2/20(水) Zher the ZOO YOYOGI
『UNKNOWN WEDNESDAY YOYOGI #6』
出演：AND LORELEI / レオニダ

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月に一回、UK.PROJECTのスタッフが今気になるバンドをセレクトしたニューカマーイベント『UNKNOWN WEDNESDAY YOYOGI』の６回目が開催された。

今回出演したのは、レオニダ、AND LORELEIの２組。
毎回３組のアーティストとDJによるイベントだが、元々出演予定だったuguisのvo.gt.臼井が声帯結節の為、出演キャンセルを当日に発表。
とても悔しい結果となったが、またの機会でリベンジして欲しい。

トップバッターはAND LORELEI（アンドローレライ）。

長野県松本市にて結成。80’s 90’sインディ、シューゲイザー辺りを鳴らすバンド。

1曲目は「サンデイ」。イントロで松林啓（gt.）の鳴らすどこか懐かしさを感じさせられるようなギターリフは、一度聴いたら耳に残り続ける中毒性がある。しっとりと優しいバンド・サウンドにまるで恋人のようにぴたりと寄り添う柏原菜穂（vo.gt.）の伸びやかで美しい歌声の心地良さもクセになる。
最後の曲「フォーユー」。後半になるにつれて増えていく音の数、壮大になっていくスケール感にフロア全体がAND LORELEIという1つの物語の世界に引き込まれたような、そんな錯覚に陥ったようだった。

2組目で、トリを飾るのはレオニダ。

2017年初頭に本格始動。
UKロック、ガレージ、ニューウェーブをベースとしたサウンドを鳴らすオルタナティブロックバンド。
2019年1月にba.の内田が脱退し、今現在は市川へる（スーサイドキャラバン）をサポートベースとして迎え、都内を中心に活動している。

登場するや否や、初っ端から激しいロックナンバーをかき鳴らし、フロアはすぐに最高潮へ。
2曲目「そして誰もいなくなった」は、レオニダらしい不穏な雰囲気でフロア全体を包み込んだ上に、大江（vo.）がラップ調でこれでもかとたたみかけるダンスロックな1曲。

最後の曲「勝手にやってろって」では、サビで「踊れ！歌え！」と、叫ぶように歌い上げていたのが印象的。
自然と体が揺れてしまうようなリズム、メロディーはレオニダの強みだと感じた。

文：井戸田瑠那
photo：チズワリナ