“なぜわれわれは唄を愛し、ときに涙を流すのだろう。
そこまで心を揺さぶられるバンドに出会い、そんな唄を聴きたい。
パルナスはそんな表現者として彗星のごとくあらわれた。
曲は安定した強靱な演奏で支えられ、ドラマチックなメロディーは素晴らしくキラキラしていてるのに、心を切り裂かれるような刹那さに満たされている。それは、まるで鋭く研ぎすまされたナイフを隠しもっているかのように。
爆発するような力を秘めている“パルナス”の扉は開き、今作「エモーション」は、ついに重い腰を上げて走り出した彼等の魂が凝縮された傑作である。
西面友樹雄(g)、梶本浩司(vo.g)、村尾修一(ds)、山本大佑(b)より成る京都在住4人組バンド “パルナス”。1998年voの梶本を中心に結成。以降マイペースなライブ活動を展開し、デモテープを作り続け、2000年バンドの方向を決定づけたファーストミニアルバム「夜明ケ前」を完全自主制作で発売(主にライブ会場等で手売り)し、関西インディーシーンでちょっとした話題になる。
そして、今年4月26日、「夜明ケ前」はリマスタリングしジャケットも新たに再発。
ロッキング・オンの山崎洋一郎氏も絶賛する等、コアなシンパも増殖中。
そして、約1ケ月という短いスパンで「エモーション」を発売する。 “