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【UKP OFFICIAL LIVE REPORT:ウソツキ】「金星人に恋をした。」レコ発企画〈USOTSUKA NIGHT Vol.3〉

6/26に下北沢CLUB Queにて行われたウソツキ企画「金星人に恋をした。」レコ発企画〈USOTSUKA NIGHT Vol.3〉のライブレポートを公開! 今回このUKPオフィシャルサイトではウソツキとpaioniaにスポットを当ててご紹介いたします。是非ご覧ください![文:濱田和人(UKP) / 撮影:オチアイユカ]


2014.06.26(THU) @下北沢CLUB Que
「金星人に恋をした。」レコ発企画〈USOTSUKA NIGHT Vol.3〉
ウソツキ / paionia / GOOD BYE APRIL / 夜明ケマエ


【paionia】

2ndアルバム「rutsubo」をリリースし、その後のワンマンライブを終えてしばらく経ったのだが、現在の彼らのモードはどのようなものだろうか、今日はそれを確かめるべくCLUB Queへ向かった。
SEが流れる中、静かにアルペジオを爪弾く高橋(Vo.Gt)。SEがフェードアウトし、『boredom』で幕を上げた。それぞれの音が重なり合い、次第に曲の輪郭を成していく。ラウドなストロークに移行した直後にうねり出すグルーヴ。菅野(Ba)の高速ストローク、尾瀬(Dr)の超前傾姿勢から繰り出されるへヴィなドラミング。その中で、言葉少なくも描き出すメロディの美しさに、フロアはただただ直視するのみだった。
03_20140626_22その後『スケールアウト』、新曲『田舎で鳴くスズメ(仮)』と続き、MCで一旦クールダウン。この企画にオファーを出したウソツキに対し、簡潔に感謝を告げる。
そして少し間を置き『東京』へ。この曲中は息をするのも忘れてしまいそうなくらい、その場にいたpaionia以外の人間が『観る』と『聴く』いうことに集中していた。スリーピースという最小限の編成から鳴らす音をロスなく結束させ、一つ一つの音が結晶体とし東京という曲を鳴らしている。エモーショナルな高橋のヴォーカルとそれに追随するバンドの演奏が一人一人の細胞に響き、心の中の「何か」を震わせる。『東京』と名の付く曲は数多く発表されているが、paioniaの『東京』も聴く人も時代も選ばず、聴かれ生き続ける曲なのだと思う。
再度MCを入れた後に演奏されたのは『いまだにクリスマス』。そして最後は『素直』。「褒められたいだけなんです。恰好つけたいだけなんです。こだわりだらけで一人なんです。君にばれたら元も子もないんです。」とつぶやくように繰り返す高橋。そのつぶやきに熱を宿し、「素直な歌を歌いたい。」とサビでパッションを爆発させる。paioniaのライブで観客が固まってしまうのは、彼らが放つ音、歌があまりにも真っ直ぐで少しでも体を反らすと受け止められなくなってしまう。正面からキャッチしないとはじき飛ばされてしまう。そんなことを思ってしまうほど、実直な演奏だった。8月には自主企画も決定しており、マイペースながらもアクションを絶やさない彼らの今後に注目したい。

【paionia set list】
1.boredom
2.スケールアウト
3.田舎で鳴くスズメ(仮)
4.東京
5.いまだにクリスマス
6.素直


【ウソツキ】

6/4に初の全国流通盤「金星人に恋をした。」のリリースを経て、この日のレコ発ライブを迎えた彼ら。セッティング後、少しでも長くステージに立っていたいのか、楽屋に下がることなくスタート。
吉田(Gt)がたゆたうようなエフェクティブなサウンドを鳴らし、観客の目をステージに集中させる。ドラムカウントが重なり1曲目『アオの木莓』がスタートした。竹田(Vo.Gt)の少しハスキーめだが抜けのよい声が凛としてと響き渡る。駆け出すようなリズムを刻む林山(Dr)に藤井(Ba)のメロディに寄り添うベースラインが絡んでいき、徐々にバンドアンサンブルを構築していく。軽く挨拶を済ませ、次に演奏されたのは『京葉線SOLDOUT』。曲中では歌いながらも、時にはにかむ竹田。今日という日をいかに楽しみしていたかがよくわかる。自身もバンドメンバーもこの日を楽しんでいるのがよく伝わってくる。その後も『君は宇宙』『金星人に恋をした』と続き、惜しげもなく「金星人に恋をした。」の世界を表現していく。ここまで特に印象的だったのが竹田の歌いながらもフロアを視線を送り、観客とのコミュニケーションをより密なものにしようとする姿だった。MCで幼少期の好奇心に対し、竹田は現在の心境を重ねながら語る。そこで演奏されたのは新曲『過去から届いた光の手紙』。この曲はウソツキがもう新しいフェイズへ突入している事を見事に表現していた。曲の即効性もフロアに余すことなく伝わり、新曲ながらもこの曲が放つビート感がすぐに観客を包んでいた。演奏が終わり、少しずつムードが変わっていく。「目をつむってる人、耳をふさいでる人、口を閉じている人、くさいものに蓋をしている人へ。」と告げ始まったのはウソツキ楽曲中最もシリアスな側面を持つ『ピースする』。歌詞もさながらに、サウンドの重厚感が楽曲の世界観を彩っていく。曲の最後で竹田が右手を挙げピースサインを作り出すその様に観客は拍手とピースサインで応えていた。緻密に作り上げたムード、いとも簡単に打破するように鳴らされたのは最後の曲『ダル・セニョールの憂鬱』。跳ねたリズムが心地よく、エンディングにふさわしい爽快感をフロアに与えていた。終始笑顔で演奏していたメンバーの表情がこの日のステージがどういうものだったかをよく表していた。
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アンコールの拍手に応え、再びステージに上がったウソツキの面々。竹田が出演バンドに感謝を伝え、おもむろに話し始める。「デビューした後の僕らはどうですか?垢抜けないままですけど、僕らは僕らで真っ直ぐに頑張っていきます。また次会う時はもっと大きいステージで会いましょう。ウソツキで一番古い曲と今一番新しい曲です。」と演奏されたのは『1、2、3』と『新木場発、銀河鉄道』。バンドの核となる最古の曲と最新曲を並べることで、現在のウソツキの現在地を表現してみせた。さらには新作の制作に着手することも発表された。ウソツキはその歩みを緩めることなく彼ら流の王道の”うたもの”バンドの道をどんどん突き進んでいく。そんなことを予感させる一夜だった。

【ウソツキ set list】
1.アオの木莓
2.京葉線SOLDOUT
3.君は宇宙
4.金星人に恋をした
5.過去から届いた光の手紙(新曲)
6.ピースする
7.ダル・セニョールの憂鬱

en.
8.1、2、3、
9.新木場発、銀河鉄道(新曲)

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