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livereport

【UKP OFFICIAL LIVE REPORT】UKFC on the Road 2016《FRONTIER STAGE》@新木場STUDIO COAST

1987年の創設以来、ベテランとも新鋭とも様々なアーティストと繋がって来たUK.PROJECTのレーベル部門とプロダクション部門が総力をあげてお送りする真夏の恒例イベントUKFC on the Road。今年は8月16日(火)新木場 STUDIO COASTにて、全てを1日に詰め込んで盛大に開催されました。
今回は、今年から新設された「GATE STAGE」を含め3つのステージ、全17組のアクトのライブレポート&ここでしか見られない写真も盛り沢山のフォトギャラリーをお届け。記事の最後にはプレゼント企画も!

是非全ステージ分、最後までお楽しみください。

【FRONTIER STAGE】

 

POLYSICS

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UKプロジェクト遠藤幸一社長のあいさつに続いて、「Introduction!」のトラックが響く中、3人が登場。「1,2,3,4!」のカウントでトラックに合わせて演奏に突入、続いて間髪入れず瞬間着火インスト「Buggie Technica」をぶちかますという、ポリ王道な始まり方。3曲目「Young OH! OH!」では「♪ウッ、ハッ! ウッウッ、ハッ!」のコールを巻き起こし、「Funny Attitude」ではサビでフミがキャッチーなメロを響かせる。

「UKプロジェクトとは、17年ぐらい? 18年ぐらい? 長いよねえ」「なんてったってPOLYSICS、結成19年ですからね」などと言いながら、「先日酔っぱらった勢いで『POLYSICSでもやりたい』と言った」(ツイッターで予告されていました)ということで、TOTALFATのJose、バイザーにパープルの半袖ツナギ姿で登場。

「俺が来たんだぞ! お祭り隊長が来たんだぞ! おまえら準備いいかー!」と一発アオってから、ハインドマイクで「Let’sダバダバ」を歌い出す。サビだけかと思ったらハヤシの代わりに平歌部分をきっちり歌う、カンペとかも見ない、れっきとしたメイン・ボーカルっぷり。
と思ったらブレイク部分で「♪ダーダーダーダバダバダバー」をしばらく歌ってから「ハヤシさん、俺こっちの方が」とTOTALFAT「PARTY PARTY」の「♪ナーナーナナー」を歌い出し、続いてトラックも「PARTY PARTY」に切り替わり、ハヤシ「違う違う、まだ早い! トリ前でしょ!」とつっこむ、という展開に。しかしJose、今日のためにツナギ用意して歌詞も入れてきたわけで、ハヤシも「PARTY PARTY」のトラックを作ってきたわけで、ともに見上げたサービス精神、見上げた気合いの入りっぷり。

「299ダンス(肉球ダンス)」をオーディエンスに教えてからスタート、凶暴なビートとかわいいダンスがコーストいっぱいに広がった「299」、ハヤシが改造巨大ショルキーをかきむしりデジ声を響かせる「MEGA OVER DRIVE」、ヤノの叩きっぷりもフミちゃんの弾きっぷりもハヤシの歌いっぷりも終始キレまくりの“シーラカンス イズ アンドロイド”を経て、超高速ビートの「SUN ELECTRIC」で、オーディエンスのアタマのネジをトバしまくって終了。

ハヤシ、10月13日「TOISUの日」に新宿ReNYで行うライブ「TOISU!!! 感謝祭」の告知をして(詳しくは公式サイトを )、ステージを下りた。
ライブ前にハヤシ、遠藤社長に「雨男」と言われていたが(開場直後に雨が降りだしたのでした)、「台風男」というか「自然災害野郎」みたいな、ほんとに嵐のようなステージだった。頭2曲とラスト1曲は、この2日前に出演したROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016のステージと同じだったが(レポはこちら)、それ以外は違うセトリだった。偉い。
ちなみに、ポリが終わって外へ出てみたら、雨、やんでいました。

 

【SET LIST】
01. Introduction!
02. Buggie Technica
03. Young OH! OH!
04. Funny Attitude
05. Let’s ダバダバ with Jose(TOTALFAT)
06. 299
07. MEGA OVER DRIVE
08. シーラカンス イズ アンドロイド
09. SUN ELECTRIC

 

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[text:兵庫慎司/photo:高田梓]

 

▽POLYSICS official site:http://www.polysics.com

 

ART-SCHOOL

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最新作『Hello darkness, my dear friend』を自身のワルシャワレーベルからリリースし、インディーズ時代以来、再びUKPとタッグを組むことになったART-SCHOOLは、というか木下理樹(Vo/Gt)には最近迷いがないように見える。もう2、3年そうと言えばそうなのだが、30代なかばになってもずっと少年少女の痛みを歌っているとか、そういうことも全部背負って、しかもライブがどんな予定不調和に脱線しようが、その日の自分はその日限り、この日もまさに”今を生きる、木下理樹”だった。

しかし演奏は冴えに冴えまくっている。中尾憲太郎(Bs)と藤田勇(Dr、MO’SOME TONEBENDER)の辣腕すぎるサポートも先のニューアルバムを共に完成したことで自然さを増したし、戸田賢史(Gt)は明らかにMONOEYESでの活動を経て男っぽさを増している。オープナーの「andoroid and i」で戸高のアルペジオのタフさにそれは顕著だったし、それはイコール、今のART-SCHOOLのタフさが自然であることにもつながっていた。

その安心感なのかUKFCの居心地がよほどいいのか、木下が「盛り上がってるんですかぁ?…言いたくないけどトーイス!」とハヤシには到底およばないが目一杯甲高い声で叫ぶ。さらに「曲終わったらディスコ、言うからな?」とまで言われた日にや戸高も失笑。木下が異次元のMCに突入してもライブが成立するのは、今、バンドが圧倒的なリビルドを果たしているからだろう。オルタナティヴというよりパンクバンドもかくやな、鋭くバッサリ切り落とすような異さい疑良いエンディングを見せた「Promised Land」。演奏とMCのギャップが激しすぎてある口あんぐり、である。

中盤再び木下が暴走。「じゃあミドルテンポのアーバンな曲をやるから。君たちは田舎から出てきて東京さ知らないだろう。踊ればええねん!踊ればええねん!」という若干、吉幾三が憑依したようなMCに戸高が「ちょっと待って、精神が錯乱してない?特に今日」と戸高に突っ込まれる場面も。しかしというか、やはりというか演奏はとにかくタフになる一方。戸高の16ビートのカッティングも冴え、後半の2ビートに至る構成など、昨日今日でてきたシティポップバンドは絶対やらないアレンジに唸る。

後半は「スカーレット」「UNDER MY SKIN」「FADE TO BLACK」と、ART-SCHOOLがART-SCHOOLであることを誕生当時から存在証明のように繰り返し演奏されてきた曲が並ぶ。だが今の木下理樹を見ていると、自分にとってこの音楽が命綱と言うよりは、どこかにこの歌が必要な人がいる、そんな強い心持ちが演奏にダイレクトに反映されていて、気持ちは体ごとフロアにダイヴしていくような開かれたものを受け取った。つまりART-SCHOOLの新しいコミュニケーションの形。ラストの「あと10秒で」。「サビで”なんもねえよ”って歌ってるんですけど、簡単なんで一緒に歌ってください」と、珍しすぎる要望を出す木下。しかし、これが意外に前向きな”他に大事なものなんかない”感を共有できていて、久々にやっぱりいい曲だなと思ったのだった。恐るべし、リビルドを続けるART-SCHOOL。

 

【SET LIST】
01. android and i
02. real love/slow dawn
03. Promised Land
04. その指で
05. スカーレット
06. UNDER MY SKIN
07. FADE TO BLACK
08. あと10秒で

 

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[text:石角友香/photo:高田梓]

 

▽ART-SCHOOL official site:http://www.art-school.net

 

lovefilm

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2011年に仙台、新潟、福岡で開催された「UKFC on the Road」初年度から皆勤賞だったthe telephonesが昨年歩みを止め、今年は不参加。それでもthe telephonesのユニフォームを着たオーディエンスがチラホラ目についたのは、今も彼らが愛されている証拠であり、「UKFC」が彼らのホームである証拠だろう。そんなオーディエンスの愛に応えるべくFRONTIER STAGEに初登場したのが、石毛輝と岡本伸明、江夏詩織、高橋昌志の4人による新バンド=lovefilmだ。

イルミネーションが光り輝くステージに、七色のライトに照らされてメンバーが登場すると、石毛の「UKFC!」という甲高いシャウトから“Vomit”がスタート。石毛はステージ前方を駆け回り、楽器をベースに持ち替えたノブはステージ後方でドラムの台に上がったりと、高橋昌志の叩き出す8ビートに合わせて弦楽器の2人は最初からノリノリ。lovefilmのライブはこれが8回目で、個人的には3月に新代田FEVERで行われた初ライブ以来だったのだが、lovefilmが人生初めてのバンドで、初ライブでは緊張感がアリアリと伝わってきた江夏詩織のヴォーカルも、この日はたくましさが増しているように感じられた。そんな勢いそのままに、ツインギターのハモりが耳に残るパンキッシュな“Alien”、「ラララ」の合唱が起こった“Goodbye,Goodnight”と続いてく。いやあ、とにかくフレッシュだ。

江夏がギターとキーボードを併用した新曲で、石毛がここぞとばかりにギターソロを披露すると(ちなみに、デビュー盤の『lovefilm』は石毛にとって初の「ギターソロがないアルバム」である)、「ただいま。もしくは、はじめまして、lovefilmです。またこのステージに立てて嬉しいです」と挨拶し、「夏っぽい曲を」と言って始まった“Don’t Cry”からライブは後半戦へ。この曲では江夏とノブがポジションをチェンジして、ノブがギターとキーボードを弾き、江夏はベースを弾きながら、全力のスクリームでオーディエンスの度肝を抜く。さらに、再びもとのポジションに戻っての“Honey Bee”では、今度はノブが伝家の宝刀とばかりにスクリームを披露。こういった見た目も楽しいフレキシブルなパートの入れ替わりは、バンドが各々のプレイヤビリティ以上に楽曲そのものを大事にしていることの表れだとも言えよう。

江夏が「最後の曲です。ありがとうございました」と言って始まったのは、アルバムからのリードトラックにもなっていた“Kiss”。スケールの大きなイントロのパートと、江夏のイノセントな歌声が会場を包み込み、lovefilmの「UKFC on the Road」初ライブは幕を閉じた。現時点では、どこかでthe telephonesの影を追ってしまうのも致し方ないだろう。しかし、lovefilmの物語はもう始まっている。勇ましい8ビートが、きっと君をまだ見ぬ景色へと連れ去ってくれるはずだ。

 

【SET LIST】
01. Vomit
02. Alien
03. Goodbye,Goodnight
04. 新曲
05. Don’t Cry
06. Honey Bee
07. Kiss

 

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[text:金子厚武/photo:高田梓]

 

▽lovefilm official site:http://lovefilm.jp

 

MO’SOME TONEBENDER

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2013年の初登場以来、毎年「UKFC on the Road」の異物であり続けているMO’SOME TONEBENDERは、ひとつ前にFUTURE STAGEに出演したasobiusのステージが終わり、すぐに始まった暗幕越しのリハーサルでの“To Hell With Poverty!”や“TIGER”からして、やはり今年も強烈に、強烈に異物だった。

いつものようにSEのS.M.V.「LOS MAESTROS DE LAS FRECUENCIAS BAJAS」が流れ始めると、「祭」と書かれた大きなうちわを持った武井靖典を中心にメンバーが登場。「MO’SOME TONEBENDER in UKFC!」という号令から、シンセベースを用いた大箱仕様のダンスナンバー“FEEVEER”でライブがスタート。武井がうちわでオーディエンスを煽り(扇ぎ?)まくり、合唱が起こると、ポップなシーケンスに乗せ、疾走感のあるサイケデリックなパンクチューン“Shining”で駆け抜けていく。

「短い時間だけど、楽しんで帰ってちょうだいね。なぜなら…」という曲振りから、お次はモーサム随一のキャッチーなエレクトロポップ“We are Lucky Friends”へ。フロントのおっさん3人がピョンピョン飛び跳ねる姿は妙に清々しいものがある。続いて、武井が再びベースを置いてライトセイバーに持ち替えると、トランシーな“Lost In the City”に突入。大サビで武井が二刀流になると、フロアには熱狂の渦が巻き起こった。

ここまでの選曲は完全にフェスモードで、「何年この曲やってるんですか?」という選曲だったりもする。しかし、基本的には客層が若いUKFCにおいて(もしかしたら、もう3ピース時代を知らない人も多いのかもしれない)、数年前はフロアも「何が起こってるんだろう…」といった感じに唖然としていたのが、今年はかなりの盛り上がりに変わっていた。これは間違いなくモーサムが定番曲をやり続けた成果であり、「フェスでぶち上がれるクレイジーなバンド」というイメージを若いオーディエンスにも浸透させたからこそだろう。

ラスト2曲は“Have you ever seen the stars?”と“GREEN & GOLD”で、この2曲もファンにとっては定番中の定番なわけだが、やはり何度聴いてもグッとくるクラシックだ。“Have you ever seen the stars?”はロマンチックなロックンロールバンドとしてのモーサムの魅力が詰まっているし、藤田勇がART-SCHOOLのステージに続いて再びドラムのポジションに移動し、ツインドラム仕様で披露される“GREEN & GOLD”はサイケデリックバンドとしてのモーサムの真骨頂だ。11月には「scrap & destroy ’97~’17 vol.0」という何やら気になる名前のワンマンライブの開催も告知されているが、モーサムはまた何度目かの脱皮期を迎えているのかもしれない。

 

【SET LIST】
01. FEEVEER
02. Shining
03. We are Lucky Friends
04. Lost In the City
05. Have you ever seen the stars?
06. GREEN & GOLD

 

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[text:金子厚武/photo:高田梓]

 

▽MO’SOME TONEBENDER official site:http://www.mosome.com

 

TOTALFAT

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FUTURE STAGEでPELICAN FANCLUBの演奏が終わると同時にFRONTIER STAGEの幕が開いて慌ててフロアにもどってくるお客さん多数。ハードロック的なセッションでサウンドチェックする、その圧がすでにTOTALFATだ。それにしても4年前、UKプロジェクトに新たに加わったキャラもキャリアも十分な彼らが「UKFC」で示す存在感が年々増していることをこの日は実感した。

ミラーボールが回り、メンバー登場。Jose(Vo,Gt)の「UKFC〜!ぶちあがってんの?みんな?よろしく〜!」の一声から「Room45」に突入。Bunta(Dr)のキック&スネアがフロアを一気にフライパンの上のポップコーン状態へ。Shun(Vo,Ba)のタフなボーカルとJoseのクリーンなボーカルで季節感はまさに夏。サークルモッシュも安心してみていられるハッピーさはTOTALFATだからこそ生み出せるバイブスだ。お祭りビートとラウドミクスチャーとやんちゃ坊主感が一気に押し寄せる「夏のトカゲ」で、さらにます夏感。自然発生するタオル回しも壮観。「宴の合図」のサビで起こるシングアロングもすっかり「UKFC」の切り込み隊長になったTOTALFATとオーディエンスのたくましさを象徴するようだ。

Joseが「ディズニーの曲持ってきました。パンクチューンにアレンジしたからガッツリ暴れてくれよな!」とMCし、最高にクランチなツインギターのコード感、高機能2ビートが叩き出されて「For The First Time Forever」(「アナと雪の女王」の劇中歌)のカバーがチアフルに鳴らされる。ShunとJoseのボーカルもタイプが違うからこそ曲が非常に多彩になる。そこへBIGMAMAの東出真緒(Vn)が招き入れられて、パンクでポップでドリーミーですらあるユニークなアンサンブルが立ち上がる。正直もっとこのコラボを見たかったが、ライブのテンポ自体がスピーディでお楽しみをたたみかけてくる印象だ。

湧きまくるフロアに笑顔でJoseが話した言葉は今の「UKFC」の核心を突いていた。その内容はこうだ。「楽しすぎるね!UKFC家族会議。自慢の妹弟、兄ちゃん、姉ちゃん、父さん、母さん、音楽で繋がってる自慢の家族なの。だって音楽信じてみんな来てるんでしょ?それを俺は家族と言います。俺、家族の前でかっこつけてえし、音楽で繋がってる家族でどんどん上に行きたいの。大好きな家族たちへ!」と「ONE FOR THE DREAMS」をタイトルコール。最新音源でありつつ、原点回帰的なメジャーキーのパンクが、今の4人のしなやかな演奏でリビルドされていく。そして二人目のゲストとしてSPiCYSOLのトランペット、PETEが登場。出番を待つFUTURE STAGEでSPiCYSOLのメンバーがPETEにエールを送る様子はやはりこの日ならではだ。音楽で繋がった大きな家族というリアルを体現するエンディング。年々増すTOTALFATの巻き込み力を目の当たりにしたのだった。

 

【SET LIST】
01. Room45
02. 夏のトカゲ
03. 宴の合図
04. For the First Time in Forever with 東出真緒(BIGMAMA)
05. PARTY PARTY
06. ONE FOR THE DREAMS with PETE(SPiCYSOL)

 

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[text:石角友香/photo:高田梓]

 

▽TOTALFAT official site:http://totalfat.net

 

BIGMAMA

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客電が消えた瞬間の歓声、ものすごかった。みんなBIGMAMAを待ってたんだなあ、と思いながら観ていたら、ひとり多い。東出真緒以外にもバイオリンがいる。でっかいハットをかぶったヘンな男。アルカラの稲村太佑だ。バイオリン弾いたり歌ったりオーディエンスをあおったり、稲村太佑、自由かつ忙しく大活躍。2曲目、BIGMAMAの(そしてHY+BIGMAMAの)新しいライブ・アンセム「Weekend Magic」のイントロでも、しばしフロアをあおりまくってから去った。当然みんな驚喜、踊る踊る、腕が挙がる挙がる。そして次、イントロが鳴った瞬間に、オープニング以上の大歓声。「秘密」だ。序盤からもうラスト3曲みたいな勢い、ステージの上も下も。

「ひとつ思い出話をいいですか?」と、今年UKプロジェクトに入って10年経ったことを告げ、その10年より少し前の話を始める金井。大学生の頃BIGMAMAをなんとなくやってたんだけど、「かっこよくなりすぎてたみたいで(笑)」、何人もの業界人に名刺をもらった。その中で最後に残ったふたりのうち、ひとりはもうひとりのことを悪く言ったりしていたけど、もうひとりはそういうことを一切言わなかった、だから後者を選んだ。それが今のレーベルの担当者である。その時の判断は正しかったと思う。その判断を正しくしようと思ってがんばったのもあると思う──というような話をひとしきりしたあと、「要は後悔しない人生を送ってほしい、タイムマシンなんかいらないよ、ということです。そういう歌を歌います」と、「I Don’tNeed a Time Machine」をプレイ。ニクい演出。

続く「the cookie crumbles」でもゲスト=04 Limited SazabysのGENが登場、ハンドマイクでボーカルをとり、フロアの温度、さらに上がる。
「こんな天気の時に新木場に来ちゃう人をバカと言うかもしれないけど、俺は大肯定します。愛おしいです!」とお礼を言い、1日の最後でさすがに疲れが見える(と金井は感じたらしい)オーディエンスを奮い立たせる言葉を足してから、アコーステック・ギターを抱えて「No.9」へ。間奏で東出真緒のフレーズに合わせてシンガロングが巻き起こる中、金井、ギター置いてステージを下り、FUTURE STAGEへ移って歌いまくり、あおりまくる。
そしてリアドがノンストップで四つ打ちキックを踏み、金井が「Sweet Dreams」を歌い出すや、マイクを握った新里英之とパーカッションを抱えた名嘉俊、HYコンビが登場。金井の声と異様に相性のいい新里だけでなく、名嘉俊も金井と入れ替わりでボーカルをとり、後半は三声で大合唱。

そこからノンストップで柿沼広也がギター・カッティングをスタート、「MUTOPIA」へ。イントロで「アイヤイヤササ」コールが入り混じり、重く激しいダンス・ビートが響き、ミラーボールがガンガン回り、金井政人・新里英之のスイートなボーカルや東出真緒のバイオリンのメロが飛ぶ。という、すごい多幸感の中、本編が終了。

アンコールは再びメンバー5人でオンステージ。「Mr. & Mrs.Ballon」ででっかいシンガロングを起こした、と思ったら間奏でTOTALFATのJoseが現れ、さらにでっかく歌わせ、自分もさらにでっかく歌う。
そしてラストは、彼らがUKプロジェクトからリリースした最初のミニアルバムの収録曲「CPX」。多くの出演者が登場、ステージの上がすごい人口密度になり、この幸福な時間は幕を閉じた。

 

【SET LIST】
01. 荒狂曲”シンセカイ” with 稲村太佑(アルカラ)
02. Weekend Magic
03. 秘密
04. I Don’t Need a Time Machine
05. the cookie crumbles with GEN(04 Limited Sazabys)
06. No.9
07. Sweet Dreams with 新里英之&名嘉俊(HY)
08. MUTOPIA with 新里英之&名嘉俊(HY)
《EN.》
09. Mr. & Mrs. Balloon with Jose(TOTALFAT)
10. CPX

 

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[text:兵庫慎司/photo:高田梓]

 

▽BIGMAMA official site:http://bigmama-web.com/top/

 

▶︎UKFC on the Road 2016《FUTURE STAGE》ライブレポート

▶︎UKFC on the Road 2016《GATE STAGE》ライブレポート

▶︎UKFC on the Road 2016 PHOTO GALLERY

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