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Live Report ライブレポート 2019



8/10 "夏のVIVA YOUNG! 2019 5DAYS~25祭「よォーこそ!」"
ワタナベイビーBANDSET
[Ba:田中貴(サニーデイ・サービス)、Dr:オータコージ]
The Songbards/堂島孝平
DJ> クラヤマナオキ
ワタナベイビーBANDSET
ワタナベイビーBANDSET
The Songbards
The Songbards
堂島孝平
堂島孝平
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 4日目を迎えたVIVA YOUNG。トップバッターは、VIVA YOUNG開始当初から出演のワタナベイビー。田中貴(サニーデイ・サービス)、オータコージを迎えたワタナベイビーBANDSETのステージは、最新作『GOLDEN BABY』の楽曲から「キミやせたね」、中学生の頃に”官能的な曲を作ってみて”と言われ作ったという「二人でナポリタンを」など当時のエピソードやデモ音源時代のことを振り返りながら演奏していく。アルバムを引っさげてのツアーも各所まわっていた3人は和気藹々といった雰囲気で、息はバッチリで特別に演奏された「い・け・な・い ルージュマジック」(忌野清志郎+坂本龍一)のカバーではサビの部分を“ワタナベイベー”と言い換えてシンガロング。観客も交えて盛り上がった。そしてワタナベイビーが自身の愛娘誕生から生まれた「育児勉強中」と、暖かなユーモア漂うナンバーを届けた。
 主催のクラヤマのDJを挟むと“実はですね、今日の組み合わせがいちばん楽しみだった! ついに出てもらいます! 堂島孝平!”と呼び込み、ライヴがスタート。まずは弾き語りで爽快なポップ・ナンバー「いとしの第三惑星」を演奏すると、sugarbeans(Key)を迎えて「6AMへ」。鍵盤が加わった鮮やかな音色に観客からもクラップが起こり「NO GOODBYE」、「PERFECT LOVE」を披露。『トイストーリー3』に感化されて作ったところ最新作『トイストーリー4』の邦題が同名だったというミラクルが起きた「きみのため」と、スロウ・テンポの「So She,So I」をていねいに歌い上げ、ラストは新曲「頬」で締めくくった。MCでは気取らないぶっちゃけトークで笑わせて、メリハリのある楽しいライヴを見せた。
 トリを飾ったThe Songbardsは、「青の旅」から美しいメロディとコーラスワークを響かせて惹き込んでいくと、軽快なメロディが夏にぴったりの「雨に唄えば」と続き四季の表情を等身大のメッセージに重ね合わせたナンバーを演奏していく。先ほどのステージで堂島が“The Songbardsは、アラバキで初めて観てめちゃくちゃ良くて思わず声をかけちゃった”と話しており、先輩からも熱視線を浴びている彼らだが“今日は最初、緊張していました。ワタナベイビーさんも堂島さんも僕ら世代にとっては『こち亀』とかアニメ主題歌で知っていた存在なので”と松原有志(Gu. Vo)。そんな緊張感から助けてくれたのも先にステージに立った2人の音楽だったといい、時折ににこやかな表情を見せながらライヴを進行する。最後は軽やかなビートとキャッチーなメロディの「太陽の憂鬱」を演奏して締めくくった。朗らかでハッピーな気持ちになれる、素敵なスリーマンだった。
[文:大島あゆみ/撮影:Que STAFF]

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