2017.3.24
"JSG presents 2マンライブ ~vanishing day 1~"
Jake stone garage/KAGERO
Jake stone garage
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KAGERO
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Jake stone garageがCLUB Queで開催する3ヶ月連続2マン企画「vanishing day」の第一弾。先に登場したのはKAGERO。祭りを連想させる和の旋律を鳴らすサックスが、スピード感あふれるJAZZ PANKに乗った「THE TRICKSTER」でライブがスタート。続く「ROYAL KLOVER CLUB」「flower」「Pyro Hippo Ride」と矢継ぎ早のキラーチューンの連続に、ステージもフロアもテンションが上がったままだ。RUPPAのサックスは切り裂きながら煌めくようにシャウトし、菊池智恵子のピアノは時に繊細に時に打楽器の如く叩かれ、萩原朋学のドラムは軽やかに轟音のビートを刻み、白水悠はベースを抱え舞いながらエモーショナルなグルーヴを放出する。ジャズカルテット編成の彼らが奏でる、脳天直撃のハードコアなサウンドは、どの曲もドラマティックでダンサブルだ。MCで白水が「ジェイクのサっちゃんは革ジャンを脱がないんでしょ?じゃあ俺も脱がない」と宣言すると、後半も長髪を振ってベースを鳴らし、汗だくで脱ぎたい仕草を見せるも我慢を通した。最後の「sheepless, but feel alright」まで強烈にアグレッシブなライブに、観る者の心は撃ち抜かれっぱなしだった。
後攻はJake stone garage。一曲目は「clash disco」。タイトなリズムにベースラインがうねり、ボーカルにコーラスがハモり、エッジの効いたギターが重なって徐々に熱量も高まっていく。黒の革ジャンをクールに着たワタナベサトシ(Vo/Gt)が「シモキタァー!」と叫ぶと、鋭いビートの「秘密」から、「WARP」では“ウォーオーオー”の掛け合いに沸き、会場に一体感が満ちていく。西司(Ba)が生み出すグルーヴもテンションを最高潮に引き上げた「スパイダーアクション」。絶叫に次ぐ絶叫の「GOD LOVES YOU」は刺激的なロックンロールを聴かせた。この日は「古い曲もやってみたくて」という岩中英明(Dr)の選曲。少し懐かしめの「季節の傷跡」「結末」で、泣きメロを力強く歌い上げたのが印象的だった。終盤、KAGEROのruppaを招き入れ「SHAKE YOUR HEAD」を一緒に演奏。ロックなボーカルにサックスが絡みつくアレンジは相性抜群。客席からも大歓声が飛ぶ盛り上がりに!本編最後は「ラトル スネイク シェイク」「トビラ」で熱く駆け抜け、アンコールは「クリムゾンジャガー」のソリッドなギターサウンドでラストを飾った。余韻の残る会場に拍手はいつまでも鳴りやまなかった。
[文:下村祥子/撮影:山中善正]
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