双葉双一
双葉双一プロフィール
東北某所出身。BOB DYLANに触発されて音楽を始める。大学進学で京都に移り住む。
2000年に京都拾得を中心に弾き語り活動を開始。そのロックテイストのある異色で高度な個性が話題を呼び、 大阪,神戸そして東京にも話題は広がってゆく。
01年10月 Oooit Recordsより処女作「双葉双一に気をつけて」をリリース。
翌02年3月の2ndアルバム「春と乙女」で、初期の作品のすべてを発表する。
2003年9月京都のロックバンド「ははの気まぐれ」をバックに創った3rd「ママレードパイのかわいい食事」を発表。
今作は9ヶ月振りの4作目。ライブでもその独特のオーラが話題を呼んでいる。
今年4月に永年住んだ京都を離れ、東京都下に移住した。
涙の小鳥



[ORCA-0402]
\2,000(税込)
Oooit Records
2004.07.02 out
収録曲
01. 走るのってすてき
02. アンダースロウ
03. 束の間の二日間
04. 涙の小鳥
05. ベッド上上きげん
06. ワルプルギスの夜
07. あの子がすき
08. 氷の上の乙女
09. スポーツと気晴らし
10. 消極的な仕返し
11. だれでもいいから踊りましょう
12. 8月のほんの少し
13. だれのためのお客さん、さてきみは?

処女作から3年足らずで早くも4枚目。
前作は京都のロックバンド「ははの気まぐれ」とともに創った、アシッドロックとでも呼べそうな作品でしたが、 今作は双葉本来の弾き語りに戻り、曲によって元BO GUMBOSのDr.kyOnがピアノ、アコーディオン等でサポートしています。 曲のヴァリエーションも拡がり、持ち前の切ないメロも絶好調。フォークとロックと文学が同居したような独自の詞世界はさらに進化し、 他の追随を許しません。
「双葉双一君の歌詩にはピンとくるものがあります。ハッとさせられるフレーズがいくつもあるし、 ムードをつかまえるのがうまい。癖のある歌唱やその独自の美学は強烈に好き嫌いが別れそうですが、 みんなそこそこオシャレな今の音楽業界で、そのアクの強さは貴重な存在だと思います。 このまま突き進んで過剰にエレガントでロマンティックなカルトシンガーになって欲しいです。」  ゆらゆら帝国 坂本慎太郎
ママレードパイの
かわいい食事




[ORCA-0303]
\2,415(税込)
Oooit Records
2003.09.25 out
収録曲
01. Welcome to my show
02. 体は食卓 頭は雲の上
03. デビリー
04. わたしの人魚姫?
05. ママレードパイのかわいい食事
06. I think that 以下
07. 5×5のクリスマス
08. 愛の伝染
09. ドラムレディー
10. スモール・スター・クラウド

「世界の皿よ愛にあふれろ!」

「京都の異才SSW、双葉双一が1年半振りにアルバムを発表。
なんと10曲中9曲を同じ京都のロックバンドははの気まぐれがサポート。双葉双一とははの気まぐれ、 こんな組合せ世界中の誰にも真似できません。本人達には違和感のある説明かもしれませんが、私には、 京都の土壌でなければ成し得ない奇蹟のように思えます。バンドのようでバンドでなく、 SSWとバックと言うには超独特に融合した彼らならではのアンサンブルがあります。東京のミュージシャン、 プロのミュージシャンには出せないというか。いやあ、貴重で素晴らしい。Oooit京都ヴァージョンの生んだ傑作でしょう。
今作は、もともと双葉の中にあるROCKやPOPSがははの気まぐれのサポートを得てかなりオリジナルに表現されています。 双葉ならではの魔法のリリックも冴え、独特の音楽です。
双葉のリリックは1st,2ndも含めて、日本の全シンガー、全ラッパー要チェックです。
ちなみに彼らのライブですが、クレイジーケンバンドが横浜は長者町フライデーで観るのが最高なように、 双葉双一とははの気まぐれは、UK PROJECTの社長も一緒になって30年前に蔵を改造して創ったという、 彼らのホームグランドで日本最古のライブハウス京都拾得が最高でしょう。
リップスライムもドラゴンアッシュもダンスホールレゲエもいいですが(本当に良いと思ってます)、 こういう音楽も是非多くの人に聴いて欲しいと思います。聴けばわかります。ま、あえて乱暴に説明すると、 BOB DYLAN & THE BANDの2003年京都の若者版なのですが。
文責:グリグリオフィス/Oooit Records 瀬戸英夫
春と乙女



収録曲
01. 惡い空想
02. わたしの人魚姫2
03. 惡い意味での個性がいっぱい
04. かわいいあの子
05. 遠くの町
06. 星の上
07. お高くとまった季節
08. 夜の底
09. 春と乙女
10. オートバイ少女
11. ポケットと冷たい手
[ORCA-0202]
\2,415(税込)
Oooit Records
2002.03.22 out

21世紀のフォークの旗手、唄の魔術師、双葉双一from京都、
2nd アルバムを早くもリリース!!


「鬼気迫る雰囲気と破綻寸前の美とも思えるような言葉選び」「双葉の歌には20代という若さで 21世紀に足を踏み入れたものが味わうことのできる虚無感と、 それでも決して諦めないロマンティシズムとが微妙に宿っている」
・・・・・岡村詩野 いずれもPlayer1月号より

処女作「双葉双 一に気をつけて」(ORCA-0102)も、深く、マジカルに、浸透し、 双葉フリークが静かに増殖しているさなか、相変わらずの天才ぶりを発揮し、立った4ヶ月のインターバルで、 珠玉の名曲11曲を発表!!。
初期の双葉双一第2弾です。
是非白盤をもらって聴いてみて下さい。
これはダークホースですよ!ほんとに。
双葉双一に気をつけて



[ORCA-0I02]
\2,100(税込)
Oooit Records
2001.10.05 out

収録曲
01. LOVE
02. クリスマスに誕生日
03. 天使とドライブ
04. わたしの人魚姫1
05. タワーホテル
06. 人生やってこい
07. お嬢さん気をつけて
08. 4月下旬並みの陽気
09. お嬢さんよろこんで
京都系最終秘密兵器登場!!
オルタナ京都系、久々の新世代本格派フォークシンガー、京都のボブ・ディラン、双葉双一登場!
ライブを観てその切ない唄、妖艶なオーラの虜になる少女続出!!
京都を中心に噂が噂を呼ぶ美男子フォークシンガー双葉双一とは?


くるり・キセル・ママスタジオなどの立命館大学系京都系がほとんど上京&メジャーデビューしたあと、 日本最古のライブハウス京都拾得を中に若い世代の弾き語りフォークのシーンが形成されていて、その中の筆頭が、 ボブ・ディランやベルベットアンダーグランドの影響色濃い実力派双葉双一である。
とりあえず、70年代の日本のフォークロック好き、サニーデイサービス・くるり・ ゆらゆら帝国好きは要チェック。
いまの日本のフォークってゆずや19じゃなくてこれでしょう!

狐につままれてるとか、そういう感じ。はっきり言って双葉双一の存在がなんなのか、私はよく分からない。
ギター1本の弾き語り、舌ったらずな歌い方、アナクロじゃないけどクラシックなにおいのするシニカルな歌詞…… 確かに楽曲自体がものすごくいいと思うんだけど、そう目新しいことをやってるわけでもないし、 何か特別な演出があるわけでもない。だけど、双葉双一には、ほかのアーティストとは明らかに違う存在感がある。 そもそも初めて双葉くんを観たときボブ・ディランより先に「丸山明宏みたいだ」って思ったんだけど、 双葉くんのライヴは現実か夢現なのか、けどそんなこともどうでもよくなるような、 不思議に艶めかしくロマンティックで夢想的な空間がある。それは、双葉双一にしか出せない色気。 音楽的クオリティを高めたいとか、どうしてもある不満をステージでぶちまけたいとか、ただ有名になりたいとか、 双葉くんにそんなくだらないガツガツした部分を感じ取ることができない。
今フォークっていうと、ゆずとか19とかのマネっ子した路上ミュージシャンとか、 やけにシリアスぶったメッセージ家とか、ひたすらURCとか聴きまくってるような音楽至上主義の人とか、 ぐるんと見渡してもそういうイメージしかない。もちろん好きなアーティストもいるんだけど。双葉くんの存在ってのは、 それとは正反対の場所にあって、フォークのクセして音楽に余計な意味を見出そうとしてない感じ。 それがものすごく新鮮で面白い。そんで、そんなアナーキーさも、 双葉双一が計算してやってるとはとても思えないようなところが素晴らしい。 ポッと出てきてスラリと時代の気分を体現してしまう身のこなし。ましてインテリぶったりしてない、 カルチャーぶったりしてない、出たトコ勝負、みたいな。だって、彼の最大の武器は彼自身なんだもん。 カッコいいというより、本当に妖艶な見た目、どこまで地なのか分からない舌たらずなしゃべり方、 エレガントな立ち振る舞い、曲、歌詞、それらが一体となった時に醸し出すムード。 それこそが双葉双一の最大の魅力なんだな。それはまるでステージで風に吹きっ晒されてるようなあやうさ。だけど、 だから美しいし、艶めかしい。
でも本当は、それすら双葉くんの手の内かもしれない。
たまに双葉双一の本質にあるものを覗いてやろうだなんてやらしいマネをしてみたりする。けど、 彼の存在に触れているとそんなのどうでもよくなって、やっぱり溜め息をつきながらその挙動に見入ってしまう。 そうやって私はまだ双葉くんがなんなのかよく分からないままでいる。双葉双一を、こんなに好きなのに、 どうして好きなのか分からないと思い悩んでしまう。そしてふと、双葉双一に振り回されてる自分に気付く。
双葉くんのことをこんなに好きなのは、そういうことかもしれない。
彼は今も私の背後で、ニヤリとしてる。双葉双一に気をつけて。
どうかあなたも。(インディーズマガジン 近藤ともみ)