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Live Report ライブレポート 2003

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2003.9.12
"CLUB Que 9th Anniversary ~COLORS OF LIFE~"
analers/DMBQ


DMBQ

analers
ありそうでなかった対バンanalersとDMBQ。まずは「ダイナマイト・マスターズ・ブルース・カルテット」。その名の通りドラムが刻みあげたリズム(火薬)をベースがこねくりまわし、2機のギターが膨れ上がったグルーブ(ダイナマイト)に着火する。聴衆はリズム&ブルースの衝撃を受け、めくるめくサイケな夜に招待される。あとはただ亡者のごとく横に揺れるばかり。テンションが絶頂を超えたvo.増子氏は、ステージから飛び出し観客の頭を踏みつけ、渡り歩き、最後列で歌いあげる。そこにいる全ての人がロックンロールの被害者になっていた。続いて黄色い歓声に包まれ現れたのは「analers」。立て続けに怒濤のタテノリアップビート。実に爽快。途中MCで本日初ライヴ、新ドラマーMieke氏を紹介。あまりにもバンドに恐いイメージがついているので「某CMのチワワを巨大化させた顔を持つ」彼を起用したとのこと。中盤の「A・S・A・P」からより一層演奏に拍車がかかっていく。それにしてもvo. 恭一氏の声は、何故あの重厚なサウンドの中はっきりと研ぎすまされた刃物のように人の胸に突き刺さってくるのだろうか。まるで自分の為だけに歌ってくれているかのような幻想に陥る。そして力強くコブシを突き上げ、夜を切り裂く音、明日を切り開く音、この2組のライヴに出会えた今日に感謝した。
(撮影/鈴木恵、文/中村学)
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