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THE NEATBEATS
"MR.PAN" 真鍋 崇(vo.Lead gu)/"MR.LAWDY" 土佐 和也(vo.2nd gu)
"MR.ROYAL" 三浦 誓山(vo.b)/ "MR.SHALLOW" 朝原 啓介(vo.dr)
» http://www.neatbeats.net/
一見していかつくて無口で融通の効かない人達かと思いきや、笑いあり黄色い歓声有りでオモロ楽しいライヴを繰り広げる彼ら。ロックンロールが元々パーティミュージックだった事を考えれば自然な感じなんだけど、80年以降のバンドにそういうスタイルは殆ど見られなかったし、いてもちょっとという感じが多かったが、彼らの出現により一気にロックンロールがポップでハッピーな物という感覚がよみがえった。それに Mr.PANの口から「なんでやねん」の一言が出た時に伸介・竜介(島田伸介の漫才グループ。竜介さんは今年の春に亡くなってしまいました。ご冥福を)を思い出してしまう人は俺だけではないでしょう。以前は日本のリバプールは博多とか言われてもいたけど、今は彼らのおかげで大阪こそリバプールで、マージービートは関西あきんどのビートだと思ってしまう。そんな彼らも初めてCLUB Queに出演した時は閑散ガラガラの状態。そこで彼らはドラマーのみをステージに置き去りにして、マイクスタンドごとホールの真ん中まで前進して逃げ場を失った客に対して言った「これで満員や!」。それは長い事ライブハウスをやっていても初めての出来事。だいたいのバンドは「みんな前に来てよ~」なんてお仕着せがましいのか、他力本願なのか分からない事を言いがちなんだが、彼らの本意、「自分達が楽しめば客は楽しいはず」という方程式が見えたような気がした。その後瞬く間に人気を博していったのは当然の結果。ここでのライヴは少しリラックスしているのか、何かが降りてきているのか良く喋ってくれる。「他のコヤではこんなに喋ってへんで~、Queは大サービスや」と言って爆笑をとっていた。さらに良かったのは対バンを選ばなかったこと。最近ありがちな枠内限定的なイメージは全くなくて、JERRY LEE PHANTOM、SCOOBIE DO、POLYSICSなど全く違う音の中でも存在感を発揮していく。以前の世代には良く見られた形で、お膳立てが整ったところにしか出れないバンドとは違って「楽器さえあれば誰だって、どこだって楽しませられるぜ」と自信持っていえる数少ないバンドでもある。その証拠に飾りっ気のない素明かりのみの照明も一貫している。アメリカツアーではライヴの前日に楽器を取りにMr.PANが2000km以上自走して本番5分前に到着したとか、ビジネスオンリーの PAに逃げられたとか、思いっきり危険な地区のコンビニにメンバーの一人を置き去りにしたらゾンビみたいな黒人に追われたとか、書ききれない逸話もわんさか。自ら展開しているレコードショップに加えてマネージメント会社も立ち上げた。バイタリティもユーモアも音楽もかなり次元の高いところに有るバンド。今後とも目を離せない最高峰のロックンロールバンド。
2006/12/14(THU)・15 (FRI)
" ROCK'N' ROLL CHRISTMAS TOUR 2006 "
THE NEATBEATS -2DAYS-

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