福永:ちょっと話ずれると思うのですが…。ライブハウスが、というよりは、活動全般なんですが、昨年Zher the ZOO YOYOGIで[RAG TIME konzelt注釈6]という企画をやらせて頂いたのですが、そういうイベントを創って、ライブハウスでこうやったりとか、ラグタイムの時に、今までに(内容的に)前例が無くっても『こういうのやったら面白いんじゃない?』みたいな妄想あるじゃないですか?その妄想を皆で頭くっつけて考えて、どうしたら実現できるのかって考えていって、考える時点で楽しかったしそれを実現した時にお客さんが凄いピースフルな顔で帰ってくれて。『凄い良い企画だった!』って言ってくれて、そういうワクワク感というか、枠にとらわれないような、『今までどうだった』とかじゃなくて、『これは無理そうだから』とかじゃなくって、思いついた楽しそうな事を俺は全部やって行きたいなぁと思ってて。去年はライブハウスという枠も取っ払って、公園のベンチとかにただ座って、野外フェス的なものをやってみたりとか。フェスっつってもそこらへん歩いてる人に手拍子お願いしたりとか。作品作りに関してもライヴに関しても企画に関してもどんな活動にしても、やっぱ作り手側はワクワクしてないと、見る側も楽しめないと思いますし。俺、よくいうんですけど、秘密基地を子供の頃に作ってた感覚に近くて。『これヤバイの創っちゃったよ』って思うけど、『でもこれ秘密だから見せないけど、超見せてぇ』みたいな。で、結局見せるみたいな。親呼んで来て『これ秘密基地なんだよ』って。あのワクワク感ばかりを俺はやって行きたいと、去年の企画以降思い始めて。音楽的なアプローチもそうだし、ライブハウスでのライヴもそうだし、ライブハウス以外でもそうだし、あらゆる面で今はこれやったら面白いというか、いたずら心というか、そこを大事に活動していきたいです。