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【UKP OFFICIAL INTERVIEW】LOST INE TIME 海北大輔 『home』インタビュー

6/1リキッドルームワンマンライブを控えたLOST IN TIMEから、当日のみの会場限定音源「home」のリリースが発表された。しかし発表されたのは5/12。聞けばレコーディングもこれからだという。この今までにない急ピッチでの制作の理由を問うべく、今回海北大輔(Vo.Ba)への取材を敢行した。話を訊くにつれて現在どういった心境で6/1を迎えようとしているのか、新曲「home」への想い、更には自身の現在のモード、バンドを取り巻く環境など、「今」にフォーカスされた様々な話を訊くことができ、とてもフレッシュなインタビューとなった。[取材・文/濱田和人(UKP)]


–新曲「home」が6/1のリキッドルーム限定リリースとのことなんですが、このアイディアっていうものはどこから出てきたんですか?

海北:本当思い付きですよ。うん。今「5月の桜」ってツアーの真っただ中で、リキッドルームワンマンも控えてて、タイトルは違えど気持ちは12周年の一環の流れだと思ってて。それを総括する形で何かできたらなって。

–発案は「5月の桜」ツアーの最中で、それから動き出すということは制作期間としてはタイトだったんじゃないですか?

海北:その話が5月前後のことだったからね…。もうちょい早く動くってことも出来たかもしれないんですけど。そこからは無理くりスケジュール組んで。今の混じり気のない出来立てをね、こう…贈りたいなっていうか。普通の作品のリリースって大体から三ヵ月~半年、もっと長ければ一年前に曲がある程度仕上がってたりしてプリプロを重ねてレコーディングって進めていくんだけど、「新曲」ですってリリースしてるタイミングで発表されている歌詞だったりメロディっていうのは、言ってしまえば半年前、一年前のものなんですよね。今回はそういった準備を重ねたものとは違って、今思っている気持ちを今伝えたいから今やりますっていう、それだけ。

–「home」歌詞を拝見したんですど、気持ちがストレートに伝わる、回り道をしないダイレクトなものになってると感じました。

海北:シンプルですよね。言い回しどうこうじゃなくて、もうとにかく今の言葉を出したいっていう。でも源

ちゃん三っちゃんからしたら勘弁してよって部分はかなりあると思います(苦笑)。

–(笑)。 と言いますと?

海北:アレンジもしなきゃいけないし、組み立ての部分というか。弾き語りではないのでバンドにおける熟成期間みたいなものってほとんどなかったんですよね…。今回僕はほとんどアレンジに携わってないんですよ。二人がすごい頑張ってくれて。うん…。だから作曲はLOST IN TIMEで編曲に関しては三っちゃんと源ちゃんの二人が主導権握ってくれました。

–今回の制作のやり方ってバンドにとってしっくりきました?

海北:どうしても二人に負荷がかかっちゃったから、ちゃんと整った状態でやりたいかも。そこは反省点かなって。今回はとにかく12年っていうサイクルが終わる節目の瞬間で、新譜のレコ発ってことでもないんだけど、今回のツアーにしてもリキッドにしてもファンの人たちがいてくれて、集まってくれるから成り立ってるわけで、そういう人たちに向けて新しい曲で、今の気持ちとして届けることができたらいいなって思ってしまった。思ってしまった以上はやったほうがいいなって。

–ファンの人たちに向かった曲になってると。

海北:そこしかないかなって。今回は。LOST IN TIMEを全く知らない人に向かった曲ではないと思います。うん。これは間違いなくファンの人のために。ためにって言い方も変だけど、僕らと共に歩んでくれる人達がいなかったら今のLOST INE TIMEの活動はないし、12年っていう時間やってこられたのは間違いなくファンのお陰っていう気持ちがあるから。もうそれだけですね…。本当にね。ファンの人達に聴いてもらって、ファンの人たちが受け取ってくれさえすればそれでいいやって。この歌で世界が平和になってほしいとか、そんなこと全然思っていなくて。これはもう混じり気なくLOST INE TIMEを愛してくれている人達への想いだけを抽出した曲なのかなあっていう風には思います。

–LOST INE TIMEの楽曲って海北さんの自己の心象を色んな角度から切り取るのが特徴の一つと思っているのですが、今回のように純粋に一つの対象に向けて歌うっていうケースは珍しいんですかね?

海北:うーん、自分の内面を切り取って歌う歌ももちろんありますけど、内側をみることも決して悪い事じゃないし。まあでも30歳過ぎてからはもうずっと外を向いてる感じしますよ。自分の今の活動って、もちろんバンドとしてもっともっとやりたいことあるし、目指したい場所もあるし、見たい景色もあるし。けど、かといって今の現状にすごくストレスがあるかと言ったらそういうわけでもないっていうか。満たされているわけじゃないけど、今の自分たちのスタンスだったり、やってきたことに自信がないわけじゃ決してないんです。ここまで活動をやってこられてるってところで、自分の内側のストレスフルなものだったり、わだかまりみたいなものを吐き出すってことをいい加減できなくなってきているっていうのが間違いなくあって。「ライフ イズ ワンダー」リリースの取材の時にそういう話いっぱいしたんすよ。自分の中にある葛藤だけが歌になる歳じゃねえなって。だって毎日楽しいっすもん。充実してるし。色んなこと想い描いて、わくわくすることいっぱいあるし、それで自分の中のつらさとかってあんまないんすよね。でもそういう自分の今の心理状態に持ってくることができたのは間違いなく僕らを支えてくれる人たちなわけで。その人達の明日だったり、今置かれている状況っていうのがちょっとでも前を向くものになってくれたら、そんな幸せなことはないわけで。僕らの歌だったり、ライブ一本一本、一音一音がその人達のために存在出来ているんなら、いいんじゃないのかなって。うん。おもしろいなあって思いますよ。

–おもしろい?

海北:人間って変わるんだなあって。おもしろいなあって、おもしろいよってもっとみんなに言いたい。うん。どんな状況でも楽しむことってきっとできるはずで、楽しむだけじゃなくて楽しみ方を見つけるっていうこと。今までのセオリーじゃないものに出くわしたときにこれをどうやって、自分なりの形でエンジョイしながら消化できるのかっていう考え方が絶対あるはずと思ってて。最近のLOST INE TIMEのライブに来るお客さんってすごくいいなあって僕歌ってて思うんです。ステージでみんなの顔を見ながら。すげーみんないい顔するなあって。泣いてる人も笑ってる人も手を挙げてる人も目つむってる人もみんなそれぞれがなんかすげーいい顔してるんです。LOST INE TIMEはここからものすごいシンプルなところに回帰していくというか。サウンドってことじゃないですよ、活動の動機? その衝動に似ているのかもしれない。ライブに来てくれた人が明日もがんばろうって思える、それだけのために歌えたらって思う。それ以外のことは特にいいかなって。そりゃフェスにも出たいし、10万枚20万枚売れるような曲書きたいって思うし。でもそういうことじゃない形で愛してくれている人たちのために存在しさえすれば、それで根っこのところはOKなんだよなあ。

–今はとても開けた気持ちでいるんですね。

でも今回思ったのは、ちょっとわがままに付き合ってもらっちゃって三っちゃん源ちゃんごめん!っていう。あとありがとうかな。「しょうがねえなあ」って言いながらアレンジも組んでくれたし。このアレンジがまたすげえいい形になったし。今回レコーディングで僕はサウンドのことに関してはほとんど口出してませんもん。イニシアチブ持っているのは三っちゃんと源ちゃん。もちろん提案はするし、歌も含めたジャッジは自分でしなきゃいけない自負はあるんだけど。アレンジメントの部分に関しての最終的なジャッジは二人がしてくれたなあ…。その辺も含めてバンドとしての曲にはなってるような気はしてるんですけどね。自分がガッツリアレンジに口出したわけじゃないから、不思議な話なんですけど。アレンジ超いいですよ!

–(笑)。ぐいっときましたね。

海北:二人が超頑張ったよっていうのを俺は自慢したい(笑)。すげえいい。

–海北さんが感じている充実感がちゃんと作品にパッケージされてるんですね。

海北:そうだね。そんな気はするなー。で、またここから先をどうするんだろうってことに対して、やっぱり不安はそりゃあるんですよ。何年やっても不安って消えないんだなってことがわかるようになってくるっていうか。下手したらね体力的な部分でその不安ってここから先大きくなっていくのかもしれないし。不安だったり迷いっていうのはなくならないってことがわかってくると、あんまり気になんなくなってくるっていうか。迷うし不安になるんじゃしょうがないかって風に、漠然と不安を払拭したくて、がむしゃらにやってた時期っていうのもあって、でも拭っても拭っても付きまとうものだし。ああ、これはどうやら生涯こういう気持ちは切っても切れないものなのかなって。孤独とか人間の持ってるネガティブな感情ってなくなりっこないんですよ。

–そういう感情との付き合い方が変わってきたんですか?

海北:追っ払おうとか蓋しようとかしてずっとやってきてたんだけど、いつまで経ってもいなくならないっていうのがわかったら、もう仲良くするしかないじゃんって。付き合い方を自分で決めていくしかないじゃんって思うようになってきた。相手にしないっていうのも一つの方法かもしれないけど。その方法っていうのは多分一人一人にあっていいものだし。ただその中で自分としての付き合い方はなんとなく見えてきたってことなのかなって最近は思うかな。40歳になってまたその付き合い方は変わるかもしれない。わかんないけど。今の30歳半ばに差し掛かってきての付き合い方でしかないから。それこそプロのミュージシャンになりたいって思って、俺ギターとか練習し始めてから今年でちょうど20年なんですよ。そのきっかけをくれた奥野敦士さんの曲を今回カップリングとして収録出来てるっていうのもすごく意味があるなあって。14歳の頃の僕が感動出来たものを今自分が一つのフィルターになってみんなに発信できることはすごく嬉しいことというか。うん。

–海北さんのカバーを通じてこの曲に初めて触れる人もいるでしょうからね。

海北:そうだよね、いっぱいいると思う。超いい曲っすよ。

–この曲をカバーするアイディアはどこから?

海北:奥野さんの曲は弾き語りでちょいちょい歌ってきてたので。「終わりのない歌」は有名になりすぎちゃったし。他にもいい歌いっぱいあるよってちょっとでも伝えられたらいいなって。この曲はもう歌詞が大好きすぎて。またその良さがわかる歳になってきたしね。色んな歌があるんですけど、特にこの歌は今このタイミングで触れることで色んなことを考えたり、自分の中の気持ちをを大切にすることができる歌かなあっていう風にね、「自由な風」って曲が持っている力を、今この時代に歌うことで余計に引き出せるんじゃないかなって思う。

–会場限定盤といえ贅沢な一枚になりましたね。

海北:贅沢ですよー。でもすごい時代になりましたよね。本当(笑) すごいっていうか無理やりやったなーって。これを許してくれた源ちゃん三っちゃん、スタッフに感謝しかないっすよ。もっと時間かけようよって普通に考えたらなるはずなんですよ。でもそうじゃなくて今のこのリキッドルームに間に合わせなきゃだめなんだっていうところで動いてくれた。

–「そうしたかった」っていう部分が大きかったんですね。

海北:そう。もうそれだけだった。こんなね、無茶苦茶なこと言う人間に12年もね付き合ってくれる会社ねえと思うんだよなあ。UK.PROJECT以外ではおれはレコードを作ったり、ミュージシャン活動したことないですからね。ほかの会社はどうかわからないけど。そこは本当に感謝かなあ。なんかね、みんなにありがとうって言えればもうそれでいいかなっていう。ミュージシャンとしてみんなにここまでにしてもらえたっていうか。12年って単純にすげえなって思った。うん。もっとやっている先輩バンドいっぱいいるけど。

–13年目を迎えるにあたって展望みたいなものってあったりしますか?

海北:楽しんでいきたいかな。今充分楽しんでるけど。で、その楽しめる方法をもっと広い世界でシェアできたらいいなって思う。こうじゃなきゃダメだっていう風に若いころは思いがちだし、その頑固さがよかったりもするんだけど、でもその屈強だったものが一回折れるとそこから立ち直れなかったりもするのが自分の経験としてあるから、そういうシチュエーションに陥ってる仲間だったり、後輩だったり、音楽の世界に限らずだけど、そういう人たちに挫折との付き合い方とか含めた、それでも楽しい日々っていうのは描けるんだよっていうことをもっともっとシェア出来るような人間にはなりたいかなあ。なんか不思議ですよ。なんかね。自分のフラストレーションだけで歌を紡いできた人間がこんなんなっちゃうんですからね。

–自分でも意外だったってことですか?

海北:いやーだってこんな自分になるなんて想像もしてなかったし。30歳まで生きていらんないって思ってた。そう思ってしまうくらい無茶苦茶な20代を過ごしてたな…。

--海北さんの気持ちと年齢のギャップってあったりするんですかね?

海北:うーん、案外年相応な自分になってる気はするけどね。下手したら老けてるかも(笑)。

–(笑)。

海北:心の持ち方がもっと若くてもいいじゃないかって思ったりもするけど、でもそこに関して悲観的にはなってなくて。プライベートは相変わらずゴミ以下だったりもするから(笑)。でもそういうものを犠牲にしてでも今ステージの上だったり、音楽活動ってところで充実してるから。それで保ててる部分はあるかもなあ。それこそね音楽やってる人間って偉そうなこと言ってるけど、どっかしらイビツですからね。どこかズレてたりネジ外れてないと…、多分できないよこんなこと(笑) どこか欠陥があるから、それを埋める意味で音楽を、曲を作ったりとかするような気がするし。うん。

–プライベートの海北さんはミュージシャンの海北さんに助けられている部分があるってことですかね?

海北:助ける助けないっていうような享受の関係とはまた違うんだよね…。そこは別物っていうか。ある種蕎麦茹でるのも音楽活動の一環なんじゃないかって思ってますからね。プライベートのように見えてプライベートじゃないっていうか。そうやってつぶやいてますしね(笑)。 蕎麦茹でるのも音楽活動の一環すよ!

–(笑)。ある種表現ですものね。手段がツイートってだけで。

海北:茹でるってことですもんね(笑)。なんのこっちゃだけどね。

–日々の行動も表現活動だと。

海北:そう。だから僕が日常どういうことやってるかっていうことは全部歌に反映されると思ってるし。ああいうつぶやきをする人間がこういう歌を歌うから届く部分もあると思うし。その逆もあるとは思うんすよ。全部隠したりとかね。見せないことで見せるのも一つの方法だと思うし。おれ見せちゃってるし(笑)。今から隠すとか違うし。そこはスタートの問題だと思うから。そこで選んでるんですよ。なんとなくやるんじゃなくて。自分の意志として選択してやってて。それをね例えば、会社のスタッフだったりに「それは違うんじゃないの」って言われたら、それはその時に考えるし。こういうことやってみたらって言われて、それが自分にハマりそうだったらチャレンジもするし。もし失敗したらその時に考えるし。一個一個本当エンジョイしてますよ、今。

–そのムードがステージにも表れてますよね。それがライブ後のお客さんのすがすがしい笑顔に繋がっていると思います。これまでの12年間の足取りってお客さんの12年ってことでもありますよね。

海北:そうそう。最近ファンになった子もいるだろうし、12年間ずっと応援してくれている子もいるだろうし。それぞれの長さってあるとは思うけど。それこそはまちゃんはガンダムファンでそこに突っ込んだ言い方をすればさ、おれガンダム好きなったの30歳過ぎてからなの。

–遅咲きすね(笑)。

海北:本当ここ3、4年の話。入口はTHE ORIGINなわけ。こりゃおもしれえってなって。そこからTVのシリーズを見るようになった。それぞれの作品を見るようになってこれはおもしれえって思うようになって、どんどん掘り下げる作業が始まるわけ。でさ、もちろんファン歴としては浅いからさ、その生粋のガンダムファンの先輩方に対してこんな若輩者がすみませんって思うわけ(笑)。そういう気持ちもあるんだけど、でもそこにファン歴の長い短い関係なくね?って思うわけ。純粋に楽しんでるし。

–確かにそうですよね。

海北:LOST INE TIMEにも同じことが言えて、12年ずっと応援してくれてるから偉いとか、もちろんねそこに対してのありがとうは深くはなりますよ。けど最近知った若輩者ですよって控えめになる必要はなくて、ここから先、初めましての人たくさんいるはずだし。そんでね、ここはねやってて良かったなって、本当にファンに感謝だなあって思うのが、ファン歴の短い人達にとって居心地のいい空気を、それこそファン歴の長い人たちがちゃんと作ってくれている気がするの。LOST INE TIMEはファンに恵まれたなって思う。色んなとこで言ってるけど。ここ数年ですごく出来てきてる気がするの。だからLOST INE TIMEのお客さんって入れ替わった感じってあんまりしなくて。

–それはとてもそう感じます。

海北:昔から来てくれてる人いるし。新しく見に来てくれる人もいるし。離れたけど戻ってきてくれたってこともあるし。けどね、総じていい空気が流れてますよ。それはね本当みんなのお陰だよっていうのを俺は発信し続けたいし。そこに対して俺は胸を張りたい。「うちのファンすげえんす」って。誰に対して言うのかってとこではあるんだけど(笑)。そこはプライドのひとつにさせてもらってるって今思っています。展望の話に戻っちゃうんだけど、今回の「home」じゃないけどLOST INE TIMEって場所が、僕にとっての「家」になりつつあるんですよ。うん。ここからまた色んな活動をしていけると思うし。源ちゃんも「明日、照らす」でドラム叩いたり、三っちゃんはTHE YOUTHって家もあれば、色んな家を持ちつつあるし。俺は俺で歌うたいとしての欲求があって、ベーシストとしての欲求があって、曲を作る人としての欲求があって、まだまだやりたいこといっぱいあるし。あるしというか出てきた(笑)。だからベーシストとしてどこかのバンドでベースを弾くってこともあるかもしれない。誰かと曲を作ったりするかもしれない。岩海苔してるかもしれないし。でも俺にとって帰ってくる場所は「LOST INE TIME」だよって。ただいまって。源ちゃんや三っちゃん、もっと言えばファンの人たちにとってもそういう場になって欲しいし。そうなってみんなが帰ってきた時におかえりって言える俺ではあり続けたいなっていうのは思うよね。うん。せめて50歳くらいまでは頑張りたいよね。でもあと15、16年しかないんだよ。

–逆算するとあわわってなりますよね。

海北:(笑)。結構あっという間かもなー。なんか人生ってあっという間なんだなってことにうっすら気づき始めるのって30過ぎてからのような気がする(笑)。でもそれわかってからのほうが人生楽しいもんね。なんかクヨクヨしてる場合じゃないなって。まあ悩むし、苦しむし、頭抱えるんだけど…そうしながらも楽しめるようになるっていうのかな。ここからおれはどういう人生を歩むのかなと思ったら楽しみだよね。まだまだ。

–12年間「LOST INE TIME」という一つのバンドを続けてきたってすごいことですよね。

海北:続けてこられたのがまず奇跡だったり、偶然だったり、必然かもしんないけどね。一人じゃできないもん、だって。メンバーがいてチームがいて、出来るわけでしょう?すごいよね…。

–もう「家」になってるんでしょうね。新曲を楽しみにしているお客さん多いと思うんですよ。早く6/1来ないかなーって個人的には思いますよ。

海北:家族の構成員である源ちゃん三っちゃんからしたら、しょっちゅう思い描いてること変わるし、なんかめんどくさい家族なのかもしれないけどまあ「しょうがねえなあ」って言いながらすっげえいいアレンジでその曲を仕上げてくれるって、俺からしたらこんなに素敵なことはないし。だからリキッドルームは今のLOST INE TIMEに流れる空気、LOST INE TIMEっていう場所に集う人達の温度。全部含めてすげえいいから、この文章読んで、自分の居場所はあるのかなって思った人は是非来てほしいって思います。間違いなくそこにあなたのいる場所があるし。逆になぜ今まで君がその場所にいなかったのかっていうくらいしっくりくる空気にきっと出会えると思う。「home」も今は君に「ありがとう」って言いたいんだよって。君の歌だよ。って言える曲が書けた感じはしてます。本当来てほしいし、聴いてほしいな。


[CD詳細]

LOST IN TIME
タイトル:home
収録曲:「home」 c/w「自由な風(Respect to Atsushi Okuno) 」
料金: 500円(税込)
※6/1恵比寿リキッドルーム のみ販売

[ライブ詳細]

タイトル:LOST IN TIME 12th anniversary ~Gross 12 × 12~
日程:6月1日(日)
場所:EBISU LIQUIDROOM
open 16:15/srart 17:00
チケット:¥3,300(税込/整理番号付/1ドリンク別)
チケット発売中
info.VINTAGE ROCK std.03-3770-6900
www.vintage-rock.com


[UKP OFFICIAL INTERVIEW LOST IN TIME 過去のインタビューはこちらから]
 『HMV GET BACK SESSION independent』 LOST IN TIME 「きのうのこと」 LIVEが終わって今訊いておきたいこと。

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