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Live Report ライブレポート 2019



2019.3.2
『レ・ロマネスクの桃の節句』
~灯りをつけましょ、あなたの心のぼんぼりに~
レ・ロマネスク -oneman-
演奏:渡邊恭一(テナーサックス)、奥野武範(ほぼ日/ギター)
レ・ロマネスク
レ・ロマネスク
レ・ロマネスク
レ・ロマネスク
レ・ロマネスク
レ・ロマネスク
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レ・ロマネスクはこの日、第一部をCLUB Queでのライブパフォーマンス、第二部をB&B(Queのひとつ上の階の本屋さん)でトークイベントを行い、どちらもソールドアウトにした。
第一部の演奏には渡邊恭一(テナーサックス)、奥野武範(ほぼ日/ギター) を招いて特別編成での濃厚なワンマンライブ。
フランスでは世界の「北野武」「宮崎駿」「黒澤明」に次ぐ知名度を誇り、「パリで一番有名な日本人」とも言われているレ・ロマネスクは、日本でも急激に注目度を上げてきている。去年、このピンクで細長い方のTOBIさんがこれまでの人生で遭遇した「ひどい目」エピソードをまとめた本が出版され、話題に。
それ以前にもNHK Eテレの朝の子供向け番組「お伝と伝じろう」のメインキャストを務めたり、2011年にはフジロックにも出演していたりと知る人ぞ知る感じではあったのだが2019年の年明け後、テレビ朝日系列の「激レアさんを連れてきた。」に出演し、放送後告知したこのワンマンライブの一部二部の通し券は一日で売り切れてしまったのだった。

ライブは初めて見た人にも伝わる丁寧さがある、古典落語のようなしっかりとしたオチと音楽ならではの耳に残るサビ的なフレーズそして、毎度曲を始める前に楽しみ方や曲の内容の説明などがあって、何度聞いても見ても、子供でも大人でも楽しめてしまうのだ!!

相手を呪っているつもりでずっと祝っていた曲「祝っていた」や沖縄の方言で歌詞を制作した曲「いちゃんだビーチでアガッ」日本一短い駅名を題材にした曲「津の女」そのセルフアンサーソングとして作られた日本一長い駅名の長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅を題材にした「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前の別れ」など、曲名と曲の説明を聞いただけでワクワクできる。
前日に作ったという新曲「3月4日」は「一年のうち大体330日位は箱の中」「あなたの成長を祈っているのに姿は見ることができない」と雛人形たちの気持ちを長編のラップで叩き込むこの日ならではの新曲だった。

毎回新しい趣向を盛り込み常により良いものを目指すエンターテイナー。「紅白を狙っている」とMCで何度も言っていたが、本当に出れるようなそんな気がしています。
これからも大注目です!!

[文:CLUB Que 福田政博/撮影:山中善正]

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