え、見える景色や世界観を歌詞と楽曲に反映。
また、浄土宗より誉号戒名を授かった正式な仏教徒である武藤作品の特色として、日本で一番親しまれているお経の「般若心経」をガット・ギターとフロア・タム、スプラッシュの音で無国籍感を漂わせてM-01に収録、さらにM-04「六字大明呪」は観音菩薩様を讃える真言『オム・マニ・ペドメ・フム』を武藤なりに解釈、ベースに僧侶の瀧沢行彦上人を迎え、複数の僧侶がコーラスとして参加している。
ジャケットは、武藤が大学進学前に描いた未完成の絵を、2023年に入ってから閃くままに描き進め三十数年の時を経て「過去と未来の自分との共同作」を完成させ起用。