CLUB Que WEBSITE

Live Report ライブレポート 2014



2014.5.31
トモフリ
TOMOVSKY/フリサト
TOMOVSKY-1
TOMOVSKY
TOMOVSKY-2
TOMOVSKY
TOMOVSKY-3
TOMOVSKY
フリサト-1
フリサト
フリサト-2
フリサト
フリサト-3
フリサト
画像をクリックすると拡大表示で閲覧できます。
出演者の頭文字をくっつけて“トモフリ”と題された対バン企画。先攻はフリサト。「カラフルでキテレツな…」「そいつは秘密さ」で序盤からエモーショナルなアンサンブルを鳴らし、「青い歌」でTOMOVSKY(以下:トモフ)の曲をアレンジして『歌う33歳~』なんて口ずさむシーンも。大先輩との競演に対するプレッシャーで腹を下し、半日トイレにこもっていたとゆう水本(Vo.Gu.)。その張りつめた緊張感がプラスに作用し、サポート中澤(Gu./ソレカラ)のネオンのように眩いギターフレーズ、本日正式メンバー加入が発表されたゆうへい(Key.)のエンタメ色満載なパフォーマンスの相乗効果で、ラスト「僕らの行方」まで一貫したPretty&Joyfulを見せてくれた。迎え撃つトモフは、双子の兄ハル(Ba./ Theピーズ)とサード・クラスを従えたお馴染みのバンドセット。転換時から飛行機のおもちゃで遊ぶ子供のようにギターケースをお客さんの頭上で旋回させ、SEのThe Who「My Generation」に合わせて歌い、すっかりあたたまった空気の中、大スペクタクル・ロックオペラ「無計画とゆう名の壮大な計画」でライヴスタート。自然とコーラスが起こり、『不安か?』『イエー!』のコール&レスポンスで瞬く間にフロアはトモフ船長率いる大型船に、観客はクルーに様変わり。「過去のドレイだ、生きた化石だ」「ムカシミタイニハアソベナイ」「ねる日」と、水しぶきのようにハネるリズムとメロディの大海原をグングン進んでゆく。MCでは大木兄弟のポール・マッカートニー、矢沢永吉のモノマネが飛び出し爆笑の嵐。アンコールではポールの来日公演中止を引きずるハルを励ますため、トモフがThe Beatles「Let It Be」をキーボードで弾き語り。間奏やブリッジにさり気なく「SAY YES」「YAH YAH YAH」のサビを織り交ぜ、『ポールー!!』の大歓声と拍手が飛び交うカオティックなカヴァーの後は、鉄板キラーチューン「脳」「スポンジマン」「歌う48歳」で畳みかけ、大団円の終宴。トモフの人生哲学、“最高の錯覚”と“最強の幻想”が炸裂する、最凶のクルージングだった。
[文/宮本貴子 撮影/大出丈仁]
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.