２００１年１０月、内藤亮子（Lead Vo/Gu)のやっていたThug Murderが解散し、１１月にBilly’s Synapseでやっていた中村秀人（Lead Vo/Gu)と一緒にバンドをやろうと意気投合する、後にBilly’s Synapseの松崎穣（Ba/Cho)が入り、FOR SIGHTの宮脇君の紹介で広岡裕貴(Dr/Cho)と出逢い、２００１年１２月このメンバーが揃い、活動開始となった。

結成して１ヶ月後の２００２年１月１３日新宿JAMを皮切りに東京を含め、日本全国、海外などSTREET PUNK BANDとしてライヴ、ツアーを行う。同月に初音源となる7EP”LAST TARGET”(LUCK Rec.)のレコーディングを行い、３月からは初めての全国ツアーを行う。これが軽のハコ車に詰め込んだ機材と、４人の人間でギュウギュウになりまわったわけだが、想像以上にきつかった！免疫力と忍耐力をつけよう！といきこんでやったはいいが…。しかし毎日、地方のライヴハウスの方々やバンドの皆の優しさや出会いに励まされ、終わらせる事が出来た。本当にここでは載せきれない程の方々に支えられ行ったツアーだったが、やった甲斐はあったと最終日のシンバラインで痛感した。本当に皆どうもありがとう！

翌４月には初めてのUSツアー、前半はミネアポリスのSTREET PUNK BAND、A-Bomb Nation、後半はフィラデルフィアのTHE BOILSと共に回る。その他、 The Casualties,Toxic Narcotic,NY REL-X,A GLOBAL THREAT,SHWILL ROTTENなど共演する。ホント故障ばっかりしてたオンボロツアーバン、マッジ小便臭いベースメントライヴ、ビールのほろ苦さ、ブッ壊れた英語でも分かりあえるプールバー、寝床の確保、こちらもまたヤケクソツアーでした。しかしパンクロックが好き、というそれだけで分かりあえる俺達に国境はないのだな、と改めて実感する。手伝ってくれたBen & Sue,泊まらせてくれたパンクス達、I thank You SO MUCH!!!

こうして私達LAST TARGETは、無名バンドの無謀ツアーを日米で行い、よいしょよいしょと幕を明けたのである。何も出来ない、じゃなくて、やろうとしてないだけ。なにをやったらいいのか分からなかったのでヤケクソでやった。そして分かった事もたくさんあった。俺達の道はまだまだ続くぜ、今度は君の街で乾杯だ！