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【UKP OFFICIAL INTERVIEW】Helsinki Lambda Club「ヘルシンキラムダクラブのお通し」リリースインタビュー
12/10に888枚限定シングル「ヘルシンキラムダクラブのお通し」で満を持してデビューするHelsinki Lambda Club。当初555枚限定の予定が予約殺到となったために急遽増産したニュースや、2015年3月に行われる「FX2015」への出演決定などリリース前から何かと話題を振りまく彼ら。UKPが開催したオーディションで受賞以降目まぐるしく変化した周囲の環境、それを経て2015年にHelsinki Lambda Clubが抱く野望とは? 今回のインタビューではメンバー全員に「ヘルシンキラムダクラブのお通し」リリースの話を中心に「今の声」を訊かせてもらった。[取材・文:濱田和人(UKP)]
―:先日ワンマンライブ(11/21 稲毛K’s Dreamにて行われた)が終わったばかりなんですけど、当日の感想など聞きたいなと思うんですが、ワンマンは初めてだったんですか?
稲葉航大(Ba):はい、でも思った以上にお客さん来てくれて。
橋本薫(Vo.Gt):結構満員みたいな感じになっていたので嬉しかったというか。ああ、ちゃんとこうやって形になってきてるんだなっていうのを感じましたね。
稲葉:いやー全然来ないと思ってたんですよ…。
一同:(笑)。
稲葉:いやマジで(笑)。千葉だし、しかもワンマンて。……本当にいい人達ばっかでした。
一同:(笑)。
佐久間公平(Gt):全体で19曲やったんですけどあっという間だったっていうか。やってる側からしても本当サッと終わっちゃって。それだけ楽しかったのかなって。
―:19曲っていう曲数はバンドの体力的にはどんな感じだったんですか?
橋本:やる前は絶対しんどいんだろうなって思ってたんですけど、やってみたらいつもやってる30分の尺とかとそんなに変わらずって感じでしたね。
稲葉:アドレナリンがすごかった。出過ぎてた。
アベヨウスケ(Dr):うん、終わった後になって体痛くなったもん。
―:おおお、アベ君はいかがでした?
アベ:好きなバンドのワンマンとか、途中で飽きるわけではないですけど気持ち的にやっぱり疲れちゃうときもあるんですけど、やってる方もあっという間だったし、観てるお客さんからも「あっという間だったけど楽しかった」って声を聞けたのでよかったです。最初はもう友達ばかりの少ない動員だったらどうしようって不安だったんですけど。半分くらいは僕らが知らないお客さんだったし、よく観に来てくれる人もいたし、そこまで身内感もなかったし、そういう中でやれたのでよかったなって思います。
―:今回は千葉でしたけど、次のワンマンは東京でとか考えてたりします?
橋本:東京でもやりたいですね。どこでやりたい?
稲葉:…東京ドームかな。
橋本:面白くないな…。
一同:(笑)。
―:UKのオーディションが夏で、秋にワンマン、そしてもう今年も終わろうとしてるんですが、2014年ってバンドの歩みとしてはいかがでしたか?
橋本:今回のワンマンってデビュー前に決まってたのかな?
佐久間:そうだね。
橋本:でもCD出る前のワンマンだし、どうなるかなーって思っていたんですよ。最近は露出もラジオとかちょこちょこ増え始めてきて、新しく聴いてくれる人たちが増えてきてるっていうのを感じて、リリース前のタイミングでワンマン出来て、ちゃんと盛り上がって、次に繋がれたと思うんで、このタイミングで良かったのかなって思いますね。
―:オーディションからここまでバンドアクションを途切れさせずに順調な感じありますよね。振り返りつつお話聞いていきたいんですけど、夏のUKFCの出演当日っていかがでした?
橋本:みんなで集まって車で向かったんですけど、車中誰も一言も喋らなかったですね(笑)。会場着いたら着いたですぐに、銀杏BOYZの峯田さんがいらっしゃって挨拶してみたいな。
―:今までCDの中、TVの中、本の中にいた人たちが実際目の前にいるわけじゃないですか。そうゆう時ってどんな心境になるんですか?
橋本:単純に現実感がなさ過ぎて頭が追い付かなかったですね。横で[Alexandros]の洋平さんがごはん食べたりしてて、「なんで自分達ここにいるんだろう」っていう感覚が一日通してずっとありましたね。
―:ライブはどうでした?
橋本:ステージ立っちゃったら割と…。いつも通りってわけじゃなかったですけどそんなにビビらなかったというか。やれることを楽しんでやろうっていう気持ちでみんなやれてたのかなって思います。だから逆にライブの方がまだ現実感があったというか。
―:稲葉君すごい盛り上げてましたよね。グイグイお客さん引き込んでたりして。
稲葉:すごい楽しかったんですよ。緊張とか全然しなかったです。
橋本:俺割と緊張した…。
稲葉:自分がこの場にいるのが楽しくなっちゃって(笑)。
―:緊張しないっていうのすごいね。
稲葉:冷静に観てる人もいるわけじゃないですか、この人達をどう笑かしてやろうかなって思って。でも全然笑ってくれなくて。
一同:(笑)。
―:アベ君は一番最後方から3人とお客さんと見てた訳だけど、何かいつもとの差とかあったりしましたか?
アベ:俺普段割と3人を後ろから見てるから大体わかるんですよ。「ああ、緊張してるな」とか「テンパってるな」とか。その日はみんな楽しそうにしてたし、固くなってる感じもなかったし、自分も緊張とかしなかったし、演奏しながらずっとお客さんの顔とか端から端まで眺めてたり。
―:結構冷静な感じだったんですね。
アベ:そうですね、フロアもMAXの時と比べたら減っちゃってたんでしょうけど普段からは考えられない数のお客さんが観てくれてた訳だし、意外と「やれてるな俺」って思いながら。演奏自体も下手くそは下手くそなんですけど後悔しないライブが出来たかなと。
―:後悔したりとか苦いものにならずだったんですね。
アベ:それはなかったですね。
―:佐久間君はいかがでした?
佐久間:苦い思いとかもすることなくでしたね。
橋本:あれ、いたっけ?
佐久間:二階席とかにいましたよね。
橋本:あぁぁ…。
一同:(笑)。
佐久間:なんなら楽しかったって事しか覚えてないですね。楽しかったっす!
一同:(笑)。
―:出演当日はCDもたくさん売れたって聞きましたけど。
橋本:100枚くらいでしたけど、それもほぼ売れてもう在庫なしって感じになりました。
―:その時に盛り上がった「バンドワゴネスク」を今回シングルとして発売するわけなんですけど、出す理由としてUKFCで盛り上がったっていうのも大きかったりするんですか?
橋本:まあそういう部分もあり、結構「バンドワゴネスク」っていう曲自体が、この「Helsinki Lambda Club」になる前のバンドの時からやってる曲っていう事もあって大事にしてきたので、歌詞も「電波に乗って飛んで行け」っていう歌詞が入ってて、ラジオとかのことを言ってるんですけど、そういうものが一曲目に出せたら夢があるなあって思ってシングルに選びました。
―:いつ頃作った曲なんですか?
橋本:3年くらい前ですかね。ちょうど最初にやってたバンドの時に、僕以外のメンバー全員脱退して…。
―:全員脱退しちゃったんですか?
橋本:はい(笑)。で、アベが入ってくれて、その後にあとの二人も入ってっていうタイミングで、また心機一転っていう気持ちの時に作った曲なんですよね。なので割と思い入れもありつつ。
―:特定の地名が入っていたりとか歌詞の描写も細かいですよね。だからこそ普遍性が宿ってるというか。その世界をバンドで共有する時ってどんな感じでした?
橋本:僕は単純に良い曲だと思っていたし、バンドが新しくなってから割と初期の頃からやってたんですけど、特に抵抗とかも無かったですね。
―:前身バンドがあって、一人になって、ヘルシンキのメンバーが集まった時にこういうバンドにしたいっていうヴィジョンみたいなものってあったんですか?
橋本:前やってたバンドの名前が「ヒミズ」っていうんですけど。
―:おお、漫画の(原作:古谷実)。
橋本:(笑)。なんとなくバンド名に引っ張られてて、いなたい雰囲気とか残さなきゃなーとか考えながら曲作りしてたんですけど。なんかバンド名に引きずられるの嫌だったんで、バンド名から音が想像できないように今のバンド名つけて。あと、前のバンドが僕のワンマンバンドっぽい感じだったんすけどで、ワンマンっぽく作っても自分の想像を超えないんで、今は投げるとこはみんなに投げて、それで思いもよらない形にしていければいいなって思って始めましたね。偶然性を取り込んでいくというか…。
―:セッションとかでも作ったりするんですか?
橋本:僕あんまりセッションが得意じゃないのでデモ作って曲の構成渡すんですけど、リズム体に関しては細かいこと言わずに任せちゃって「それいいね」って感じでやっちゃいますね。ギターの部分は自分もギタリストなので言ったりはするんですけど。
―:アベさんが一番最初にバンドに加入されたんですよね?
アベ:はい、一番最初に加入しました。もともと薫がヒミズをやってる頃から知ってて。
―:ヒミズ時代から知ってるんですね。
アベ:観てましたよ。千葉LOOKのオーディションライブに出てたのも観てますね。
橋本:(苦笑)。
アベ:薫とは普通に友達で。作る曲も好きだったし、歌下手くそだけどいい歌うたうなあって思ってたし。ヒミズのオーディションライブ観に行ったときもクソみたいな演奏してて「こんなん絶対落ちるわー」って思ってたら、やっぱり落ちてて(笑)。下手だったけど、でも好きだったんですよね。曲がいいし、その時のメンバーも面白いやつらだったし、こんなにグズグズなのに気になっちゃうなんてすごいなっていうのがあって。
―:通常のライブならまだしもオーディションライブまで観に行っちゃうくらいだものね。
アベ:100%落ちるってわかるんですけど、なんかカッコよかったんですよね。ヒミズのメンバーが辞めちゃうタイミングで、薫からバンドに入らないかと、声を掛けてくれて。
橋本:声掛けたね。
アベ:ヒミズのドラムとも友達なんですけど、おれとは全然タイプが違ってて、もう正反対くらいのドラマーで。それを観てきてたから自分が入った時に面白そうだなって。自分ならこうしてる、こうしたいみたいな部分もあったので。曲も好きだし、いいタイミングだったのでバンドに入りました。
―:稲葉君がバンドに入ったきっかけは?
稲葉:ヒミズのベースが僕の大学の先輩だったんですけど、その人と薫さんが地元が一緒で。ある日その先輩からいきなり「外バンやらない?」って連絡が来て(笑)。
―:(笑)。
稲葉:まあ別にいいかなって思って。でもどんな音だとか最初全然知らなかったんですよ。
―:じゃあ最初はどんなバンドとかは知らずに、誘われたから返事だけだったんですね。その頃稲葉君自体は何か別にやってたりしたんですか?
稲葉:サークルの中でバンドやってる感じでしたね。先輩曰く「なんかお前がいいと思った」って事らしいんですけど。
―:その先輩は先見の明があったんですね。現に今こういう形になってるわけだし。
稲葉:音源と連絡先渡されて「後はよろしく」みたいな(笑)。連絡したらしたで練習場所が千葉だったんですよね。おれ東京に住んでるんですけど「マジか!なめてるわー」みたいな(笑)。
一同:(笑)。
アベ:最初めっちゃ喋らなかったもんね。
稲葉:人見知りだから(笑)。最初みんな怖かったもん。みんな年上だったし。それで最初の練習の時こいつ(佐久間)めっちゃ遅刻してきて。
一同:(笑)。
稲葉:俺はもうめっちゃ早くからスタジオ行ってて。
橋本:俺と二人で気まずい時間を過ごしたよね(笑)。
稲葉:そうこうしてたらアベさん来て、3人で練習してたんですけど、佐久間が1時間くらい遅れて「寝てました!」みたいな。
―:(笑)。すごい細かく覚えてますね。それって初練習の時?
橋本:初練習ですね。
稲葉:それだけすごい覚えてるんだよな。みんな本当に怖かった…。
―:話聞いてると、バンドを組んだばかりの瑞々しさが感じられてなんかいいですね。新しいものが始まるドキドキ感というか。稲葉君が音源を初めて聴いた時ってどうだったんですか?
稲葉:高校の時も部活で軽音だったんですけど、そこがコピーをやるっていうよりはオリジナルをみんなで作るような学校で、オリジナル自体作り慣れてたとまでは言いませんけど、不安はなかったですね。最初に聴いた時も「良い曲だな」って思いました。「宵山ミラーボール」って曲があって、その先輩がバンドに誘ってくる前に他の先輩が流してたのをなんか覚えていて、音源渡された時に「ああこの曲か」って覚えてたんですよ。ちょっとしか聴いてないんですけど「ああこれ先輩がやってた曲だ」って思って。
―:先輩の印象相当強いね(笑)。
稲葉:とりあえずやってやるかって感じでしたね(笑)。
―:佐久間君がバンドに入ったきっかけは?
橋本:スタッフだよね?
佐久間:スタッフじゃねえっす。
一同:(笑)。
佐久間:いや最初はメンバーだったんですよ。…で今ちょっとスタッフなんですよね。
橋本:ちゃんとやれよ(笑)。
佐久間:(笑)。僕もヘルシンキに入る前は別バンドをやってたんですけど、薫さんが大学の先輩だったんでヒミズも知ってて、ライブも何回か行ったりしてたんですけど。僕がやってたバンドっていうのが、ヘルシンキとはベクトルがまったくの反対で。
アベ:僕と佐久間が一緒にやってたんですよ。おしゃれ系の背伸びしたバンドを(笑)。
―:(笑)。おしゃれ系の背伸びしたバンドって、どんなバンドだったんですか?
佐久間:やり始めた当初はthe band apartみたいな感じだったんですけど、バンド後期はCymbalsとか渋谷系に寄っていったみたいな。
―:確かにおしゃれだ。
アベ:頑張っておしゃれなことをやろうとしてたんですよ(笑)。
佐久間:その時にヒミズのギターの人がサポートだったんですけど、バンドメンバーが変わるってなった時に、この先自分がギターを一生続けていくとして、無理しておしゃれなことをしても先はない、成長は見込めない気がしたんですよね。自分にないもの、自分の引き出しにないものを得たいなって思ってた時期だったのでアベさんに相談してみたら、アベさんから薫さんにその話をしてもらったのかな、そしたら薫さんから「やんない?」って声掛けてもらって。
橋本:誰も声掛けないと思ったんだよね。
一同:(笑)。
佐久間:そうなの?(笑)。声掛けられてヘルシンキに入ったくらいのタイミングでやってたおしゃれバンドが解散しちゃったんですよ。じゃあヘルシンキ頑張るかっていうところで今に至りますね。その時はメンバーだったんですけど、今はスタッフワークがメインで一応ギターをやらせてもらってます。
橋本:もうギタリストとしての成長が見込めない…。
一同:(笑)。
橋本:このメンバーになったのも結構タイミングが良くて。前はメンバーが全員脱退して、アベが入って、最初は掛け持ちでやってるベースとギターがいる感じで、僕以外も正式メンバーとは言いつつも、サポートみたいな雰囲気が結構あって、それがどうしてもうまくいかなくて、そのベースとギターが抜けて、稲葉と佐久間が入って、二人の元々のバンドも解散してヘルシンキだけになってやっとようやく固まった感じですね。
―:バンドを掛け持ちするって事は橋本君としてはあんまり良いことではなかった?
橋本:元々しっかりやってるバンドがあって、こっちに入ってもらうってなるとどうしても最初は気遣うし、信頼関係もうまく築けないというか。このメンバーになってこのバンド一本になったことで安心感は出来て、より自分が頑張らないとなって思いましたね。
―:「バンドワゴネスク」のレコーディング現場っていかがでした?
橋本:今まではちゃんとした環境じゃなくて、エンジニアさんにはついていてもらっていたりはしたんですけど、本格的なレコーディングスタジオでちゃんとした順序で作業してっていうのが今回が初めてだったので、やっぱ色々わかんないこともありつつだったんですけど、でもエンジニアさんが同じ目線で意見を言ってくださる方で勉強にもなったし、いい経験になりましたね。
―:「バンドワゴネスク」のレコ―ディングが終わって、すぐさま新しい音源の制作に取り掛かってると聞きましたが。一連の作業を通じて自分だったりメンバーだったり、なにか変化とかあったりしましたか?
橋本:今回の作業は結構スムーズだったんですよ。みんなも自分のやりたいこと、目指してることも雰囲気でわかってくれたりしてちゃんとチームワークも取れて、割と楽しんでやれましたね。前のバンドで全員脱退した時とかって、メンバーの何かがいちいち気になったりとかして、それに対して言ってたりしたから脱退しちゃったんだと思うんですけど、しょうがない部分はしょうがないって割り切って考えるようになってからは、多少問題があったとしてもそんなに気にせずっていう空気でやったのが大きいのかなあって。まあギターのフレーズとかに関してはね…。
佐久間:いやがんばったよ。
橋本:(笑)。がんばったがんばった。
佐久間:でも一番難航しましたよね…。時間かかるのいっつも僕なんですけど。でも今まで作った自分たちの音源の中で一番スッと作業できた感じですかね。なので楽しみにしてて下さい!
橋本:勝手に締めるんじゃないよ。
一同:(笑)。
―:先越されましたね(笑)。
橋本:今全員イラッとしたはず(笑)。
―:レコーディングもひと段落して、2014年もやりきったかと思うんですけど、来年の展望みたいなものってありますか? 先日3月に行われる「FX2015」への出演も発表されましたし、リリースとしては年内にシングルが出て、その後も新作が控えてるということで、どんどん自分達も自分たちの周りの環境も今以上に変化していくかと思うんですが。
橋本:今年は夏にデビューが決まって環境がガラリと変わって、いきなり色々変わっていったんで結構翻弄されてて、何とか状況に追いつこうっていうスタンスになっちゃってたんで、来年からはシングルのリリースも終えてるし自分達で音楽をやっていくぞって、変化に追いつこうじゃなくて、仕掛けていく立ち位置というか、その流れでもっとバンドが大きくなっていけばいいかなと思っています。自分たちが率先してじゃないけど、周りにじゃなくて自分たちで変えていきたいです。
―:バンドをもっと能動的にしていきたいんですね。ちなみにこのUK.PROJECTっていう環境はどうですか?
橋本:僕はこのユルさは好きです(笑)。
アベ:めっちゃいいです。
橋本:僕らって大人からしたら扱いづらいバンドだと思うんですよ。音楽性然り。でもなんかこういう雰囲気でやらせてもらって、担当してくれてる軽部さんと田巻さんもすごい親身になってくれるし。僕あんまり大人の人とこう信頼関係をうまく築けないので…。(担当田巻に向かって)上手くやれてますよね?
田巻:ん?
一同:(笑)。
橋本:ウソでしょ?
田巻:(笑)。
―:あら、早くも危機?(笑)。
橋本:いやでも信頼できる人とやれてるっていうのが僕にとって大きいので、UKでやっていけるって事が嬉しいし、これから楽しみですね。(稲葉に向かって)どうですか?
稲葉:僕も他の環境はわからないですけど、普通に今楽しいです。…楽しいって事がいいんだろうね。自分が緊張しちゃってなんも言えないって感じじゃないし、やりたいようにやらせてもらってるから、それはいいところなんじゃないかと思います。
―:翻弄される時期を越えて、これからは打ち出す側へって事だったんだけど、来年目標を掲げるとしたら?
橋本:僕はずっとZepp福岡に立つのを目標にはしているんですけど、それが3月の「FX2015」で思ってた形とは違うけど、そこでライブ出来るっていうのは結構デカい節目ではあるんですけど。新作もリリースして、それに対する手応えも感じられたらいいと思うし、現実的ではないかもしれないですけど、LIQUIDROOMとかでバーンとやれるくらいには持っていきたいなあと思ってます。ちょっと上を見つつ。今のところはリリース無い状態でもリアクションもらったりしてるんですけど、盤自体出てはいないのでまだ実感に結びついてないというか。
―:とはいえシングルは限定数のリリースだったけど増産も決まって、広がってきてるっていうものをこういう形で実感できたのでは?って思いますけど。
橋本:そうですね。形のあるものとして一回バンと出して、出した上でリアクションを感じたいって思いますね。
―:それこそ最初のワンマンの話じゃないけど、「フタ開けてみたらこうだった」みたいな話に通ずるものがありますよね。
橋本:ちゃんと自分のやったことに対して、形にしたものに対してリアクションを受けてどうなっていくのかなっていうのが楽しみではありますね。
―:このインタビューいい感じで締められそうですね。
橋本:(佐久間の方を見ながら)流れ来てるよ。
佐久間:はー鳥肌立ってきた…。ワンマンも終わって、リリースが待ってて、いい流れで来てて、そこからの反応が…。
橋本:めっちゃコピペ。
佐久間:ユルい感じでやってますけど、来年以降も締める所は締めてきちっとやっていきたいと思うので楽しみにしておいて下さい!
一同:(苦笑)。
バンドワゴネスクMV [https://www.youtube.com/watch?v=MGWBskZGeuI]
<商品情報>
アーティスト名:Helsinki Lambda Club
タイトル:ヘルシンキラムダクラブのお通し
発売日:2014年12月10日(水)
品番:UKCD-1150
価格:¥555+税
JAN:4514306012255
レーベル:UK.PROJECT
仕様:2 曲入り 8 cm短冊 CD、
フリーダウンロード ID 付き
※888枚限定
〈収録曲〉
01. バンドワゴネスク
02. DRIVE(スーパーカー カバー)