ファースト・アルバムとなるので、当然ハードルは高い。
世の中の期待値以上の作品に仕上げなくてはならない。
そのためには反則技、すなわちドーピングが必要となり、メンバーがリスペクトしてやまないAnalogfishの下岡晃をプロデューサーに招いたことにより、作品のクオリティが軽やかに底上げされた。が、しかし、欲張りな彼らはドーピングに依存し、The Wisely Brothersの真舘晴子、Kidori Kidoriのマッシュをゲストに迎えた結果、さらに素晴らしい作品に仕上がった。
今作の収録尺は33分47秒。
新宿駅(京王線)から「ME to ME」を再生し、大妻女子大の多摩キャンパスまで徒歩で着く頃にはアルバムがちょうど聴き終わるように仕上がっているので、大妻女子大の生徒には是が非でも購入してもらいたい。
以下「ME to ME」に寄せられたコメント。
==========
“変な事したい”って気持ちってどこからうまれてくるんだろうか。”変わった自分見せたい”とか。
年をとる中でそういう気持ちは整理されてきたつもりだったのですが、たまにふつふつと胸の中に蘇ってきます。
今思うと、若い頃(今も)好きだった音楽や
バンドマンは自分にとってどこか変わった物ばかりだった。でも、ものすごく変わってるのが好きなわけでもないし。
そういうバンドいるけど
見つけづらくなってしまった。
どこにいってしまったのか。
いました、ここに。
変な事したいまま真摯にいい曲つくってるバンド
ヘルシンキラムダクラブ。
僕らの新しい選択肢
(ニューオルタナティブ)
下岡晃 / Analogfish
==========
リリースおめでとうございます。
1stアルバム!って感じで、とても良い。
僕は、Helsinki Lambda Clubの音楽も人間も大好きです。
だから、彼らの魅力がしっかり詰まった素敵なフルアルバムが聴けて、感動しています。
同じクラスにいても仲良くなれただろうな、と思えるバンドがめちゃくちゃ多いわけではないから、そんな風に思わせてくれる人たちが素敵な音楽を作ってくれることが本当に嬉しい。
どうもありがとうね。
マッシュ / Kidori Kidori
==========
くるっと降りていくコーラスをいつどうやって思いつくんだろう?
なめらかなように見えて
不思議と私の心にひっかかる。
歌詞の意味はきかずに想像してみた。私が薫君だったなら、どんな曲を作るだろう。
何かがあって、約束をして、少し複雑な朝、着る服を悩みながら、その人のことを考えたくないけど考えながら、このアルバムをきいていると私は何かに気づいてしまうかもしれない。
フルアルバム完成おめでとうございます。
真舘晴子 / The Wisely Brothers
▶︎初回限定仕様、インストアイベントなど詳細情報はこちらから!
http://ukproject.com/column/2016/10/11981/