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Live Report ライブレポート 2019



2019.6.22
THE 四半世紀 Que25th【QueRTER PARTY】
"下北沢QUE25周年企画 presented by wonder release Venus Peter x Debonaire"
Venus Peter/Debonaire
O.A> WOOMAN
Venus Peter
Venus Peter
Venus Peter
Venus Peter
Venus Peter
Venus Peter
Debonaire
Debonaire
Debonaire
Debonaire
Debonaire
Debonaire
WOOMAN
WOOMAN
WOOMAN
WOOMAN
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 今年1月に活動再開を発表し、未発表音源を配信リリースしたVENUS PETERの復活ライヴ! 共演はかつてのレーベルメイト・Debonaireで、両バンドの対バンはなんと26年ぶり、そうQueが開店するより前のことだ。
 オープニングアクトを務めたWOOMANは、ドラム、ベースが穏やかに鳴り始め「STILL INSIDE」から幕を開ける。60sサイケ~80sパンク、ロックが交わり合うサウンドはクールな印象が全面にありつつ、どこかセンチメントな哀愁漂うメロディが胸をくすぐる。言うまでもないが彼らが出演バンドのなかでは若手で、序盤は観客も様子をうかがう雰囲気だったが、歯切れ良いギターリフから「NO TROUBLE」へと続くと惹き合うように盛り上がりを見せ、ラストの「WANTED」では、会場の空気もばっちりで、この日に相応しいライヴとなった。
 アルペジオ・ギターの鮮やかな高音が鳴り「Another Sun」からDebonaireのライヴがスタート。軽やかなビートにカラッと明るく爽快なアコースティックギターの音色、そこへ中井尚志(Vo)の歌声が響かせて会場を魅了する。この日はDebonaireにとっても久しぶりのライヴだったが、優美なメロディは、深みがあってブランクは感じられないほど。「Map To Our Paradise」で本編を終えると、観客からの鳴り止まない拍手に応え再びメンバーが登場し「Though The Street」を披露し、清々しい音色を届けてステージを後にした。

 いよいよステージに立ったVenus Peterは、クージーことクジヒロコ(Key)を迎えた6人編成での登場だ。のっけから「Painted Ocean」から「Yellow Shack」と、サイケなギターと甘美なメロディが折り重なるナンバーを連発。「New World」では、沖野俊太郎(Vo)はギターを鳴らしながらしなやかに歌い、オーディエンスも全身で浴びながら体を揺らす。数十年前に発表された楽曲にメンバーが積み重ねてきたモノが足されて、磨きのかかったグルーヴになっていて世代もジャンルも越えていたように思う。
「The Trip Master Monkey」を届けてステージを後にすると、アンコールでは次回は10月にライヴを行うことを明らかに。次なる展開に喜びの声が上がると「Hands」をはじめ3曲を披露した。盛りだくさんのライヴの終演後、熱気が充満するなか長年のファン、音楽仲間たち、そして出演陣が集ったフロアは祝宴も同然の賑やかさ。Venus Peter、Debonaireのライヴを体感した喜びと、ひとりひとりの音楽人生・募らせた想いがクロスする素敵な一夜となった。

[文:大島あゆみ/撮影:山中善正]

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