カフカ、東京を綴る。
通算5枚目のアルバムのテーマは「東京」。
都会に住む人、都会に来た人、都会に憧れる人、朝方のゴミの山、カラスの群れと、夜の店の華やかさ、路面にせり出す真っ白い電化製品が同居する街。
日常と、日常が飲み込む、死と誕生。東京で起こる9つのストーリーとエピローグ。
エンジニアに采原史明を起用したサウンドは、あくまで軽やかでダンサブルに、アーバンに。2015年を暮らしていく日々、そこここに落ちている景色を鮮やかに切り取り、えぐるように、普遍的な生きにくさを浮き彫りにする、そんなリリックが魅力。きらめくサウンドデザインの中『ニンゲンフシン』をリフレインするM5がアルバムの白眉です。
【うつむき加減の僕たちと踊りだしたい僕たちが出会った、そんなアルバムが出来ました。聴いてください。】