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　親交の深い後輩や仲間たちを集結させたTEARS OF THE REBELの企画は、フード出店もあったり新年会同然の賑やかなパーティー。PET、SiCXに続いて登場したのはFOX LOCO PHANTOM。どアタマから轟音が掻き鳴らされ「しゃれこうべ」で一気に加速すると「東京ロックス」、「群青バタフライ」と煌びやかでキャッチーなナンバーを続々とプレイ。“叫ぼう下北！”と「ライオット」では、依田逹義(Vo)は、客席に降りたと思えば会場の後方で焼かれていたフランクフルトをひょいっと持ち出しながら歌ってみたり、途端に独壇場にしてしまう。思うがままライヴを楽しむ様子のまま、ラストの「妄想ガール」へ。“We are FOX LOCO PHANTOM!!!”と叫びステージを後に。点火した途端に暴れ散らす、爆竹みたいなステージで圧倒した。
　ファンのアツい歓声が湧くなかTEARS OF THE REBELが登場。“イエーイ、下北！今年もよろしく！祭りだ、祭りー！”KOJI(Vo)が煽りつつ「BREAK THE CHAIN」からスタート。煌びやかかつ重厚なサウンドであっという間に惹き込み、間奏にはバック宙をキメて見せるKOJIとのっけから絶好調だ。加速させるよう「HOW」、「GLOW」と、オーディエンスは拳を上げて盛り上がった。MCでは、好きなバンドを全部集めたと話し各バンド紹介をしたが、音楽仲間でありリスペクトする存在が集ったのだと感じられた。終盤は「L.G.L.G」と衝動に駆られるダイナミックなグルーヴをかき鳴らし、ラストの「STARRY DISCO」へ。“光を放ち続けていく！　ガシガシアツく輝いていこうぜ！”と投げかけ、KOJIは高らかにピースサインを掲げた。アンコールでは、“いい年にしようね、お互いに”と2019年への想いを伝えつつ「SWEET NIGHT PUNK SONG」を披露してフィニッシュ。ポジティブなエネルギーが充満する会場で余韻に浸りながら、彼らの宴はまだまだ続いた。

[文：大島あゆみ／撮影：前田美里]