今作に収められているのは都会の中で感じる孤独とそこにある淡い期待、
脆い現実の中、行き先の見えない世界に彷徨う姿を、明るく拡がりのある曲調で包み込む。
夜空に浮かぶ月のような暖かさを感じる楽曲。
前作に引き続きViolin、Violaに東出真緒(BIGMAMA)が参加し、楽曲により一層深みを与えている。
M-2「Noisespiral」では自己と他者との関わりの中で自分の中にある正しさというものを守り続ける、
瑞々しく尖った感情をストレートに表現。
若い感情、衝動というものを詰め込んだ勢いのあるロックナンバー。
18歳という若さが滲み出る今しか出来ない今作は、
同世代の気持ちを代弁し、またあの頃の気持ちを忘れてしまった大人に聴いてほしい。
—– 本人コメント —–
どうしようもなく寂しくて、
そんな孤独に押し潰されそうな夜が、
きっと誰にだってあると思います。
夜の街を、何気なくふらふらして
賑やかな人たちやギラギラしたネオンに浮かされる。
ひとりだけどひとりじゃない感覚に陥る。
あの時間がわたしはたまらなくすきです。
たとえそれが、一瞬の偽物だとしても。
寂しい夜を越えて、朝が来たら
また歩き出せるように。
大丈夫、わたしたちはまだ。
月だけがわたしを見ていてくれた。
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