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pollyのミュージックビデオ「沈めてくれたら」完成。監督は番場秀一が担当。
7月13日(水)に発売となるpollyのセカンドミニアルバム「哀余る」より、「沈めてくれたら」のミュージックビデオが完成。今作の監督は番場秀一が担当した。
番場秀一
プロフィール
京都府峰山町生まれ。1997年に映像ディレクターとしてデビュー。以降、主に、ミュージックビデオやライブビデオを演出。05年、祭に入社。映画界でも話題になった劇場公開作品「ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011-」で監督を務めるなど、音楽映像を中心に活動する映像作家。Short Shorts Film Festival 話題賞(短篇キネマ「百色眼鏡」)など、受賞作多数。
《リリース情報》
セカンド・ミニアルバム「哀余る」
2016年7月13日(水)
UKDZ-0177
1,800円+税
DAIZAWA RECORDS / UK.PROJECT
[収録曲]
01.沈めてくれたら
02.Addict
03.ひとのよう
04.堕ちていく
05.哀余る
06.ふつうのせいかつ
07.言葉は風船
08.post
ファースト・ミニアルバム「青、時々、goodbye」から一年ぶりのリリースとなる今作から聴こえてくるサウンドは、フィードバックノイズや、スウェディッシュポップ、さらにアーバンポップかと思えば、J-ROCKだったりもする。一見、まとまりのない作品に捉えられるかもしれないが、まるで混沌とした吹き溜まりに集まった渦が、いつのまにかさらりと溶けて消えてしまったような、違和感を感じさせない作品に仕上がった。
焦燥、憂鬱、疲弊、孤独、、、
pollyというバンドを言葉で表現しようとすると、ネガティブな単語が真っ先に思い浮かぶ。フロントマンの越雲龍馬(Vo/Gu)にはこれらの暗い言葉がとても似合う。彼は自分自身にコンプレックスを抱えるどこにでもいるような若者の一人だ。とはいえ、容姿は整っていて、人が羨む甘い歌声の持ち主であり、頭の回転も速いが故に気も利くし、服装のセンスだっていい。たくさんの才能が揃っているくせに、いったい彼はなにが不満で、なにが気に入らないのか?M6の歌詞にもあるが、「ふつうのせいかつ」に嫌気をさしたかと思えば、「ふつうのせいかつ」を望んで眠りにつきたいという。そんな矛盾を抱えながら、日々もがき苦しんでいる。M4では「なにがふつう?」と問いかけ、「僕がふつう」と言い切って歌う。やたらと「ふつう」という言葉に過敏な人間が作る楽曲と歌詞は、とても人間らしく生々しく聴くものに刺さる。
安堵、爽快、希望、友情、、、
前向きなテーマはいつだって時代から求められているけれど、pollyのような救われないテーマを歌うバンドの存在は、陰と陽の対比の如く重要である。救われない歌に、救われている人がたくさんいるという現実を彼らのライブ会場では目の当たりにできるのだが、 まずはpollyの音源に触れることから始めてほしい。そして肯定、もしくは否定してくれることが、日々の生活に不満を抱く越雲龍馬の精神を解放させるはずだ。
polly プロフィール
2012年4月、宇都宮でバンド結成。
2013年7月、RADIO BERRY(エフエム栃木)主催「ベリコン2013」グランプリ受賞。
2014年7月、UK.PROJECTが主催するオーディションで、ファイナル12組に残る。
2015年4月、メンバー全員上京。同月、Bandcampにて「Loneliness」の無料配信をスタート。
2015年6月、ファースト・ミニアルバム「青、時々、goodbye」をDAIZAWA RECORDSからリリース
2015年9月、1st mini Album「青、時々、goodbye」のツアーファイナルを下北沢CLUB Queで開催。共演にIvy to Fraudulent Game、paioniaを誘いソールドアウトさせた。
2015年12月、HEAVEN’S ROCK 宇都宮 VJ-2でワンマンライブ開催
2016年3月、下北沢CLUB Queで都内初のワンマンライブ開催
2016年7月10日、恵比寿LIUQID ROOMで開催されるART-SCHOOL&THENOVEMBERS presents「KINOSHITA NIGHT×首」に出演予定。
polly オフィシャルサイト
http://www.polly-jp.net/