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Live Report ライブレポート 2006

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2006.10.13
"CLUB Que 12th ANNIVERSARY [EACH TWELVE CONSTELLATIONS]"
"「オグラBOX 3枚組」CD発売記念ワンマン ~オグラの出産~"
オグラ&ナンザンズ
GUEST>リリー・フランキー



困った。レポートは一言「恋をした」で完としたい。財布の中身が3千円でもはたまた0でもするときゃするさ。恋は盲目なのだから。今日は妊娠(曲作り)を経て出産(発売)をしたPARTY。当然の如くSEから赤子の「オギャー」。産み落とした子供(曲)をLIVEでどう育ててゆくんだろう。デジタルインチキ手廻しオルガンを引っ提げてきたオグラ。チャップリン?バイキング?パイレーツオブカリビアンのジョニー・デップ?へんてこりんとも言うべき格好は…いやいや魔術師か?唄い出した声もメロディーも釘付けにするもんだから…。そしてナンザンズが登場しBANDになる。軽快なリズムが流れ出して行進するようにおもちゃ箱から溢れ出た音楽。ラスティックな「裸の王様」。真面目に遊んでいる。初めてギターを手にした少年の顔で。かと思えば小型扇風機を回しトライアングルを鳴らし指揮者のように佇んでシャボン玉を踊らせる。でもウーロンハイを啜る姿は酔いちくれだし、ちんちくりん以外の何者でもない(笑)リリー・フランキーとのやり取りなんて大衆酒場の一コマだ。そこはもはやライブハウスではない!あまりにも存在がエンターテイメントだし、下ネタの飛び交い具合と二人のマイペースのコラボはある意味サスペンスだし。そんなのが繰り広げられつつもAGで思いに耽る色も唄ったりとボリュームたっぷりだった。オグラ&ナンザンズ&リリー・フランキーに「恋をした」としか言いようがない。だってまた会いたい(聴きたい)もん…
[撮影/平沼久奈、文/田嶋秀子]
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