バンド結成から約1年半。5曲入り自主音源と、6月にリリースしたスプリット音源しか世に流通していないのにもかかわらず、世の中の人間が彼らを放っておかない状況が続いている。無名の新人なはずなのに、とあるネット専門のレコードショップでは自主音源が記録的なセールスをたたき出し、スペースシャワーTVのパワープッシュ「it」に「36.4」が選ばれ、04 Limited Sazabysの山陰ツアーに突如誘われ、忘れらんねえよの柴田氏からはツイートで猛プッシュされ、訳もわからぬ内に地上波(フジテレビ)の番組「PARK」に出演をはたす。ただ曲をつくり、ただライブをしているだけなのにものすごい勢いでバンドの知名度が広がっている。ほんとに良いものって、なにもしなくても勝手に拡散されていくという一番理想的な形である。
そんな良い意味で騒がしい状況が続いているなか、今作は懐かしさと新しさが絶妙なバランスで共存しており、ど真ん中なパンクチューンからローファイ、ガレージポップなサウンドアプローチもあり、つまり何年経っても色褪せない作品だということを自信をもって断言したい。M6「9月になること」ではリーガルリリーのたかはしほのかがコーラスで参加。
dystopia
SONG LIST
- 01. 暖かい都会から
- 02. this is
- 03. ルサンチマン
- 04. My I My
- 05. teen age
- 06. 9月になること
- 07. utopia
- 08. あのトワイライト